他人の不幸を喜ぶ

他人の不幸を喜ぶ人の特徴・心理・対処法

他人の不幸を喜ぶ

人はみな幸せに生きている人ばかりではありません。

家族に不幸があった人、天涯孤独な人、貧困家庭、事業がうまくいかない人、不慮の事故に遭って不自由な体や生活を余儀なくされた人、つらい事があっても前向きに生きている人も存在するのです。

第三者から見れば「それくらいで?」と少しの悩みでもメンタルが弱い人もいれば、深刻な悩みを抱えているが、とても明るく前向きに捉えてはいるが、程度の問題ではないのです。

それなのに、他人の不幸を茶化したりする人がたまにいますよね。

・「葬式に行くとつい笑ってしまう悲しみの感情はない」

・「昔、蛭子が大事にとっておいたプリンを息子の友人が食べてしまい、腹が立ち、同じ場面をバットで惨殺する漫画を描いた(恨みのある人物をその都度漫画で惨殺する)」

・「自身の第一子が障害児と判明、死産の際、喜んだ」

とこれはほんの一例ですが、数々のクズ伝説を持つ漫画家の蛭子氏が言った言葉です。

言わなくてもいい事を堂々と発言してここまでくると異常ですね。

いったいどうゆう神経してるんでしょう・・もはやサイコパス、ゾッとします。

ここまでひどい発言をする人はあまりいないでしょうが、程度に関わらず、あなたが不快な気持ちになればそれは他人の不幸を喜んでいると捉えるでしょう。

よく“他人の不幸は密の味”と言いますが、果たしてどうでしょうか?

今回“人の不幸を喜ぶ人”をテーマに相談内容と共に特徴や隠された心理を掴んで対処法を見つけましょう。

地元の企業に勤めるY氏(20代前半/営業)は度重なる先輩の失言にイラ立ちを隠せません。

交通事故で入院した同僚のお見舞いに行った時に先輩の放ったひと言は「羨ましいな~綺麗なナースがたくさんいて、俺も入院して可愛い彼女でも見つけたいよ」「いい女がいたら紹介しろよ」でした。

同僚の約1ヶ月の入院で仕事量が増えて全然大丈夫だったよと言えばウソになりますが、好きで入院したのではないし、責める事はできません。

退院後の第一声も「いいよな~1ヶ月もニート生活で。

ニートでも保険金や手当ガッポリ入るんだから」「迷惑かけたんだから飯奢れよな」「ニートでお金もらえるんだったら痛いのなんか我慢できるよなッ」など、いたわりの言葉は一切ありませんでした。

おとなしい同僚は「あはは…」と苦笑いするだけでしたが、聞いていて腹が立ちました。

Y氏が営業成績が振るわず落ち込んでいる時も黙っとけばいいものを「今月は生活できないんじゃないか」といちいち突っかかってきます。

この先輩にはどう対処していけばいいか実体験を交え解説いたします。

他人の不幸を喜ぶ人の特徴や共通点

若者の間でメシウマというネット用語が流行っているのはご存知ですか?“他人の不幸で飯がうまい”という意味です。

現在自分が不幸な状況に陥っていると、どうしても他人の幸せを素直に喜べない心理はわからなくもないです。

そんな気持ちを持つ人の特徴を挙げます。

意地悪な性格

他人の不幸を喜ぶ人は、人の不幸を喜ぶくらいですから性格が悪いとしか言いようがありません。

他人の不幸を喜ぶ人は、

転んでケガしても「何それ、超ウケるwwwドジすぎ!」

恋人にフラれた時も「超ウケるwww地味だからフラれて当然」

同級生が事故って廃車した時も「超ウケるwwwスピード出しすぎでしょ自業自得だよ~」

と心配どころか笑いに変えます。

他人の不幸を喜ぶ人は、見下した相手にはとことん意地悪で時間制限を設け無理難題を押し付けようとします。

こっちの「やり方が効率よかったのに~」と後から指摘するのです。

ライバル心むき出しにする

完璧主義で負けず嫌いな人に他人の不幸を喜ぶ人は多く見られます。

自分が一番だと自負しているので、自分より才能がある人を妬む傾向があります。

人一倍努力はしていますが、ライバル心むき出しで攻撃します。

嫉妬心が強い

他人の不幸を喜ぶ人は、

・自分より学力・能力・地位や名声が上

・自分より容姿が衰えている者が結婚して幸せな家庭を築いている

・自分より出世が早い

など自分も決して見劣りしていないが、身近であるため、自分の生きざまを否定された気分になり嫉妬心が強いです。

他人の不幸を喜ぶ人は、相手を勝手にライバル視する傾向があります。

人の立場になって考えない

相手の立場になって考える人は「もし、自分がこうされたら嫌だな、だからやめておこう」ととどまる事が出来ますが、他人の不幸を喜ぶ人は、後先考えず相手の気持ちなど考えないで発言するのです。

他人の不幸を喜ぶ人の心理

他人の不幸に対して優越感や満足感を覚えることは、恥ずべき感情であり、かつ不謹慎であります。

不幸話を全ての人が同情しているとは限りません。

口に出していってしまう

表面では

「大丈夫?」

「大変だね」

「何かあったら相談してね」

「かわいそう」

と慰めても心の中では、

「別にどうでもいい」

「ざまーみろ」

「自業自得だ」

なんて思っている人もいるのですが、口に出して言わないだけまだマシだと思います。

ですが、あっけらかんと口に出してしまう普通では考えられない隠された心理を以下にまとめました。

・「未婚だというだけで既婚者より信用がない」

・「自分は頑張って入社したのに無能なコネ入社の奴が許せない」

・「容姿が良いというだけでみんなからチヤホヤされる」

・「上司にゴマすって出世した」

不公平からくる不当な扱いに対して、怒りを覚える事は自然な心理です。

そうゆう人が少しでも失敗すると、他人の不幸を喜ぶ人は嬉しくて仕方がないのでしょう。

失敗するごとに当然の結果だと笑い飛ばします。

優越感に浸る

他人の不幸を喜ぶ人は他人の不幸を見つける事で自分が優越感に浸りたいのです。

たとえば、

・「セレブ家庭の令嬢が受験に失敗した」

・「玉の輿に乗ったが離婚した」

・「会社が倒産した」

・「子どもができない」

・「イケメン彼氏は遊び癖が激しい」

など相手が輝かしい生活をしている人に対して劣等感を感じている人こそ他人の不幸をネタが嬉しくてたまりません。

他人の不幸を喜ぶ人は、

・「普通の生活だが自分はまだマシだ」

・「平凡だけど子宝に恵まれている」

・「私は愛されている」

と思うことで気分が解消されるのです。

相手の困った様子が見たい

他人の不幸を喜ぶ人が不幸になった相手を面白がっているのは、ただどんな感じで困っているのか顔が見たいだけ。

ただそれだけなのです。

そんな時に限って上から目線で助け舟を出してあげて「私、優しいでしょ」アピールをしたがります。

自己愛が強い

他人の不幸を喜ぶ人は、自分大好きで自分だけが幸せでありたいと強く思っているので、他人の不幸は面白いと感じます。

自分よりチヤホヤされている人に嫉妬心を抱き、その人が失敗するのを心待ちにしています。

負けず嫌いである

他人の不幸を喜ぶ人は、誰にも負けたくない気持ちが強いため、他人が失脚すると自分にチャンスが回ってくるため嬉しいのです。

左遷や移動された者がいれば「邪魔者がいなくなった自分が出世できるチャンスだ」と喜びと期待で胸がいっぱいです。

必要であれば他人を蹴落とす事もできます。

他人の不幸を喜ぶ人への対処法

最後に他人の不幸を喜ぶ人への対処法を考えてみましょう。

言い返す

他人の不幸は、明らかに喜ぶ方がおかしいです。

他人の不幸を喜んでいる人に賛同する人なんてあまりいないでしょう。

相手が上司や先輩だったとしてもハッキリ否定しても構いません。

どうしても言えないなら「今の言葉はひどすぎます」と落ち込んだフリをして罪悪感を与えましょう。

逆に問い詰める

他人の不幸を喜ぶ人には、「同じ事言われたらどうしますか?」と言い返しましょう。

恐らく相手も怒ったり嫌だと思うはずなので、少しは人の気持ちを知ることになります。

因果応報ということわざがあるように、人の不幸を笑う者はいつか自分に返ってくるんだよと自分に言い聞かせながら聞き流しましょう。

まとめ

他人の不幸を喜ぶ人は不満な人生を少しでも満足したい欲求の表れです。

誰にでもある感情ですが、あからさまに喜ぶ人とは今後の付き合いを考えたいですね。