要するにが口癖

要するにが口癖の人の特徴・心理・対処法

要するにが口癖

要するにが口癖の人ってどんな人?

実は人が不快になりやすい」口癖のひとつに「要するに」があります。

「要するに」とは要点をまとめることであり、同じ意味を持つ言葉として「つまり」「要は」「結局」という言葉があります。

「要するに○○ってことでしょ?」と言われたら見下された感じがしますか?

それとも

「要点をまとめることができてるな」と感心しますか?

受け取り方は人それぞれですが、場合によっては失礼にあたります。

口癖はその人が持っている性格や心理状態を表すと言われています。

併せて注意点と対処法まで紹介しますので、最後までご覧ください。

要するにが口癖の人に共通する特徴

「要するに」が口癖の人はみな、人の話を遮るという共通点が見られます。

相手がどんな気持ちになるのか考えたことがない人です。

そんな人の特徴を挙げてみます。

リーダー的存在である

リーダーには2種類の正反対のリーダーが存在します。

強い、威厳がある、誰も逆らえない、命令する、リーダーのいうことは絶対的であるといったジャイアンタイプのリーダーと責任感が強くチームをぐいぐい引っ張っていってくれる頼れるリーダーにわかれます。

自分の意見とは違う意見だったとしても、いったんきちんと受け入れます。

ひとりひとりの意見を尊重してくれるのです。

例えばだた自分の意見を言っただけだとします。

ジャイアン気質のリーダーはそれが気にいりません。

「要するにお前はこの俺が間違っているというのか!」

「要するにお前はしたくないってことなんだな?!」

と威嚇します。

「俺のいうことは絶対だ!」というリーダーはただのみんなから恐れられているリーダーでしかありません。

上から目線である

要するにが口癖の人は、相手が話している最中に「要するにこうでしょ?」私は知ってますけど?的な言い方が上から目線な態度に見えます。

こういうタイプはやたらとその場を仕切りたがります。

人が話している最中に「要するに○○でいいんだよね?」と割って入って自分で勝手に解釈してまとめます。

そうじゃなかったとしたら相手次第では言い出しにくいものです。

相手を恥かかせないように気を使っている方がよっぽど人間できていますね。

(だからと言って言い返す人は気を使っていないということではありません)

読解力がある

相手の話が長い、この先、何を言おうとしているのか瞬時に把握することができますが、人の話を最後まで聞かないという欠点にもなります。

代弁する

要するにが口癖の人は、人が話しているときでも相手の話が長いと感じると

「要するに○○と言いたいんですよね?」

と代弁しています。

自分でオチを言った方が早いですものね。

偉そうにする

要するにが口癖の人は、「要するにこういうことでしょ」と自分の言い方のほうが簡潔かつ要点が絞れていてわかりやすいと自信を持っています。

自分に自信があるので、全ての意見をまとめられると偉そうになります。

せっかちである

会話の途中で「要するに○○ってことだよね」と頻繁に口出しする人は少々せっかちなところがあります。

要するにが口癖の人は、最後まで相手の話を聞くのが苦痛なのです。

人の話を遮断してしまってはその人の活躍の場を奪ってしまうことにもなり兼ねますので、やめましょう。

要するにが口癖の人の心理

「要するに」と言う人は人やシーンによって異なりますので、気になる心理を紹介します。

確認している

相手の話しの内容が少し難しかったとします。

質問をしながら「要するにこういうことですか?」と確認の意味で言っているわけで悪気はありません。

要点がまとまっていない

要するにが口癖の人は、相手の話が脱線してきたりダラダラ長い話にイライラが募ってきます。

「要するに何が言いたいわけ?」と言う気持ちはわからなくもないですが、言い方ってもんがあります。

話が長かったのは事実です。

「ゴメン、意味が分からないよ、もう一度○○のとこだけ話して」とこちらで要点を絞ってやんわり指摘するほうが相手も傷つかずにすみますね。

まずは落ち着いて相手の話を最後まで聞く事を心掛けるようにしましょう。

話がつまらないと思っている

要するにが口癖の人は、相手の話がつまらない、何が言いたいのかわからないと感じたら自分から切り上げる意味で「要するにこうでしょ?」と話を止めたい気持ちが強く出ちゃってます。

優越感を感じている

負けず嫌いな性格の人は相手よりも常に上を行きたいと思っています。

そのせいかライバルが自慢したりするのが非常に悔しくて張り合おうとします。

どんな時でもライバルを意識していますので、ここぞ!という時は

「要するにこういうことだよね」

「こう言った方がわかりやすいよね」

とドヤ顔。

上から目線で優越感に浸ります。

要するにが口癖の人への対処法

「要するに」と言われるのは多くの人が否定されたと反発を感じる人も多いのです。

「要するに」って言わないでほしいなんて言えませんよね。

ではなぜ「要するに」と言われたのか考えてみたことはありますか?

そういわれる原因がなにかあるはずです。

改めて考えてみましょう。

要点はまとまっているか

何が言いたいのかわからない、結局、どこら辺が大事な話だったのかと思われないように注意すべき点は以下の3つです。

一番伝えたい内容を順序良く話す

うれしい事やビッグニュースというのは興奮や驚きの感想がところどころに混じってしまいます。

それで話が長くなりますので、主語・述語をハッキリとさせることです。

話したいことは山ほどあるが、一方的にしゃべらないこと。

まずは相手が理解しているか確認します。

聞かれたことを答えるように意識すると意思疎通ができます。

抽象的な言葉は使わない

何かに例えた言葉は人によって解釈が違う、わからない場合がありますので、具体的な言葉が必要です。

「人を信じることで開く扉もある」よりも「人を信じることでお互いの信頼関係を築くことができる」に言い換えると人を信じたらどうなるか説明しています。

「例のものできましたよ」

「これが頼まれていたものです」

には「これ」や「もの」といった抽象的な言葉が含まれています。

「これが先週○○さんに頼まれていた資料です」だと、いつ誰がどうしたのかがハッキリしています。

結論から話す

ダラダラと長い話をしていませんか?

話が長い人は

・内容が脱線してくる

・話しを戻す

・感想を交えてしゃべる

・同じ言葉を何度も繰り返す

これらが話が長くなる原因です。

ではどうすれば話が手短になるのか?
それは『結論から話す』ことです。

人はみな結果から求めます。

たとえば契約が取れたか取れなかったか結果を知るまでに「あそこの取引先の状況は○○だからこういう作戦に出ました。

ご主人が大好きだという和菓子を手土産に持って行ったり、あ、大人気で1時間も並んだんですよ。

インスタにも載せたんですが、問い合わせも多くて・・

あ、すいません。

プライベートな話で・・

それでですね、夫人の身の上話にも付き合ったり・・・」

という前置きはいりません!!

苦労して契約をとったというのを伝えたい気持ちはわかりますが、真っ先に結果を知りたいのです。

「契約は無事取れました!」から話すようにしましょう。

詳細はそのうち話せる時がきます。

それまで待ちましょう。

まとめ

口癖というのは案外自分では気づかないもの。

「要するに」「要は」は相手をバッサリ切り捨てるセリフ。

知らず知らずのうちに、周囲を不快にさせるような口癖を連発していないかこの機会に振り返ってみるといいですね。