素直さがない

素直さがない人の特徴・心理・対処法

素直さがない

あなたは人の言葉に素直に「ハイ」と言えますか?

人と話をしていて同じ意見だったとしても「そうだね」とは言えず、あえて反対意見を言う人、見てはいけないと言われれば見たくなる人。

見ていいよと言われれば見る気が失せてしまう。

子どもが物をもらった時に親から「何て言うの?ありがとうは?」と促されると意地でも「ありがとう」と言えない子どもみたいです。

多分、先にお母さんに「ありがとうは?」と言われなかったらすぐ言えたのでしょうけどね。

横で美味しいものを食べていて、ジ~と見ていたら「一口食べる?」と言われて恥ずかしくてつい「いい」と答えてしまいます。

わざと人の言動に逆らう人を“あまのじゃく”と言います。

あまのじゃくは大人にもいます。

なぜ素直さがないのでしょう。

素直さがない人の共通点と特徴

素直さがない人に見られる共通点は偏屈でひねくれている点です。

人によっては素っ気ない態度を取ります。

ほとんどの人が自覚はあります。

なぜそう言われるのか性格に問題がありそうです。

詳しく特徴を見ていきましょう。

意地っ張り

素直さがない人は、一度こうだと決めたら、人がどんなに説得しても無理です。

根拠のない自信を持っていて意見が対立したら一歩も譲らない意地っ張りな性格です。

例えば子どもの頃、寒いのに薄着で出かけて本当は寒いのに寒くないと言い張って言う事を聞かない子がいたでしょう。

それと同じで図星で恥ずかしいと思う人です。

自分の非を認めない

素直さがない人はまず謝らないのが最大の難点です。

不利な状況に陥った時や自分の間違いに気づいたけど、先に指摘されたことで悔しさと恥ずかしさもあり、一切、非を認めず自分を正当化します。

頑固である

素直さがない人は他人の意見には耳を貸さない、自分の意見は正しいと思っている、自分がこうだと思ったらテコでも動かない頑固者です。

妥協は絶対にしません。

頑固者に限って自分は信念を貫いているだけと言い張りますが、他人から見れば人の意見を聞き入る事ができない人はただの頑固者にすぎません。

プライドが高い

素直さがない人は、ありがとうやゴメンねが言えません。

比較的上の立場にいる人にありがちな傾向です。

本当は甘えたいのに、、友人にも悩みを打ち明けたいのに、、

できて当たり前だと思われているため、立場的に自分の評価を気にするあまり人に頼ることができません。

「大丈夫」が口癖

素直さがない人は何でも一人で抱え込むタイプで周りが声を掛けても「大丈夫」が口癖です。

遠慮がちな性格ですが、相手側からすれば「せっかく助けてやろうと思ったのに」「次からはもう声かけなくていいか」「必要とされてない」と思ってしまいます。

否定する

素直さがない人の第一声は「でも」「だって」が多く人の意見を否定してばかりです。

多数の人が「これ美味しいね」と絶賛する中「でも本場のイタリアンはもっと美味しいよ」と上から目線でその場の雰囲気を盛り下げてしまいます。

「A子ってキレイよね」

「だって実家がお金持ちだもん、エステとか行きまくってるんじゃない」

と素直に認める事ができません。

「B氏、昇進おめでとう」

「どんな手使ったんだよ」

と悔しい思いから水を差します。

素直さがない人の心理

素直さがない人は性格によって気が強い人が取る行動と控えめな人が取る行動が全く違います。

照れている

素直さがない人は、褒められると本心を見透かされるのは恥ずかしくてなかなか素直に「ありがとう」と言えません。

内心、とても嬉しいんですが「こんなのできて当然だ」と平然を装います。

自分の全てをさらけ出すのに抵抗があります。

 

一回は断る

素直さがない人に

「仕事終わったら今夜飲みに行かない?」

「う~んどうしようかな、今夜はやめとこうかな」

「そっか、他あたってみるわ」

という場面があったとします。

メンバーがそろって楽しそうだな

一度は拒否したけどもう一回押してくれたら行くんだけどな

本当は参加したい

など一度断った手前、自分から行きたいなんて恥ずかしくて言えないのが心情です。

試している

仕事を辞める気なんてさらさらないのに「この仕事辞めたい…」と心にも思っていないことをつぶやいて「辞めないでよ」「あなたがいなかったら寂しい」などの言葉を期待して悲しんでいる様子を見て自分の存在価値を試しています。

プライドが許さない

自己愛が強く自信過剰な人は自分の非を認めれば、自分の評価は下がると考えているため自分には非がないと主張します。

たとえば、自分のミスでうっかり期限内に書類などを提出できなかったとしても

素直じゃない子:「それって絶対今日中じゃないとダメなんですか?」

上司:「まぁ明日でもいいけど、できれば今日中に」

素直じゃない子:「じゃあ明日でもいいってことですね?」

とミスを隠そうとします。

たとえ上司に

「遅延もあるかもしれないから納品書は今日中にお願い」と言われたとしても

「そしたらもっと余裕持って伝えてくださいよ」

と自分の事は棚に上げて強く出ます。

認めたくない

・素直さがない人は人が誰かに褒められると素直に「よかったね、おめでとう」と称える事ができません。

むしろ

「あなたのアイディアなの?」

「○○さんのアドバイスのお陰じゃない?」

「運が良かったね」

と認めたくありません。

素直さがない人が、自分の非を認めたくない人は責任を取りたくないから。

自己防衛が強く責任転嫁をするズルイ考えです。

素直さがない人はなにか物事に反対した結果、悪い方向に進んでしまった時、人から「ほら言ったでしょー」と言われるのがとても嫌です。

「人の言う事を聞かないからそんな目に遭うんだ」と言われているようで必ず「そんなことはない」「どうってことない」と強がります。

 

素直になりたい人はどうすればいい

素直さがない人は、今まで長い事自分をごまかして生きて来たわけですから、今から素直になると言うのは難しいかもしれませんが、変わろうという気持ちがあれば少しずつ素直な人に近づけます。

先ずは自分を信じてください。

自分に正直になる

ありのままの私を見てほしければ、自分の気持ちに嘘はつかないで正直になろう。

悩んでいる時は「ううん、何でもない」なんて言わずに人に助けを求めてください。

せっかく心配して声を掛けてくれた人がいるのですから。

感謝の気持ちを伝える

感謝の気持ちを伝えるはかんたんな事です。

誰かに何かをしてもらったら当たり前だと思わないで「ありがとう」と口に出すのです。

“ありがとう”と言われて悪い気がする人はいません。

相手も「あ~やってよかったな」と好意的に思うはずです。

謝る

自分の非を認めたくない人は謝ると言うのは負けを意味する事ですからすぐには実行できません。

謝る事ができないなら言い訳をせずにまず黙ってください。

とにかく反論しない事。

すると相手は素直さがない性格を知ってるので「何も言えないんだな、ということは非を認めた」と判断します。

まとめ

お母さんから「外は寒いから上着を着なさい」と言われてもそのまま飛び出した子どもがブルっとしている姿は傍から見たら可愛いんですけどね(笑)お母さんからしてみれば「ホラ、言わんこっちゃない」て思いますね。

なかなか素直さがない気持ちもわかりますが、素をさらけ出すことは絆が深まる事でもあります。

大人になっても素直さがないと損をします。

“ありがとう”“ゴメンね”が言える素直な人になりましょう。