感謝がない

感謝がない人の特徴・心理・対処法

感謝がない

感謝がない人ってどうなの?

人はみな仕事でもプライベートでも誰かしらと関わりを持っていますよね。

お互い助け合いながら生活して感謝の気持ちをしっかり伝えることができればいつまでも良好な関係が築けます。

しかし、他人からの親切を当たり前のように感じている人がいませんか。

“ありがとう”“お疲れさまでした”などの言葉がないと気持ちの良いものではありません。

ありがちな光景として、親が家族のためにご飯を作るのは当たり前だと思っている人いませんか。

「いつも温かいご飯を出してくれてありがとう」とまでは毎日言う人は多くいないと思いますが、手を合わせて

「いただきます」

「ごちそうさま」

で十分感謝の気持ちは伝わります。

「おいしかった」など感想を添えてくれれば、なおGOOD!

感謝の気持ちひとつで「やってよかったな~」と笑顔になります。

親切にしても「ありがとう」と細かい感謝をしてくれる人は、次も手伝ってあげようという気になりますよね。

では感謝しない人ってダメ人間なの?

それは断定できません。

感謝しない人は単に感謝するのが苦手という人もいますからそれはその人の個性だからです。

もしかしたら「喜んでくれる」と思ってしたことが、相手にとっては有難迷惑なのかもしれません。

いつもは感謝ができる人だが、直前に嫌な出来事があった、ほかの事でイライラしている、話す気分ではなかった、周囲がうるさくて集中できないなど環境や感情も関係してきます。

感謝がない人に共通する特徴

感謝がない人には“ありがとう”と恥ずかしくて言えないタイプと頑なに言わないタイプがいます。

どちらにせよ、相手に不快を与えているのは間違いないです。

基本的な挨拶からしてできないというのが共通点です。

モラハラ系やパワハラ系気質である

感謝がない人は性格的に気が強い人や、人の上に立つ人は自己主張が強く威厳があります。

「できて当たり前」

「こんな簡単なこともできないの?」

「考えれば分かるだろ」

などとちくちく責めまくります。

さらにミスをおかした事に対して

「そんな事だからいつまで経っても進歩しないんだよ」

「そんなことだからお前はダメなんだよ」

などと、相手の人格を否定して精神的なダメージを与える人です。

そんな人に他人を思いやる気持ちはみじんもありません。

挨拶や感謝は部下からやるものだと高圧的な態度でいます。

教養がない

感謝がない人は一般的な常識が通じず、非常識な行動を平気でする人です。

その背景には家庭環境の悪さや育児放棄などが考えられます。

育った環境が悪いと、十分なしつけや指導がない環境で育つと、教養が身に付いていません。

敬語が使えない、社会のルールを守れない、細かい事に対しても「ありがとう」という習慣がありません

プライドが高い

「自分は他の人とは違う」

「誰からも必要とされている」

と自己評価がとても高いです。

負けず嫌いな性格も兼ねているため絶対に譲歩しないなど頑固で融通が利かない人も含まれます。

素直じゃない

「ありがとうございました」

「あなたのお陰で助かりました」

など自然に言葉で感謝の気持ちを伝えることができる人は素直な人です。

感謝がない人は強がりだったり恥ずかしがり屋だったり、なかなか感謝の言葉がすんなり出てきません。

しかし、心の中では感謝していなくもないです。

謝らない

子どもの頃、悪い事をしたら「ごめんなさい」と謝るように親や先生から教わりますよね。

子どもでも素直に謝らない子もいますが、それをずっと繰り返していくと大人になってからでも言い訳をして自分の非は認めない人になります。

「はじめて聞きました」

「○○さんの言うとりにしたまでですけど」

「そんなこと言われましてもね~」

言い訳を並べて逆ギレしたり、開き直ったり自分の非を認めない人は傍から見てみっともないばかりではなく自分で好感度を下げています

潔く非を認めて謝った方がどんなにカッコイイか。

今後の期待度も高まります。

自分優先である

感謝がない人は自己愛が強く、自分さえよければ人はどうでもいい。

相手の心境や痛みをわかろうとしない人です。

人は「自分がされて嫌な事は他人も嫌なはずだ」と思いやる事ができますが、自分優先で考える人は自分がされて嫌な事は文句を言ったり攻撃をする人です。

見返りを求めている

「以前助けてやったから今度はあなたの番ね」と見返りを求める人は感謝の気持ちが薄い。

次第に、相手の厚意や配慮についても、感謝すべきものだと感じられなくなってしまいます。

「お互い様なんだからいいじゃない」とただ見返りを求めるだけの人です。

欲が深い

欲が深い感謝がない人は言葉だけでは足りません。

親切心から動くのではなく対価を求めて動く人は、それが得られなかった時、やってあげた事を時間の無駄だと非常に後悔します。

ちょっとしたお願いを頼んだくらいは何とも思ってません。

高価な品物やそれ相当の金額を与えてもらわなければ、正直に感謝できないのです。

人任せである

感謝がない人は、

「誰かが動くから自分はしなくてもいいだろう」

「誰かがしてくれるだろう」

という人任せな性格です。

「これやっといて!」

「後はよろしく!」

とコチラの都合も聞かず、仕事を押し付ける人。

その後、「あれどうなった?」とまるで他人事のように聞いてくる。

感謝のカケラもない人です。

感謝がない人の心理

人の親切を当然のように受け取り「ありがとう」を言わない人がいます。

別に感謝してほしくて手伝ったわけではなかったけど、「ありがとう」という言葉は自然に出てくるものだと思っていました。

しかしそんな態度を取られると悲しくなるし、ムカっともくるしなんだかモヤモヤします。

たったひと言“ありがとう”の言葉が言えないのはなぜでしょう。

とても気になるところですよね。

納得のいく仕上がりではなかった

労力を割いたことに対して感謝しないどころか文句ばかり言ってくるのは、自分の思い通りではなかったのにお礼を言う必要なんかないと逆に不満タラタラです。

人に頼んどいて不平不満を漏らすのは筋違いですよね。

やってもらって当たり前

比較的上の立場にいる人や経営者は自分は偉いんだからやってもらって当たり前、賃金を払っているのだから逆に感謝されたいほどだと主張します。

家庭で言えば「母親が家事・育児家族の世話をするのが当たり前だ」と思っている世の中の旦那や男性や昔気質の姑や舅。

政治家も育児休暇を取る時代で“イクメン”という言葉も浸透しているくらいですから、今どきそんな考えじゃ、お嫁さんは来ませんよ。

頭に入れておいてくださいね。

自分もお礼を言われた事がない

感謝がない人は、育った環境で基本的な

「おはよう」

「行ってらっしゃい」

「お帰り」

「お疲れさまでした」

「いただきます」

「おやすみ」

などの挨拶が全くなく労いの言葉もない家庭で育つとその日常生活が当たり前の光景だと認識したまま大人になりました。

だから相手から一般的な挨拶をされても戸惑うかスルーしてしまいます。

恥ずかしい

感謝の気持ちはあるのだけど、年下に礼を言うのは恥ずかしい、照れるといった気持ちが隠れています。

中学生以上になると親に挨拶をするのが恥ずかしい年ごろに差し掛かります。

特に男の子は毎日世話をしてくれる親に改めて「毎朝早く起きてお弁当を作ってくれてありがとう」「何か手伝おうか?」などと
なかなか言う事ができないのと同じです。

筆者も経験済みで理解できなくもないですが、社会人になれば自然と口に出るようになります。

タイミングを逃してしまった

感謝がない人は、感謝の気持ちを表そうと思っていたが、「言おう言おう」と戸惑っているうちに、会話が次に行った、その場を離れたなどタイミングを逃してしまいました。

その場でタイミングを逃してしまっても「あの時はあなたのお陰で助かったよ」と後からでも言えるようになりたいですね。

軽く見ている

感謝がない人は、

「たったこれくらい」

「これくらい大したお願いではない」

「誰にでも簡単にできる仕事でしょ」

と軽く見ているため、別にお礼は必要ないと勝手に思っています。

その癖自分がしてあげた事はどんなに些細な事でも良く覚えていますからいつまでも恩着せがましいんですよね。

諦めている

感謝がない人は苦手なものは苦手だし、できる人がやればいい。

できる人がやった方が絶対に効率が良いと考えています。

そう考えて、感謝がない人は自分が苦手な仕事を人任せにしているのです。

努力が報われずに傷ついた経験がトラウマになって、

「頑張っても無意味だ」

「自分には無理」

と心のどこかで決め付けてしまっています。

感謝がない人への対処法

せっかく手伝ってやったり親切にしたのに感謝できない人とは友達でいますかor友達をやめますか?

悪い奴ではないけどもう少し感謝の気持ちを表してくれてもいいんじゃない?とモヤモヤしてしまいますよね。

そんな人には感謝していないことを気づかせるのです。

同じ仕返しをする

感謝がない人にこちら側も感謝の気持ちを出さないという、ちょっと人を試すような行動で相手の反応を見ます。

自分は感謝しないくせに、相手には感謝を求める。

そんな都合の良い話はありません。

「あ、そうだったね、~してくれてありがとうという感謝の気持ちは大事だよね」と相手にそれとなくアピールして気づいてもらいましょう。

指摘する

感謝がない人は誰にでも感謝しません。

感謝が出来ていない場面を見たり遭遇したら、すぐさま「○○さんのお陰だよね~」と周りが持ち上げましょう。

「△△さんも助かったんじゃない?」と誘導してみるのもアリです。

期待しない

してやってことに対して感謝されるのは当たり前だと期待しているから、お礼の言葉がないとガッカリしたり、腹が立つのです。

感謝しない人には「所詮そんな人だから」と割り切ってはじめから期待しないでその場をすぐに離れて気にしないようにしてください。

「やっぱりお礼はなかったな」「お礼も言えないなんて幼稚な人」と心の中であざ笑ってみるといいでしょう。

まとめ

人の良い所よりも悪い所は目につきやすく文句言いたくなりますよね。

でもそんな人が増えたら困ります。

自分だけはそうならないように気を付けたいものです。

どんな事にでもしっかり感謝を伝えられる人になったら好感度は上がります。