だからが口癖

だからが口癖の人の特徴・心理・対処法

だからが口癖

「だから言ったでしょ!!」

楽しい夏休み、宿題もせずに遊びほうけて後半あたふたしていると必ず親から言われるこのフレーズ。

お母さんは結果が見えていました。

この「だから」には

「今やっとかないとあとで大変な事になるよ」

と再三注意したにもかかわらず、いう事を聞かないで遊んでばかりで後になってあたふたしている子どもに対して呆れたり怒ったりしています。

わかってはいるんだけども、誘惑に負けたり、あとであとでと引き延ばしているとこうなっちゃうんですよね~。

「何とかなる」

「どうにか間に合うもんだな」

子どもの頃から幾度となくこんな場面を切り抜けてきた人は、大人になってからも先延ばしが抜けきれない傾向にあります。

何事にも少し余裕を持っていた方が気が楽ではないでしょうか。

しかし、いくら論理的に言っても通用しない場合があるのも事実です。

だからが口癖の人の特徴

「だから」が口癖の人には2通りのタイプが存在します。

前に述べた事柄に対して結果を示す。

事実を言っている。

「上司が無能だ。だから部下が付いてこない」

「売り上げが落ちた。だからもっと本気を出せ」

論理的に話をする人。

冒頭から

「だーかーらー、もぉぉ何度言わせるつもり?」

「だからぁ~俺の言う通りにしないからじゃん?」

「だから前にも言ったよね?」

と怒る人もいれば上から目線で話す人。

同じ口癖でも性格がまったく異なりますので、それぞれ特徴を挙げていきます。

頼り甲斐がある

だからが口癖の人は、人をまとめる力を持ち合わせていますのでリーダー的存在になります。

とても頼り甲斐があります。

「お前はこうだからこうした方がいい」

「ここはこうだからこうした方がいい」

と、その人その時に合わせた対処法を的確に指示できる人です。

相手の意見も尊重できる人は周りから慕われています。

自己主張が強い

自分に自信がある人に多く見られる傾向は「自分の意見は常に正しい」と主張します。

他人にも「○○だからこうするべきだ」と自己主張が強いです。

意見が通るまで正論を述べて主張します。

意見を押し付ける

人にはそれぞれ向き・不向きがあります。

自分のやり方とペースもあって、それをよっぽどのことがない限り周りがとやかく言う必要はありません。

「君は要領が悪い。だからこうした方がいい」

「うちの会社はずっとこのやり方を通してきた、だからそれでお願いするよ」

自分の価値観を他人に押し付けるのはよくありません。

相手の意見も尊重できる人こそ人が付いてきます。

相手を否定する

「このやり方の方が断然早い。そんなんだから後輩にも抜かれるんだよ」

「お前はトーク術に欠けている、だからいつまで経っても出世できないんだよ、○○を見習いたまえ」

「君は接客に必要なスキルがない、だから○○の資格を取った方がいい」

アドバイスだけならまだしも相手を否定して自分の意見を押し付ける最も嫌われるタイプのひとりです。

警告する

だからが口癖の人は、気が強くて言いたいことは我慢しないタイプ。

間違ったことをする人や危なっかしい人がほっとけなくて、つい「こうした方がいい、ああしたほうがいい」と自分の失敗談を話したり世話を焼きます。

相手はお節介に感じているでしょう。

その通りにしなかったら「間違っても知らないよ」と捨て台詞を吐くこともしばしば。

だからが口癖の人の心理

「だから」には強く証明したい心理を表しています。

どんな時にそういう心理が働くのか紹介していきます。

相手が失敗した

「どうせやっても無駄だからやめておけ」と言われて「うん、そうだね」と諦める人ばかりではありません。

自分の実力を試したい、やらないで後悔するよりもやって後悔した方がいいとチャレンジすることは人として成長します。

それにやってみないとわからないものです。

たとえ、それが失敗に終わったとしても。

だからが口癖の人は、

「だから言わんこっちゃない」

「ほらな、俺の言ったとおりだろ?」

とあざ笑います。

証明したいだけ

だからが口癖の人は、注意をしたにもかかわらず、相手が無視したり間違っていたとなると

私の言う通りにしていれば問題なかったはずだと上から目線になったり説教します。

相手の言動を注意した→いうことを聞かず悪い結果になった→自分の正しさを相手に証明したいだけです。

「やめておけ」とAに言われたにもかかわらずBはチャレンジして失敗したとしても

「あ~あの時、Aの言う通りにしておけばよかった」と素直に受け止めますか?

別にAに言われなくてもBは普通に結果は受け止めたと思います。

Aは忠告を無視する相手を気遣うことなく自分の意見は正しかったと自慢しただけです。

心配している

だからが口癖の人は、過去の経験や失敗談から相手の事を良かれと想って忠告しています。

しかし、その忠告を素直に聞く人ばかりじゃありません。

失敗や間違いもするでしょう。

そういう時に「だから言ったじゃん」と出ます。

イラだっている

冒頭「だからー」と言い始める人は「さっきも言ったよね?」的なニュアンスがあります。

「何度もおんなじこと言わせないでよ」とイラ立ちを隠せません。

これはまだマシな方で忙しくて相当イラ立っている人や短気な人は「1回説明したらわかるはずだろうが!」と二度目はないです。

相手は怯みますね。

他の人に聞くしかなさそうです。

だからが口癖の人への対処法

たとえ失敗したとしても自分に悔いがなかったら他人がどうこう言う資格はありません。

「ほらねだから言ったよね?」と言う人には誇らしげに

「後悔はしていない」

「さらなる意欲が湧いてきた」

とチャレンジする姿を見せつけておけば今度は応援してくれるでしょう。

「だから何度も言わせないでよ」とすぐに怒る人には、ミスをなくすようにするのはもちろん、素直に「すいません」と謝り、

「○○さんみたいになるにはどうしたらいいですか?」

と取り入ることで相手を気持ちよくさせて攻撃を少しでも減らせる手があります。

その手が通用しなかったら二度は聞かないことです。

周りの誰かに助けを求めましょう。

誰もいなかったら自分で調べるしかないです。

まとめ

失敗や間違いを起こした相手に「だから言ったじゃん」と得意げにあざ笑うよりも、気遣いを見せられる余裕があることが一番です。

新しい事にチャレンジして失敗に終わった人には「よくやったね」「刺激になった」などの労いの言葉を掛けることができる

素晴らしい人になりたいものです。