根気がない

根気がない人の特徴・心理・対処法

根気がない

何をやっても続かない根気がない人。

途中で投げ出す性格なんとかならない?と思っている人は多いはずです。

子どもの頃からサッカーを12年続けていた兄は2軍だったとはいえ体力面・精神面はとても強いです。

現在は社会人3年目として人材派遣会社で働いています。

一方、4才年下の弟も兄の影響あってか運動は好きで幼稚園の頃からサッカー・水泳・ソフトボール・体操教室・習字・やりたいと言ったスポーツや習い事は一通りやらせてあげました。

ただどれも半年~1年も続かないのです。

唯一最後まで続いたのは中学の部活サッカー(2年2ヶ月)だけでした。

今思い返せばスマホは1年おきにお年玉で買い替えているし、細かく言えばコレクションのジャンルが多い、大学に入ってからコンビニのバイトは2年で3回も変わっています。

本人曰く一か所に留まるのは好きじゃないと。

理由がどうであれ根気がない人って見なされます。

周りから「ダメな奴」とレッテルを貼られ兼ねますので、親御さんは心配しています。

昔は“気合で乗り切る!!”なんて言われてたもんです。

「最近の若いヤツは根気が足りん!」と言われていますが、その特徴を見てみましょう。

また根気を出す方法も大公開!

ぜひ参考にしてください。

根気がない人に共通する特徴

根気がない人には続かないという共通点があります。

〇〇が続かない、すぐ飽きる、途中で投げ出すなどマイナスポイントが大きい特徴ですので、生活や仕事にどう影響してくるのかも併せて説明します。

身近にいる困ったさんはどのタイプにあてはまるのかチェックしながら見てください。

転職を繰り返す

仕事がキツくなったりつらい事やがあると、我慢できずにすぐに仕事を辞めてしまう典型的な根気がない人に多く見られます。

転職が多いと企業側でなくても

「飽きっぽいのでは?」

「またすぐ辞めるんじゃないか」

とみんな疑ってしまいます。

集中力がない

根気がない人はデスクワークにしても現場にしても一つの作業に長く集中できません。

すぐ、スマホに目が行ったり、他人が通ると目で追ったりどことなく落ち着きがありません。

人の話も長くは聞けません。

上の空だったり、他の考え事をしていたりその態度に相手はイラっとします。

製造業など根気のいる仕事には向いていません。

面倒くさがり屋である

面倒くさがり屋で根気がない人は先の見えないゴールが嫌です。

途中で嫌になったらすぐ諦める習慣がクセになっています。

パズルや単純作業の繰り返しなどは向いていません。

熱しやすく冷めやすい

好奇心旺盛で何にでも興味を持つのは良い事なのだが、すぐ飽きてしまういわゆる“熱しやすく冷めやすい”タイプの根気がない人。

あれこれ多趣味ではあるが、どれも3日坊主で終わってしまうのが難点です。

途中ではあるが、自己満足であれば本人にとっては問題なし。

自分にも甘く他人に甘い

根気がない人は非常に意思が弱いです。

自分が可愛くて仕方ありません。

甘い誘惑に弱く善悪の判断が付きません。

ですから、その場の軽いノリに流されてしまいます。

みんなが○○するから一緒に、みんな一緒だと怖くないと思ってしまうタイプです。

目標がない

「〇〇大学に行って○○を学びたい」と明確な目標がある人はそこに向かって必死に勉強します。

しかし目標がなく

「とりあえず進学できるところに行く」

「周りが進学するから」

「今やりたい仕事が見つからない」

「大学でやりたい事を見つける」

など消去法で進学するとでは受験のモチベーションが全然違います。

これでは不合格でもさほどショックはなさそうです。

苦労して入るより入れるところに入れればいいといった感じです。

漠然とした目標を持っていない人は社会人になっても苦労を知らず、嫌な事があるとすぐに転職を視野に入れてタイミングを待って過ごしています。

実家暮らしである

一人暮らしであれば毎日炊事・家事を自分でこなさなければなりません。

経済的な問題もありますので、少々つらい事があっても簡単に仕事を辞めたりはしません。

守るべき人がいる所帯を持っている人もそうです。

ですが、お金に余裕がある人や特に実家暮らしの人は身の回りの世話をしてくれる人がいます。

家族に全てを頼っている人は、継続の力が欠けて根気がない人になる傾向にあります。

無責任である

根気がない人は仕事中、手を抜いたり、適当な気持ちでやってしまいます。

それでもやりかけた仕事を途中で諦めたり投げ出すわけですから無責任な人と言われても反論のしようがありません。

そんな人に大事な仕事は任されるはずがありません。

根気がない人の心理

根気がない人はなぜ根気がないのか、原因と心理を探ってみましょう。

楽をしたい

そりゃ人間ですもの。

誰だって苦よりも楽を選びたいに決まってます。

ですが、みんながみんな楽を選んでしまったらどうなるでしょう。

キツイ仕事も汚いみんなが嫌がる仕事も誰かがやらねばなりません。

根気がない人は率先して動きたくないです。

効率が悪い

中には時間を忘れるくらい何かに没頭していた人もいるかもしれませんが、休憩や息抜きは必ず必要なもの。

一般的であればこの仕事が片付いたら一息入れよう、キリが良いところで休憩しようと線引きがあります。

でも根気がない人は仕事に対する熱意が伝わりません。

ただただ与えられた仕事をこなしているだけ。

休憩までの時間を気にしたり、スマホチェックをしたり、やりたくない作業は後回しにしよう、誰かがやってくれないかな~と怠慢で仕事の効率が悪いです。

守る人がいない

独身で恋人もいないとなると、ただただ毎日仕事をするためだけに生活していると寂しさや窮屈さを感じるようになります。

先の楽しみもない、何のために仕事しているんだろうと意欲が失われてきます。

目標を持つ事で回避できますが、根気がない人にはその目標がありません。

我慢したくない

どんな職場であろうと職種に関わらず我慢しなければいけない事って必ず出てきます。

根気がない人は自分を抑えきれずに全部吐き出します。

言い訳もするしわがままで自由奔放。

我慢してまで続けることに意味があるとは思えません。

根気がない人への対処法

根気がない人にはまず大事な仕事は任せないことですね。

そして一人にはしない。

リーダーがいるチームと組ませることです。

初めての仕事は誰だって最初から器用にこなせる人は少ないです。

指導側も「見て覚えろ」ではなく丁寧に指導する必要があります。

もう3日坊主とは言わせない!根気を出す方法3つ/h3>

1.習慣づける

毎日の生活の中で小さな事でもいいから習慣をつける癖を付けましょう。

歯磨きだってそうです。

子どもの頃、

「食べたら歯磨きをしなさい」

「虫歯にならないように歯磨きをしよう」

と先生や親に教わっているはずです。

大人になってからも「虫歯になりたくないから歯磨きをしよう」と思って毎日歯を磨いていませんよね。

虫歯の治療の経験がある人・ない人いますが、歯を磨くのは習慣づいて当たり前の行動となっているのです。

体が勝手に動きます。

習慣がインプットされているのです。

ですから習慣と言うのは大事です。

長文ではなく簡単な日記を毎日付ける、3日に1回だったものを毎日するように心掛けてください。

ちなみに筆者は3.4日置きだったフロスを毎日仕上げないと眠れなくなりました。

たまに忘れて寝床に就くとモヤモヤしたものです。

2.声掛けをする

根気のいる作業はなかなかモチベーションも上がらないものです。

仲間と再確認の意味でもある声を掛け合ってモチベーションを上げていきましょう。

ミス防止にもつながります。

3.目標を立てる

根気がない人には小さな目標でも結構です。

まずは途中で投げ出さないで最後までやり抜く達成感を味わうのです。

やる気と言うものは出たり出なかったりするものですが、
達成感のすぐあとは「よし!次も頑張ろう」とテンションが上がっていきます。

そして自信も付いてきます。

何よりも経験を積む事これに限ります。

まとめ

以上、根気がない人についてまとめました。

やはり今まで習慣づいた悪い癖と言うのはすぐに直るわけではありません。

逆に言えば良い習慣さえつければ長続きするという意味でもあります。

心掛けが大事です。

根気のある人になれば心にも余裕ができ多方面で活躍できるチャンスも生まれます。

自分が変わるきっかけとなってくれれば幸いです。