マウンティングに熱が入る編集担当の女性スタッフ

私の職場では出版物の原稿を作っています。

また、サイト運営もしており、立場でいうと、社員、契約社員、繁忙期に来る臨時の単発の職員、フリーランスなど、
職種でいうと、サイト作成者、インタビュアー、編集、校正、カメラマン、ライター、なぜか、格闘家や司書などなど、
珍しいのではないか、というくらいに、様々な職種の人が日々、入り乱れて、業務を行っています。

その中に、抱えている仕事の納期直前になると、マウンティングに熱が入る、編集担当の女性スタッフがいます。

彼女がマウンティングを開始すると何かの案件の納期間近だと気づくくらいなので、恐らくストレスからくるのだろうと想像しています。

彼女は、いつも、住んでいる地域の自慢をします。

東京都内で、皆が知る、高級住宅街に自宅を持っているのですが、
その場所から会社までが遠いということを納期前に言い出します。

納期前は、職場にはざわざわと様々な人が、普段以上に入り乱れるわけですが、
つまり、彼女は、できるだけ多くの人の前で、自宅のある地域の地名を喋りたいのです。

会社内のスタッフは、フリーランスの方も沢山いるため、皆が実に様々な自宅から通勤しているわけですが、
彼女のひときわ大きな声での、誰もが高級住宅街と知る、自宅の場所の連呼が、笑えます。

その場に居合わせるスタッフの中の誰かからによる、
「お、すごい、〇〇〇〇に住んでるんですか」
の一言が発せられない限り、
通勤は大変だが私の住む場所は、こういうところが便利だなど、地名を言うためだけの発話を彼女は延々繰り返します。

納期が目前で時間がないのに!

そこで、私はいつも、彼女のマウンティングをストップさせる役割を買って出ています。

編集者として非常に有能な彼女に、早く仕事をしてもらうために



私の決まったフレーズは、数種類、用意があるのですが、こんな感じです。

「いいじゃないですか、Aさん。

〇〇〇〇界隈の、優雅な朝の風景を眺めながらの通勤なんて、私には一生できませんよ~。

やっぱり、今の季節だと、〇〇〇〇あたりだと、お花が咲き乱れたお宅とか多いんですか?」

ポイントは、その地域を複数回入れることと、その地域に関して持ち上げること、そして、大事なのは気持ち大きめに発話することです。

すると彼女のマウンティングはおさまり、仕事に集中してくれます。

正直、大変に疲れますが、仕事を進行してもらわなければ困るし、だんだん、彼女がなんだか、可愛くなってきた最近です。

マウンティングを収める言動についても、“マウンティング”みたいに、何か、呼び方って、ないのですかしら。

This article was updated on June 3, 2020

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