器用貧乏な

器用貧乏な人の特徴・心理・対処法

器用貧乏な
器用貧乏な人は本当に中途半端過ぎるのか?

器用貧乏と言われる人がいます。

器用なのに貧乏ってどいうこと?って意味が分からない人もいるのではないでしょうか。

「器用」は褒め言葉だと認識しますが、「貧乏」と聞いてプラスの印象を持つ人はいないでしょう。

世の中には器用な人と不器用な人に分かれます。

初めてのチャレンジは誰だって不安なものです。

失敗することも多いでしょうが、ふつうによくある光景です。

練習を積み重ねて上達していくものですから。

手先が器用な人は初めてのチャレンジにも関わらず割となんなくこなせます。

それもジャンル問わずオールマイティにこなせるところがすごいですよね。

手先が器用がゆえに人にいいように使われて自分の時間が無くなる。

職人技のように飛び抜けて優れているというわけではないためありふれた存在である。

何をやっても中途半端で終わってしまうなど、器用だけどもったいない、損しているというニュアンスで使われるのが『器用貧乏』です。

ひとつに特化するよりもなんでも器用にできる人の方が得してそうな感じがありますが、果たして本当のところはどうなのでしょう。

ここからは器用貧乏の特徴と器用貧乏から抜け出す方法をレクチャーしていきますので、最後までご覧ください。

器用貧乏な人に共通する特徴

器用貧乏な人の共通点は言うまでもなく手先が器用なところです。

しかし、その器用さを他人から利用されてしまったり、幅広く手を付けるためそれ以上スキルが上がらなかったりともったいない場面もあります。

要領も良いです。

しかし、ただの要領が良いだけで終わってしまうそれぞれの特徴を説明していきます。

要領だけは良い

器用貧乏な人は、幅広い分野の知識やスキルを持っており、どんなことでもさらっとやってのけます。

豊富な経験を活かして頼れる存在でもあります。

・・と言いたいところですが!周りは都合よく利用していることが多いです。

なんでもやってのけるので長続きせず、極める前に飽きて終えることが多いのが短所だといえます。

中途半端である

器用貧乏な人は、珍しいものや新しいものが大好きです。

ひたすら趣味に没頭するというよりは、あれこれ手を出してさまざまな経験をするタイプです。

他人のものや別のものにすぐ目移りしてしまう飽き症です。

そのためある程度まではできたとしても大成するまでにやめてしまうパターンの繰り返しです。

好奇心旺盛である

器用貧乏な人は、子どもみたいに好奇心旺盛な人はなんにでも興味を示します。

フットワークも非常に軽く思い立ったらすぐに行動に出ます。

後先考えずに無計画で行動しますが、想定外な出来事にも何とかなるさ精神で乗り切ります。

現代はSNSの普及で膨大な情報量があるのは非常に助かってますよね。

しかし、人の意見や感覚は個人差があり、あくまでも参考程度に留めておくものです。

『百聞は一見にしかず』で自分が実際に手に取ってみなければあるいは体験しなければわからないものもあります。

注意力が散漫しているところがたまにきずです。

熱しやすく冷めやすい

器用貧乏な人は、恐れを知らず気になったものはあれこれ試してみたいタイプです。

ダメだったらそれはそれでいい。

また次があるから。

一度、夢中になるものを見つけたら寝食も忘れ熱中するにはするのですが、飽きも早い。

短期間で趣味がコロコロ変わります。

過ぎた出来事には執着しないあっさりとした性格だとも言えます。

何でも引き受ける

器用貧乏な人は、人あたりが良いです。

でないと無償で引き受けたりなどしません。

なんでも簡単にこなせてしまうのでストレスには感じていないのですが、
割に合わないことでも引き受けてしまうところが傍から見て損している部分に見られてしまうのでしょう。

器用貧乏な人の心理

器用貧乏な人は、そもそも手先が器用なのでひとつに絞って極めれば大きな武器となるのに、と傍から見れば思いますが、当の本人はどう思っているのか気になる心理を紹介します。

慣れてきた

器用貧乏な人は、はじめのうちは熱中して意欲的にがんばるのですが、慣れてくると徐々にモチベーションが下がっていきます。

モチベーションが下がってくるとおもしろくありません。

やる気も起こりません。

そうなってくると途中で辞めて他に興味の持てるものを探しだします。

ちょっと試してみただけで満足する

器用貧乏な人は、飽きっぽい性格なので、ひとつのことが長続きしません。

「あれもしたいこれもしたい」と広く浅く手をつけますが、
ちょっとやっただけで満足します。

お安い御用

器用貧乏な人は、周りからさまざまな依頼を受けますが、何でも軽々やってのけるので特にストレスには感じていません。

人の役に立てるのがうれしいのですね。

ですが、自分の時間を奪われてしまいます。

自分のことは後回しです。

なんとも人が良いのでしょう。

照れる

人から褒められたとき謙遜する言葉として使う人もいます。

A:「すごいね~プロの出来みたいじゃん」

B:「そんな、、ただの器用貧乏ですよ」

とうれしいながらも謙遜しています。

器用貧乏の克服法

他人に時間を奪われたり、都合よく利用されたり損な役回りの器用貧乏から脱却する方法は2つ。

条件を出す

何でもかんでも引き受けないでください、依頼は断ってくださいと本当は言いたいところですが、急にすべてを断るなんてできないでしょうね。

そんな人はまず自分を優先させてください。

「自分の仕事が終わってからでいいですか」

「いついつだと大丈夫です」

とこちら側が主導権を握りましょう。

「(期限や物に対しての)責任は持てませんが、大丈夫ですか」と付け加えるだけで相手は頼みにくくなるでしょう。

好きを仕事にする

なんにでも興味を持つことは悪い事ではありません。

視野が広がり実力を発揮できるチャンスでもあります。

ただそれが長続きしないとなると大成することなくただの器用貧乏で終わってしまいます。

そもそもなんでも器用にこなせる人だからこの際、本当に好きなものに絞って大成させてみてはどうでしょうか。

ひとつのことに集中できれば才能が開花して周りに認められるはずです。

大きな仕事も舞い込んできて実力を発揮できる可能性を大いに秘めています。

まとめ

以上、器用貧乏についてまとめました。

なんでも器用にこなせる半面、損している部分があることがわかりました。

損をなくせばもっと周りから評価されることが期待できますね。