会社を辞める決意したら?準備しておく8つのポイント
退職、その後の転職を成功させるには、会社を辞めるまでの準備が重要です。
ここからは、会社を辞める決断をしてから退職するまでのポイントを以下の8つの項目に分けて解説していきます。
退職前に異動や転勤についても検討する
具体的な転職時期を検討する
自分の価値をあげる「自分磨き」「スキルアップ」の準備を
退職するまでのシナリオを描く
次の転職先が決まるまで退職しない
上司や会社関係の人には安易に相談しない
転職活動をしてみてから再検討するのもあり
転職に失敗する前にプロに相談する
それぞれ詳しくみていきましょう。
退職をする前に、まずは子会社や支店への異動・転勤についても検討してみましょう。企業によっては、系列の別会社への異動が可能なケースもあります。
仕事内容や人間関係、環境そのものが変わるため、転職に近い形で現状を変えられることも。
保険の切り替えなどのめんどうな手続きがいらないうえ、勤続年数が途切れないため、退職金や財形貯蓄を継続できるというメリットもあります。
今の環境を変える決意をしたら、退職前に一度異動や転勤についても検討してみましょう。
円満退社を目指すなら、退職する時期をしっかりと検討することが望ましいです。中には「もう辞める会社だから関係ない」という考え方から、繁忙シーズンのまっただ中や大きなプロジェクトが進行中に退職を希望する人もいますが……。
あまり好ましいとは言えませんよね。退職後にあらぬ噂や悪評をささやかれないよう、なるべく穏便に退社できるよう配慮したほうがいいでしょう。
企業によって、繁忙シーズンには違いがあります。
自分の会社の状況を見極めたうえで、実際に退職を希望する1~3か月前には退職の旨を相談できるよう計画的に行動するようにしましょう。
会社を辞める決意をしてから実際に退職するまでの期間は、次のステップに向けて自分磨きに努めましょう。だらだらと退職までの期間を惰性で過ごしてしまうのは非常にもったいないです。
次の転職先で今よりも輝けるよう、少しでも自分の価値を高められるよう自分磨きに注力しましょう。
転職先が決まっている場合:必要なスキルを身につけておく
まだ転職活動をしていない場合:役立つ資格の勉強をしておく
次へむけて前向きに行動し、転職先でいいスタートが切れるようしっかりと準備しておきましょう。
裏ワザ的な方法ではありますが、企業によってはセミナーへの出席費用や書籍代を一定額まで負担してくれる場合も。
もし上記に該当する方は、在職中のメリットを最大限に生かし、次の転職へ向けて勉強に励むという手もおすすめですよ。
退職する覚悟を決めたら、それまで前に何をするべきか、円満退社に向けた具体的なシナリオをしっかりと組み立てておくといいでしょう。退職する時期はいつがいいか
上司に引き留められてしまった時の対応は?
上司が納得する退職理由とは?
引継ぎが必要な内容
退職までに終わらせるべき仕事
上記のポイントを整理しておき、やり残しが無いように取り組むことが大切です。
特に、会社に残る方への引継ぎには十分に配慮するべき。
円満退職とはいえ、自分が退職することで周囲の人の負担が増えることは確かです。だからこそ、誠意をもって引継ぎをすることが重要。
「立つ鳥跡を濁さず」が退職・転職の鉄則です。
退職する意思が固まったとしても、次の転職先が決まるまではできれば退職しないほうがいいでしょう。仮に思ったように転職活動が進まなかった場合、「退職しなければよかった……」と、後悔することになり兼ねません。
もしこのような状況になってしまうと、経済的な不安も相まって、焦りを感じながら転職活動をする羽目に。
そうして焦って決めた新しい転職先では、今と同じように「会社を辞めたい」という壁にぶつかってしまう可能性もあります。
自分が満足できるまで転職活動に臨めるよう、できれば次の転職先が決まるまでは退職しないほうがいいでしょう。
こちらについては先ほども触れましたが、退職の意思や転職については、安易に会社関係の人に相談しないようにしましょう。本格的に退職の意思を伝える前に上司の耳に入ってしまうと、先に対策を取られてしまいなかなか退職できなくなってしまう可能性があります。
また、転職(候補)先の情報を漏らしてしまうのも好ましくありません。
すでに次の内定が決まっている場合、その会社名を伝えるかどうかは個人の判断に委ねられるケースが多いです。
が、余計な詮索をされないよう、「これから転職活動をがんばります。」や「先方からの返事待ちなので、はっきりとしたお答えができません。」などと言ってはぐらかすといいでしょう。
本格的に退職の意思を固めたはいいものの、実際に転職活動をはじめてみて、なかなか希望に合った転職先に巡り会えない!という可能性はありますよね。転職市場は日々変化しており、時期やタイミングによっては求人そのものの数が少ないこともあり得ます。
そんな時は、「やっぱり会社に残る」と再検討してもまったく問題ありません。
そういった選択肢を残しておく意味でも、次の転職先が決まるまでは「退職」を悟られないほうがいいといえるでしょう。
転職活動がうまく進まない原因として、すべて個人の力で進めようとしてしまうことが挙げられます。転職を成功させるには、必要な情報やコツを抑えること、自分に合った求人と巡り合うことが重要です。
しかし転職初心者にとって、働きながら効率よく転職活動を進めるのは非常に難しい、と言わざるを得ません。
無駄のない最短ルートでの転職活動を進めるためにも、早い段階でプロの力を借りることは非常に有効だといえるでしょう。
転職のプロとは?
転職のプロといっても、何回も転職をくり返している「転職経験者」というわけではありません。
必要なのは、転職や求人情報、転職活動のサポートなどを請け負う転職の専門家の力を借りること。
これまでご紹介してきた“会社を辞めるための8つの準備ポイント”を踏まえたうえで、ここからは『転職のプロ』について知識を深めていきましょう。