「普通は」が口癖

「普通は」が口癖の人

「普通は」が口癖の人の特徴・心理・対処法

『普通』の基準ってなに?

誰でも一度は耳にしたことがあるかと思います。

「普通はこうするでしょ」

「普通は○○だよね~」

「普通はそんなこと言わないよ?」

このように「普通は○○」が口癖の人がいますが、何をもって「普通は~」と言うのでしょう。

本来の意味で言う普通はごくありふれたもの。

特に変わった様子はない。

YESでもNOでもない。

例えば感想を聞かれた時など、答える時に使いますね。

A:「最近、仕事どお?」

B:「普通」

A:「おいしい?」

B:「普通」

う~んイマイチ伝わってこないですよね。

これが「普通は○○」となってくると話が変わってきます。

普通には明確な基準がありません。

具体的に言いますと「受験勉強は最低毎日2.3時間は当たり前だ」という人が10人中9人いたとします。

後の1人は1時間で十分と言います。

「え?普通はそれくらいするでしょ?」「普通じゃ考えられない」とみんなが口々に言います。

「あなたは普通じゃない」と言われている気がします。

要するに統計によるものだと思うんですよね。

統計資料などに基づき80%~90%以上の人がYESと答えれば、人は多い方が正しいみたいに捉えてしまうのです。

決して少数派が間違っているというわけではありません。

人の考え方には正解がないので、誰も責めることはできないのです。

「普通は」が口癖の人の特徴

『普通は』が口癖の人の生きて来た時代や育った環境が違えば価値観も違ってくるのが当たり前です。

性別や年齢でも普通の基準が大きく変わってきます。

特徴を挙げていきますので、自分は言っていないかチェックしながらみてください。

決めつける

「普通は」が口癖の人は、世間一般論やイメージから決めつける傾向があります。

「社長つったら普通は金持ちだろ!」とか引っ越し屋のバイトの若者が思ったほど力がなくて「ハタチの男性ときたら普通、もっと力あんだろ!」とキレる。

「普通は親権は母親が持つでしょ!」と親権がない母親に疑問を抱く。

「普通は結婚したら子どもを産むよね」など決めつけています。

押し付ける

自分がそうだから

「普通はお昼休みは1時間でしょ」

「普通は5分前行動だろ!」

自分が今までそうしてきたから他の人もそうじゃないとおかしいのでは?と主張したり・・・。

自分を基準として考える

「普通は」が口癖の人は、すべての物事を自分を基準として考える人です。

「私はこうしてきた、あなたおかしいんじゃないの?」

「私の周りはこれが普通よ」と相手を批判します。

責める

「普通はこれくらい言えば理解できる」と責めます。

この手のタイプは

「これくらい普通でしょ」

「普通はそれくらい知ってて当たり前でしょ」

と相手を見下す傾向があります。

自分が正しいと主張する

自分の意見が一番正しいと主張する人は他人の意見は受け入れない頑固な一面もあります。

「普通はこうだよね」と自信満々です。

「普通は○○」と言ったこと/言われたことあるある

20代~70代の男女に聞いてみましたので、リアルな声の一部を紹介します。

【女性編】

・「あんこ嫌いっ」って言ったら「女子は普通甘いもの好きなんじゃないの?」と言われた(20才/大学生)

・「遊園地行くって言ったら女の子だったら普通はもっと喜ぶんじゃないの?」(20代/看護見習い)

・「いまどき父親も家事・育児するのが普通だよね」(20代/みいママ)

【男性編】

・「女性で普通サプライズ嫌いな人いないよね?」(30代/IT企業)

・「男が稼ぎに出て女は家を守るのが普通だ」(70代/Mちゃんの祖父)

・「男が保育園の送迎なんか普通できるか!」(30代/飲料メーカー・営業)

年代や男性目線と女性目線とでは普通の考え方が違うようです。

「普通は」が口癖の人への対処法

「普通は○○」が口癖の人には「普通って?」「私の周りもこれが普通ですよ?」と聞き返してみましょう。

考えや発言はさまざまです。

視野が狭い人がそう言いがちですよね。

「普通は○○」が口癖の人には

「人それぞれだからね」と言い続けましょう。

このひとことに限ります。

「普通って?」「私の周りもこれが普通ですよ?」と返してみましょう。

別に相手に合わせる必要はゼロ。

気にすることはありません。

まとめ

以上、「普通は」が口癖の人についてまとめました。

無意識に言うこともあります。

人は住んでいる地域や年代、能力の差などみんな違っていて自分の普通が他人に通じるとは限りません。

押し付けや批判しても自分の評価が下がるだけなので自分だけはそうならないように気を付けたいものです。