不平不満を言う

不平不満を言う人の特徴・心理・対処法

不平不満を言う

人と長く付き合っていればそりゃ不平不満も少しはあるかと思います。

愚痴を言ってストレスを発散する事もありませんか?

しかし、その不平不満がついつい多くなると周りの人はどう思うでしょう?

聞いている人はあまり気持ちいいものではありません。

「世の中不満だらけだ」と愚痴をこぼすのは勝手ですが、周りにも不快感を与えている事は考えた事ありますか?

そこで今回は不平不満が多い人の特徴や心理を掴んでうまく付き合う方法を見ていきましょう。

印刷会社に勤めるEさんは経理担当で10年務めるベテラン先輩。今年大学を卒業した新人のBさんの教育担当でもあります。

上司に自分だけ評価してもらえない、なんで自分だけ他の人と仕事内容量が違うのかと毎日イライラを募らせています。

Bさんは先輩が残業しているのを横目で気にしながら退社しますが、翌日、

「あなたがもっと仕事を覚えてくれたら残業しなくて済むのに」と嫌味を言われたので、それからは毎回Bさんも残業するようになりました。

ある日のお昼休みの出来事です。

同僚とランチに出かけようとしたBさんは、チューターと目が合ってしまいました。

上司に頼まれていた仕事を急いで間に合わせなければならない様子で

「いいわね~気楽で。こっちは誰かさんのしわ寄せがきてるっていうのに」

Bさん達は仕方なくランチを取りやめにして先輩の分までコンビニまで走ってBさんも急いでお昼を済ませて仕事に取りかかりました。

そんな日が何回かあり、お昼休みが近づくと「今日はどうかな」「あ~大丈夫そうだ」と毎日チューターの顔を伺いながら今まで楽しみだったお昼休みがだんだん憂鬱になりました。

チューターと上司の意見の対立があった日にはとても機嫌が悪く、1日中上司の悪口を言っています。

「あなたもそう思わない?」「一生懸命働いているのに評価してもらえない」「給料は上がらない」Bさんは「はぁ..どうでしょうかね」と言うしかありませんでした。

仕事でわからない事があってもとても聞きづらく、「まだできてないの?」「給料泥棒と同じだね」「仕事合わないんじゃないの?」と言い続けます。

Bさんは退職に追い込まれる寸前となっています。

このような場合はチューターが漏らす不平不満を黙って聞くしかありません。聞き流すだけでも構いません。

下手に共感するとずっと言い続けたり言いだしっぺにされ兼ねませんのでご注意を。

「○○さんは本当に頑張っていますよね」「早く○○さんに認めてもらえるよう努力します」「○○さんみたくなるコツを教えてください」と褒めて良い気分にさせましょう。

不平不満が多い人の特徴

①思い通りにならないとイライラする

②嫉妬心が強い

③対等に扱われなければ気が済まない

④完璧主義を求める

⑤マイナス思考に物を考える

⑥責任逃れをする

自己中心的な考えを持つので他人に対しても完璧を求める傾向がありますから、できないとなると不平不満が出てきます。

どうせできない、どうせ無理と始める前からネガティブ発言が多いのも特徴です。

不平不満が多い人の心理

何かと他人と比べてしまうので、同じ事をして自分だけが評価してもらえなかったら、あの人だけズルイと妬ましく思うでしょう。

ただただ不平不満を聞いてほしいだけなので言うとスッキリします。

大事な仕事を任された時に「自分が評価されて抜擢された」と思わないで「責任が重い、面倒だな~」とネガティブに捉えます。

また完璧主義者なので自分に出来て他人が出来ないとイライラを募らせます。

不平不満がよく出る言葉

でも:どんな意見に対しても否定ばかりする、もしくは否定から入る

どうせ:どうせ無理でしょと決めつける

だって:あの人が言ったから..と責任転嫁する

会話をしていても不快感ばかり残ります。

どんな人に不平不満を漏らすのか?

誰にでも不平不満を漏らしているのではありません。

人を選んでいます。

・部下や年下(立場上、誰も反論できないから)

・どんな話でも聞いてくれそうな人やおとなしそうな人(黙って聞いてほしい)

・気が利かない人(イライラが募る)

・口が堅い人(安心して悪口が言える)

不平不満が多い人への対処法

愚痴や不平不満は誰にでもあるもの。不平不満を聞かされたら一緒になって言わない事。ただそれだけです。

言いたいだけ言わせておけばいいのです。

相づちやふーんと聞くだけにしときましょう。相手は吐き出すだけでもスッキリするものです。

たとえアドバイスをしたとしても解決法など求めてはいません。

本人の中ではもう答えは決まっている場合が多く「でも、だって」と言い返されるだけで、ずっと不平不満は続きます。

一緒になって言い出せばキリがありません。

不平不満が長引くと携帯が鳴ったフリをして席を立つのも最終手段です。

不平不満が多い自分を変えたい

不平不満ばかり抱えて過ごしたくはないものです。

では毎日楽しく過ごすにはどうすればいいのか?

不平不満が出そうになると、一旦落ち着いて相手の立場になって考えてみましょう。

これができればうまくいくのかと考える事で目標ができます。

与えられた仕事を嫌がらないで「これができたら評価が上がるかもしれない」とポジティブに考える事でメリハリがでます。

小さな事でもいいから楽しみを作る。休みの日においしそうなご飯を作ってみたい、部屋の模様替えをしたい、今日は何のDVDをレンタルしようかと考えるだけで心がワクワクしませんか?

家に帰ると家族に打ち明けたり、日記に日々のストレスを書いてみる。吐き出すだけで心が軽くなったりします。

まとめ

不平不満を聞かされるということは信頼されている、頼りにされていると思うと、少しは楽になりますので、考え方次第でストレスを少しでも軽減できるものです。

物事をポジティブに考えてみませんか?