マウンティングをする同僚・上司

職場などで、なにかとマウンティング(自分のほうがすごいと位置づけを取る)行為をしてくる同僚・上司がしばしば現われます。
 仕事上の格付けだけではなく、話題の端々で自分の方がすごい、お前より優れていると優位を主張され続けると疲れ果てて、付き合って行くのが面倒になってしまいます。
 このような人間に対してはどのように対応するべきでしょうか。
 彼らがマウンティングを取りたがるのは、人間関係を優位・劣位の位置づけでしか理解できないからです。主に男兄弟の中で育った男性によく見られる傾向で、群れを作る動物のように、集団の中で自分のポジションがわからないとどのように振舞っていいものか判断できないのです。
 彼らに対しては、そうした「マウンティングシステム」に参加するつもりはないことを表明してしまいましょう。「マウンティングを取らないで下さい・不愉快です」と宣言してしまっても構いません。最初は不興を買うかもしれませんが、そもそも職場というものは業務を進行させるために職階や立場が与えられているものであり、たとえ相手が上司であっても、あらゆる事柄に対して下の立場であるかのように振る舞う必要はゼロなのです。むしろ職場の立場を超えて人を支配しようとする振る舞いは、業務の進行に対して害さえ及ぼします。
 長い目で見れば、マウンティングでしかコミュニケーションを取れないような人材は居場所を失い、淘汰されて行くでしょう。だから彼らに対して気を遣う必要はありません。

This article was updated on June 3, 2020

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