白黒ハッキリ付けたがる

白黒ハッキリ付けたがる人の特徴・心理・対処法

白黒ハッキリ付けたがる

白黒ハッキリつけたがる人は付き合いにくい?

『白黒つける』とは決着をつける・真偽を明確にさせるという意味です。

他にも『0か100か』『YESかNOか』というような言い方もします。

使用例として

①今日こそどっちが人気者か投票で白黒つけてやろうじゃないか。

②意見が食い違って平行線のままだ。裁判で白黒つけるしかない。

③引き分けは納得いかない。延長戦で白黒つけよう。

④どっちが1着だったかビデオ判定で白黒つけようじゃないか

というふうに使います。

「仕事と私、どっちが大事なのよ?!」

「私とお義母さんどっちを優先するのよ?!」

「友情と恋愛どっちを取るかハッキリ決めてよ!」

とすごい勢いで究極の選択を迫る人がいます。

大事なパートナーだとしても仕事や家族を比較対象にされてもねぇ・・・。

それとこれとは話しが違う気がします。

ハッキリどちらかひとつを取る考え方は一概に良いか悪いかを断言することはできません。

それをこれから説明していきます。

身近に白黒ハッキリつけたがる困った人がいれば対処法をレクチャーしますので、ぜひ読んでみて下さい。

白黒ハッキリ付けたがる人に共通する特徴

白黒ハッキリ付けたがる人にはみな自信があるという共通点があります。

特徴を挙げていきますので、自分はそうでないかチェックしてみてください。

自分に自信がある

白黒ハッキリ付けたがる人は、目に見えない数字やデータに強くこだわっています。

これが一番明確な答えと言えますからね。

同じくらい仕事ができると周りが評価しているAさん、Bさん、Cさんがいたとします。

Aには○○の実績があるから自分の方が上だと主張します。

Bさんも同じように人脈や実力があって上司や部下が頼りにしています。

Cさんは東大卒でこの中では一番成績優秀だと対抗します。

このように判断材料がそれぞれ違いますので、個々の実力などは評価できますが、確実に誰が一番有能な人なのかは順番がつけにくいです。

ですが、3者とも自分に自信を持っていることは間違いないです。

勝負ごとにこだわる

白黒ハッキリ付けたがる人は、負けず嫌いで非常に勝ち負けにこだわります。

負けず嫌いな人は自分の負けが認められず勝つまで勝負したり負けそうになると放棄するズルい人がいます。

子どもの頃、誰か一人はいませんでしたか?

トランプやゲームで負けたら不機嫌になったり自分が勝ったら終わろうとする子。

子どもの頃から負けず嫌いな子は大人になってからも人に負けたくないという強い気持ちを持っている傾向があります。

竹を割ったような性格である

白黒ハッキリ付けたがる人は、サバサバした性格です。

相手が優柔不断な性格ですと馬が合いません。

そんな時は二者一択に限る質問をします。

「AとBどっちにする?」と急がしたり

「別れるの?別れないの?どっちか決めて」と恋人に詰め寄ったり

「できるの?できないの?答えはふたつにひとつよ」と相手にゆっくり考える隙を与えません。

たとえマイナスな結果であったとしても「あっそ、わかった、じゃあね」「ならいいわ」とあっさり引き下がり、相手は拍子抜けします。

せっかちである

白黒ハッキリ付けたがるせっかちな人はすぐに結果を知ろうとします
とにかく工程よりも無駄を省いて結果を知りたがります。

迷っている間が嫌いです。

きるかできないかハッキリ答えてもらえば時間の無駄にもなりません。

白黒ハッキリ付けたがる人の心理

世の中には判断が付かない場合や自分や相手が傷つかずにグレーゾーンのままでいた方がいいという場面もあります。

それなのになぜそこまで白黒つけたがるのでしょうか。

恋愛で言えば「好きか嫌いかハッキリ言って」と迫られても、もちろん好きだし、でも直してほしいイヤな部分もあるしどちらかひとつなんて決まっていません。

別れる気がないのなら恐らく好きって言ってほしいのでしょう。

完璧主義なところがあるので、どうしても「白黒つけないと気が済まない」という女性が多いのもうなずけます。

女性に限らず、性格の違いによって心理も異なりますので、紹介します。

証明したいから

できるできない結果は別として人が努力している姿は素晴らしいですね。

そりゃ、結果が出せればなお素晴らしいものです。

その姿を見てほしい、承認してもらいたい、自分に自信がある人は誰からも認められたいと思うのは当然な感情です。

どうしても白黒ハッキリ付けたがる人は、自分が勝つと絶対的自信があって自分の方が勝っていると証明して知らしめたいからです。

認めたくない

白黒ハッキリ付けたがる人は、絶対自分の方が上なのに同じ扱いをされたら絶対に納得がいきません。

こんな人と同じ扱いなんて嫌です。

認めたくありません。

自分の得意分野で勝負に出ようとします。

中途半端が嫌である

白黒ハッキリ付けたがる人は、神経質なタイプに多く

「まあまあ、どっちでもいいじゃないか」

と中途半端で終わると気分が晴れずモヤモヤだけが残って嫌です。

何日もモヤモヤした状態では他のことが手につかない、眠れなくなるといった状況に陥りやすいので白黒つけたいのです。

他人から見れば「そんなことで?」って思うかもしれませんが、神経質な人は些細な出来事にでも気になって仕方がないのです。

予定を組みたい

スケジュール管理をきちんとしている人は、前もってみんなの予定を把握してから計画を立てます。

ですが中には、

「行けたら行く」

「先の事はまだわからない」

「予定が入るかもしれない」

と言う人がいます。

いやいやちょっと待って、体調不良や訃報ならともかく、今行くか行かないか決められない?

残業になったんならその時連絡すればいいし、そもそも行く気あるんだったら遅れてごめんねでも全然いいんだけども?

先に予定を入れたのはこっちだよ?そのあとは入れなきゃいいじゃん!

ダブルブッキングしたらそっち行くかもしれないってこと?

と不満に思います。

白黒はっきりつけてもらわないと、予定や予約などが遅れるからYESかNOで答えてもらいたいのです。

別にNOならNOでも構いませんよ。

むしろハッキリしてくれた方が予定の組み直しなど二度手間にならず助かります。

白黒ハッキリつけたがる人への対処法

プライベートであれば距離を置けば済む話ですが、仕事だとそうはいきません。

確かに白黒ハッキリしなければいけない場面も多いですが、グレーゾーンにしといた方がいい場合もあります。

そんな時の対処法は3つ。

相手を褒める

白黒ハッキリ付けたがる人は、自分に自信がある人です。

どちらか一人選択を迫られても白黒つけられないこともあります。

本当は「う~ん」と思うようであっても「○○さんの考えは良いですね。

実績がありますので、参考にさせていただきます」

と明言こそ避けていますが、褒めておけば気分良く終われます。

迷っていることを伝える

計画を立てる時、1ヶ月先の予定を聞かれても「先の事はわからない」
「今日行けたら行く」と言う人がいます。

わからなくもないです。

急な出張や残業が入るかもしれないし、体調もどうなるかわからない。

メンバーにもよる。

聞いた側は

「その日は取りあえずおさえといておけばいいじゃないか」

「嫌なら来なくていいよ」

と思うでしょうが、YESかNOで答えてもらいたい。

迷っている理由を告げ、「○○日までに連絡するね」「急ぎだったら私は外してもらっても構わない」と言っておいた方が気が楽になります。

環境を変える

職場で人間関係に悩まされたときは、環境を変えることもひとつの手です。

まずは
・上司や同僚に相談する

・人事に掛け合い異動届を出す

改善しない場合の退職は最終手段です。

逃げだと言う人もいますが、ストレスがたまって人間関係に悩んで身体を壊してしまっては元も子もないです。

精神的に追い詰められてからでは遅いです。

「自分に限ってうつ病にはならない」と思っている人が多いようです。

自分の体が一番大事に決まっていますから、限界が来る前に休養も視野に入れておきましょう。

まとめ

以上、白黒ハッキリつけたがる人についてまとめました。

白黒はっきりさせたい人の心理はある程度理解できなくもないですが、受け入れるとなるとこれまた別です。

大人になるにつれて特に気持ちに対してはどっちつかずなグレーゾーンでいることが人間関係にヒビが入らなくて済むこともあります。

どちらも大切な人に変わりはありません。

それを無理やり一人に絞れと言う方が難しいですよね。