察してちゃん

察してちゃんの特徴・心理・対処法

察してちゃん

寂しがり屋の“かまってちゃん”はよく耳にしますが、“察してちゃん”までいるなんて。

次はどんな○○ちゃんが出てくるのでしょう。

もしかしたら筆者が知らないだけで既にいるのかもしれませんね。

「自分の気持ちを察してほしい」「言わなくてもわかるでしょ?」と思っている人のことを“察してちゃん”と呼ぶらしいです。

自分の考えをきちんと言葉にしない限り、相手に伝わる訳がありません。

「言わなくてもやってよ」と言われても

言わないからやらない

知らない

余計な手出しをして怒られたくない

と相手の捉え方もさまざまなんですから、「察してよ」なんてそんな駆け引きは面倒。

お互いストレスを生むだけ。

口に出さないので余計に面倒くさいです。

「察してよ」じゃなくて口に出した方が早い。

そう思いませんか?

察してちゃんの共通点と特徴

察してちゃんには口には出さないけど態度や仕草で察してほしいとアピールする人と、実際口に出すツンツンタイプに別れます。

どちらにも見られる共通点はハッキリした言葉を口に出さない事です。

前者は言いにくい言葉を「言わなくてもわかるでしょ?」とそれとなく顔や態度で示します。

後者は「知ってて当然でしょ?」と明らかに強気です。

結局、教えてくれませんが。

では察してちゃんはどんな言動を取るのか特徴を挙げていきます。

ネガティブ投稿が多い

若い女子に多く見られる

「私のせい?」

「どうしてわかってくれないの」

など、SNSでネガティブ発言や匂わせな投稿が目立ちます。

何か言いたい事があればハッキリ言えばいいのに、これでは誰に向けられたメッセージなのかわかりません。

しかし、直接やり取りがあった人であれば何となく自分だと気づく人もいます。

良い気持ちはしません。

回りくどい面倒くさい人ですね。

直接伝えられれば一番いいのだけれど、それができないから“察してちゃん”が生まれたわけですが。

メンタルが弱い

察してちゃんは、断られた時のダメージを考えると甘えたい気持ちや恥ずかしい気持ちをさらけ出すことができません。

自分に自信がなく守る事で精一杯です。

よく「もういい」と話の途中で言います。

悪い方向にばかり考える恋愛依存症になる傾向がありますので、かまってあげないと要注意です。

口下手である

「どうして私の気持ちわかってくれないの」が察してちゃんの口癖です。

自分の気持ちを素直に伝えれば済む話ですが、うまく伝えることができません。

恥ずかしくて言えない時があります。

独り言も多いです。

甘え上手である

察してちゃんは、「~を食べよう」ではなく「~が食べたいな~」とおねだり気質があります。

チヤホヤされている人に多く誘導尋問的な発言が多いです。

自分の思い通りにならないと不機嫌になり結局はワガママに付き合う羽目になります。

行動と言動が矛盾している

察してちゃんは不機嫌になると問いかけに無視したり無言になったり、怒った顔つきになりますが、「何か気に障るような事言ったかな」と聞いても

「別に」

「怒ってない」

「何でもない」

とそっけない態度を取ります。

その言葉を信じると大変なことになります。

「なに呑気にしてんのよ」とますます腹を立てます。

悲劇のヒロインぶる

察してちゃんは同情をひくのが得意です。

私って可哀そうという状況を作り出すため、うまくいかないことがあると

「なぜ自分ばかりこんな目に遭うのだろう」

「自分って可哀そうだな」

恋人を盗られても

「どうしていいのかわからない」

と不幸を自らアピールする悲劇のヒロイン気質があります。

察してちゃんの心理

特徴にも述べましたように察してちゃんには、消極的なタイプと気が強いタイプがいます。

察してちゃんは、我々が思っている以上に反対の心理状態でいる人が多いですのでタイプ別に紹介します。

【消極的な人】

察してちゃんは

「どうしたの? 」「

何があったの?」

と心配してもらえることを期待して

「もうどうしたらいいのかわからない…」

「なんで私だけがこんな目に遭うの」

とつぶやきます。

“かまってちゃん”気質も兼ね備えています。

【強気な人】

ほっといてほしい

イライラしている、気が立っている、気分が胸クソ悪いからほっといてほしいとという人は行動や口調が荒くなります。

ドアをバンッと閉めたり、引き出しの開け閉めの音が大きかったり、問いかけに応じないなどの行動に出ます。

そのくせ周りの人が出す普段の物音には敏感で同じことをされたら腹を立てます。

今は誰ともしゃべりたくない、話す気分じゃない察しろと言わんばかりに周りを近づけません。

イライラをアピールするのは?

察してちゃんは嫌な事があってイライラしたり思い通りにうまくいかないとイライラします。

「イライラしてます!これ以上イライラさせないで!」

「怒ったら何するかわからない」

と不機嫌さを全面的に周囲にアピールします。

亭主関白な家庭環境で育つと威張っている男は偉い、カッコイイと見えてきます。

みんなが察してくれている、従ってくれている事で怒っている自分カッコイイ、偉いとさえ思うのです。

称えたくない

察してちゃんは勝負に負けて悔しい思いをした上、相手だけが褒められているのは非常に気に喰わない。

負けを認めたくもない。

その場にいるのが苦痛になり「その話はもうやめろ」「おもしろくない」と言わんばかりに人を睨んで機嫌が悪くなります。

今後その話はタブー的な発言をします。

【恋人や異性に対して】

察してちゃんは恋愛に対して素直になれません。

相手の感情を試すような発言ばかりします。

恋人とケンカし場合

「もう帰る」本当はまだ帰りたくない、あなたから謝ってくれたら許す、好きなら引き留めてなど自分勝手なところがあります。

惚れられている実感が強い人は「私が謝れないの知ってるでしょ?」と口にします。

好きでもない相手から誘われた場合

察してちゃんはあからさまに嫌うのは悪い、今の関係のままでいたいなどの理由から傷付けないように二人では嫌だから友人を連れて行きます。

連絡先は個人ではなくグループラインで、もしくは携帯を変える予定なので…(教えられない)。

察してちゃんの返信が

・スタンプ返し

・絵文字なしの返し

・重要な部分には触れないなど素っ気ない

のは、乗り気ではないという意味です。

察してちゃんも一応気遣っています。

言い出しにくい言葉を察してアピールしていますが、逆にその対応が相手を勘違いさせています。

その気遣いを「断れれてはいない」「まだ脈がある」と取るかは相手次第です。

狙っている相手に対して

“デートは男性から誘うべきだ”と思っている女性が多くいます。

気になった相手に

「私○○することが好きなんですよね~」

と趣味を明かしたり

「そこ私も行ってみたいと思ってたんですぅ~」

は「誘ってほしい」という合図です。

「じゃあ今度一緒に行く?」と言われるまで諦めません。

自分から誘わないのは断れれて傷つきたくないからです。

友達の場合

察してちゃんが「どこどこ行きたいね~」「そうだね~」で話が終わるのは別にどうでもいい。

話を進めない、詳細を決めないのは行きたくない証拠。

話を合わせただけだと思って下さい。

察してちゃんへの対処法

自分で意見を言えない察してちゃんは、人それぞれ解釈はさまざまで面倒ですし、察してちゃんは自分の発言に責任を持たないわがままな部分もありますので、非常に付き合いにくいです。

機嫌が悪くてイライラしているから話しかけないでオーラを漂わせている人に「どうしたの?今日機嫌悪いね」はますます怒らせてしまいます。

ではどう対処したらいいのでしょう。

近寄らない

察してちゃんは慰めても話を聞いてもらってもどの道、今の気持ちが晴れる事はありませんから落ち着くまで基本的にスルーするのが一番です。

誰も察してくれないことに腹を立てるでしょうが、理不尽に腹を立ててしまうと察してちゃんの評価が下がります。

相手をしなければ徐々に落ち着いてきます。

要望を聞く

冒頭でも述べたように察してちゃんは、自分からハッキリした意見や要望を言わずに相手を動かそうとコントロールします。

しかし、相手の捉え方は実にさまざまで鈍感な人もいます。

従いたくなくてわざとわからないフリもします。

こちらからどうしてほしいのかはっきり聞く必要があります。

言わないとわからないことを伝える

元気なさそうにしていたから、察してほしそうだったからあえて心配して声を掛けたとしても察してちゃんは「何でもない」と言うでしょう。

「じゃあよかったなんかあったら言ってね」と言ってその場を去りましょう。

深く追求する必要はありません。

「なんかあった?」で十分です。

まとめ

あなたの周りはどの“察してちゃん”でしたか?察してちゃんは男女関係なく嫌われます。

察してちゃん自信も自覚があり

「こんな自分が嫌だ」

「本当は素直になりたい」

「こんな性格直したい」

と思っていながらも、ついつい察してくれる人に甘えてしまい、同じ行為を繰り返すという、察してちゃんには察してちゃんなりの悩みがあります。

ですが、一つ一つ真剣に耳を傾けていたら大変です。

理解はしつつ軽くあしらう程度にしておくのが身のためです。