配慮がない

配慮がない人の特徴・心理・対処法

周りに「この人配慮がない」と思う人いませんか?

または「配慮がない」と言われて落ち込んだことはありませんか?

配慮がないと言われるよりはやはり気が利く配慮できる人と言われたいですよね。

A子さん(25才/事務員)は職場に配慮がない後輩(21才、22才)が二人もいて自分が上司に気を使ってるとため息ついていました。

上司や来客に出すお茶汲みが当番制ではないため、手が空いている人、気が付いた人、上司の近くにいて指名された人がお茶を出すような形になっていますが、いつも後輩は知ってかしらぬか動こうとしません。

すぐに対応しないと失礼にあたりますし、後輩が動くのを待っていたらいつになるかわからないので結局毎回お茶を出すのはA子さん。

むしろこの際、A子さんの担当だと勘違いしているかもしれません。

せめて後片付けくらい「しますよ」とも言えないのだろうか。

月末の残業になると仲が良い後輩二人は「今夜用事があるので帰りまーす」とプライベート優先です。

30日は1時間ほど残業になるとわかっているのならば、少しくらい調整すればいいのに。

忙しい棚卸し時期になると休憩時間は交代で時間をずらして2組に分かれて休憩します。

A子さん達は5分早めに切り上げて交代しますが、後輩たちはいつも通りに戻ってきます。

これは言わないとわからないのか、このまま見過ごすのか迷っています。

配慮がない人の特徴や共通点

配慮がないとは機転が利かない、細かい配慮にかけているという意味です。

そんな配慮がない人に見られる共通点は鈍感であると言えます。

中には天然だとも考えられます。

では配慮がない人はどんな人なのか特徴を解説していきます。

相手の立場になって考えない

配慮がない人は、相手への気遣いのつもりが、状況によっては邪魔をしてしまうこともありますよね。

大勢でお見舞いに押しかける、ミスした時に笑って励ましてくるなど無神経なところがあります。

配慮がない人は良かれと思って行動しています。

自分しか見てない

配慮ができる人は周りをよく見て行動しますから、自分がコピーに立とうとしたら同じようにコピーと取ろうとしている人に「ついでにやっておきます」とサラッと言える人。

飲み会で料理を取り分ける人。

それができない人は悪いとは言いませんが、自分しか見てない人です。

空気が読めない

配慮がない人は、今何をしてほしいのか状況が掴めず、空気が読めないいわゆるKYな人です。

周りの状況を把握しないまま何でもかんでも思った事をすぐに口走る人です。

上司が機嫌悪そうにしていても状況に応じて必要ならば構わず向かって行くタイプです。

自分から行動しない

例えば暑い日に外回りから帰ってきた営業マンにすぐに冷たい水を差し出す人は配慮できる人です。

しかし配慮がない人は「水持ってきてくれない?」と言われるまでわからないようで指示があるまで自分からは動きません。

指示待ち人間は要領が悪く何をしたらいいかわからないので何でも人任せです。

恩返しができない

配慮がない人は小さな恩返しも考えていない人です。

何か手伝ってもらったり親切にしてもらったりしたら「ありがとう」と飲み物を差し出すなり、後日、ちょっとしたお礼ができる人は気を使える人です。

配慮がない人はやってもらって当たり前と思う人です。

そのくせ自分は見返りを求める傾向があります。

配慮がない人の心理

配慮がない人は、同じ環境にいる人は自分と同じ考えを持っていると思っています。

極端な話、兄弟がいる家庭で育った子は、よその子どもはなぜ一人しかいないのか理解できません。

それと同じように視野が狭く何事にも自分中心に考えています。

ですから面倒くさがりな性格の人は面倒な事はしたくない、後回しにする、誰かのために時間を割くのは嫌だと困った人を見ても見て見ぬフリをします。

そして面倒くさがりの人は掃除や片付けが嫌いなので散らかっていても何とも思いません。

ですから配慮がない人は落ちているゴミを拾う、備品を片づけるついでに棚の中まで整理整頓するなんて事は絶対にしません。

結果、自覚がないから周りから配慮が足りないと言われてしまうのです。

なぜすぐ行動に移さないのか心理を読んでいきましょう。

自分からは手を差し伸べない

“困った時はお互い様”と言います。

しかし、配慮がない人は、助けてもらって感謝はしますが、次は自分がしてやる番だとは考えません。

その時の場合による、頼まれたらする、くらいの浅い考えです。

自分に利益がないと判断

配慮がない人は、仕事の対価としてお金を得る事だけに生き甲斐を感じています。

そのため損得勘定で動く人は自分に利益が無いならやっても意味がない、時間の無駄だと行動する気が全くありません。

他人の事で時間を取られるくらいなら少しでも自分の時間にした方がマシです。

余裕がない

配慮がない人は、自分の事だけで精一杯で他人を気遣う余裕がないと思われます。

他人のためにお金を使う事が嫌なので、退職祝いに花束を贈る、社員でお金を出し合って何かを祝う行事などが嫌でたまりません。

やりたい人だけでやればいいと思うケチです。

自分さえよければいい

配慮がない人は、ナルシストで自分が大好きです。

配慮がない人は、

・主役よりも目立った格好をする

・披露宴ではNGとされる白っぽいドレスで参列する

・自分の仕事が終われば周りが残業していようとお構いなしに退社する

・他人の迷惑も考えずに大きな声で騒ぐ

など自分の事しか考えていません。

自分がしたいようにポリシーを守っています。

他人の目を気にする

寒そうにしている人にブランケットを貸してあげる、暖房の設定を変えるなどよく気が付く人もいますが、配慮がないと言われている人でも気づいてないわけではありません。

配慮がない人は、

「キザだと思われないか」

「断られたら恥ずかしめに遭う」

「まあいいや」

「出しゃばりだと思われないか」

「勝手に温度設定して余計だと思われないか」

と中には気にする人もいます。

嫌な事はしたくない

配慮がない人は、人に気を使って生きるのが嫌。

人のために動く気はありません。

同じ給料もらって働くなら少しでも楽したい、残業はしたくない、何かにつけて時給に換算してばかりで仕事以外での親睦会や飲みの付き合いはしたくありません。

思いやりがない

配慮がない人は、前の人が重い荷物を数個抱えてバスに乗り込もうとしている人がいる時や高齢者がゆーっくり乗ろうとしている時に「早くしろよ」みたいな冷めた目で見ています。

配慮がない人は、「おっそい」「とろい」と思うだけで一つ荷物を持つどころか気を利かせて手を貸す事すらできません。

配慮できる人とできない人の違い

ここではよく配慮できる人の例を挙げていきます。

・ついでに~してくれるかしないか

飲み会で自分の注文の後に「他に何か頼む人いませんか?」と一声かける人
・ドリンクバーで自分の飲み物だけついでくる人

・裁縫道具や折りたたみ傘やICレコーダー、制汗スプレーを持ち歩いている人

・ストッキングやマスクの予備を持っている人

配慮が足りないと言うよりも小さな事に気が付く人の行動が目立ってしまい、結果、配慮がないと思われてしまうのです。

あなたはどちらのタイプでしたか?

配慮がない人への対処法

配慮がない人に対してイライラしたときの対処法はいちいち反応しないことです。

自覚がない人がほとんどなので指摘しないと気づきません。

また指摘したとしても響かない人が多いので、自分だけがイライラしてもバカらしいです。

ですから相手を変えようとは思わず自分がうまく対応する事だけを考えましょう。

期待しない

配慮がない人の言動に対して、感謝の言葉がないとか、「なんでこうしてくれないの?」といった期待をすれば余計にストレスになります。

初めから期待はしない方がいいです。

期待外れでも「やっぱりね」「最初からあてになんかしてないしわ」とガッカリ感も少しですみます。

良い所を見つける

配慮がない人の悪い部分が目についてしまうからイライラするのです。

配慮がない人にも一つくらいは良い所があるかもしれません。

あなたは他人への気遣いが出来る人ですから、配慮がない人の良い所も探せるはずです。

そこが見えればイライラも軽減できるでしょう。

アドバイスをする

配慮が足りない人の中には天然な人もいます。

言わないとわからない人です。

命令口調ではなく「こうした方が好意を持たれる」と褒めて伸ばしましょう。

まとめ

配慮がない人は好感が持てません。

配慮がない人にイライラするよりも、気が利く人に目を向けて、「あんな風になりたい」と自分磨きに時間をかけて好感度を上げたほうが良くないですか?