言われたことしかできない

言われたことしかできない人の特徴・心理・対処法

言われたことしかできない

もう少し積極的に動いてくれたらいいのにと思う事はありませんか?

言われたことしかできない人というのはたまにいますね。

お風呂の様子見てきてと言われれば本当に見るだけ、「たまり具合どうだった?」と聞くと、「さぁどうだったかな」

湯加減や水位をチェックするわけでもない。

カレー鍋に火をかけた時、「ちょっと見てて」と言ってその場を離れて戻ってみるとグツグツいっているのに混ぜようともしない、

「なんで混ぜてないのよ」と言うと「混ぜろとは言ってないよね」と平然と返す。

確かに「なべ底が焦げるから煮立ったら混ぜてね」とまでは言ってませんが、「大人なんだから状況的に考えてわかるでしょ?」と言いたくなります。

悪く言えば気が利かない、先の事を見ない。言われた事しかやらない人、増えていませんか?

このような人は職場でも一から十まで指示しないとわからないんでしょうね。

今回相談に寄せられた内容を見てみますと、教育係りを任されたE氏は飲食店に勤めて4年目になります。

入りたてのR子さんに基本的な接客マナーを実践しながら教育していました。

お客様をご案内してオーダーを取る事から始まり配膳、会計までの流れの中にはもっと細かな気配りがある事も。

R子さんの接客を見ていたE氏がお客様へのお冷の補充を促しました。

配膳前はカウンター前にいないで、ベルが鳴らなくてもお客様のテーブル全体を見回すことで気配りができるはずと言いました。

するとR子さんは「お客様には何も言われていませんけど?」と言いました。

R子さんの言い分は

「ドリンクも注文なさっているのでお冷はいいかと思いました」

独断で判断するのではなく、コップが空になった時点で「お冷はいかがですか?」と伺うのがマニュアルにあります。

ある時は食材の在庫をR子さんに確認をお願いしました。」

言われた通りに数を数えただけで、その後ストックを補充するように指示しました。

とまぁここまでは初めての経験だし次からは率先していくものとばかり思っていましたが、いつになってもストック補充までできません。

ピークの時間帯を過ぎ少し手が空いた頃、「次は何をすればいいですか?」「次はこれ」「終わりました。次は?」「次はあれ」の繰り返しで完全な指示待ちです。

テーブルに置かれた紙ナプキンや調味料の補充や入口付近にゴミが落ちていないかチェックするなどお客様の立場になって考えれば周りが見えてくるものだと思うのですがね。

言われたことしかできない人の特徴

①先を見越せない

②気が利かない

③仕事ができない

④慎重派である

⑤率先して行動を起こさない

⑥黙々と作業する

⑦自分の意見を言わない

⑧失敗して怒られる事を嫌う

ただ単に気が利かないパターン。

言われないと動かないタイプがこちら

上司:「この前お願いした資料どうなってる?」

部下:「できてますよ」

上司:「え、できてるんだったら早く言ってよ、ずっと待ってたよ」

自分は何も悪くないと思っているパターン。

上司の指示に従ったまでで「そんなの聞いていません」「だったらそう説明してください」が口癖です。

言われたことしかできない人の心理

少なくとも言われた事はきちんとやり遂げたと思っていますので、悪いなんて思っていません。

相手に取って良いか悪いかわからないのであれば余計な事はしない方がいいと考えています。

過去に良かれと思って率先してやった事が何かトラブルになったり責任を取るハメになったのかもしれません。

余計な事までしてと言われるくらいなら、むしろ自発的に行動は起こさないほうがマシだと思っています。

もちろん指示があればすぐに動きます。

そもそも役割りがわかっておらず、「言われた事以外って何?」「言われてもいないのに動いていいの?」と考え込みます。

わからなければただ単に指示待ち状態もあります。

言われたことしかしないというが、指示に問題はないのか?

「言われた事しかできんのか?」「言わないとわかりません」両者言い分はわかりますが、「自分で考えろ」「見て覚えるもんだ」と突き放しては指示待ちは改善されないでしょう。

長年の知識が身に付いた上司と経験の浅い部下とを一緒にしないでください。

先ず相手の話を聞いてみましょう。

指示にはきちっと従ってるはずなので、自分で仕事ができないとは思ってはいません。

やる必要性がないという人にはどうしたら効率的に作業が進むかと先を考えて行動するのも仕事のうちだと教えましょう。

言われた事しかしない人は自信がない人もいます。

失敗を恐れて先に進めないのです。

「前にも言ったよね」と言うのは言われた側からすれば、また怒られる、もう聞きにくい..となると間違った独断に陥るのです。

多少時間はかかったとしても今やっている目的や経緯や意図を明確に指示する事が大切です。