イライラする人の特徴・心理・対処法

イライラする
職場にイライラする人がいると、それだけで自分の仕事がはかどらないと思いませんか? もちろん人はだれでもイライラすることがありますが、いつ見ても眉間にシワを寄せてイライラしている人のそばにいたくないですよね。

イライラしている人は、なぜいつもイライラしているのでしょうか? 職場にいるイライラしている人の特徴や心理を学んで、上手に対処しましょう。

また、自分がイライラして周囲に迷惑をかけないためにも、原因や対処法を知っておきましょう。

イライラとは

「イライラする」の「いら」は植物の棘(とげ)を意味する言葉です。

そして「いらいら」には自分が思ったとおりに物事が進まないので、焦って心が落ち着かないという意味があります。
つまり自分が進もうとする方向が植物の棘で塞がれていて、思ったとおりに進めないことを例えて、「イライラする」と表現しているのです。

それではいつもイライラしている人にはどのような特徴や心理があるのでしょうか?

イライラする人の特徴や心理

まずはイライラする人の特徴・心理について考えてみます。

ネガティブ思考

物事をネガティブに考えてしまう人はイライラしやすくなります。

一般的に言う心配性の人ですね。

普通の人がスルーするようなことでも心配に思ってしまうので、なんとかしなければいけないという思いを津年に抱くことになります。

イライラの語源であるトゲトゲがいつも周囲にある状態なので、文字どおりイライラする人になるのです。

気持ちに余裕がない

気持ちに余裕がない人もイライラすることが多くなります。

たとえば仕事をするときでも、なれない仕事や初めての仕事のときは気持ちに余裕が持てません。

そのため時間通りに終わらなかったどうしようといった気持ちになり、ますます心に余裕がなくなります。

その焦る気持ちが原因でイライラがつのることになります。

このように気持ちに余裕がない人は、仕事以外でもいつもイライラする原因を持っているので、周囲から見るといつもイライラしている人になるのです。

相手に期待しすぎる

人は自分が簡単にできることは他人も簡単にできるだろうと思いがちです。

しかし実際には自分ができても他人もできるとは限りません。

そのため仕事を依頼した人が自分の期待通りにできないとイライラしてしまいます。

また、仕事だけでなく自分が期待したような結果が得られないとイライラしますね。

つまり自分の思い通りにならないことがイライラの原因になり、期待しすぎる人はいつもイライラする人になってしまうのです。

寝不足でイライラする

人間の体と精神は連動しているので寝不足が続くなどで体調が悪い場合は、精神的にも影響があります。

特に寝不足の場合は疲労やストレスが溜まるので、常にイライラが続いてしまいます。

いつもイライラしている人は慢性的な寝不足やストレスに悩んでいる可能性が高いでしょう。

固定観念が強い

自分の中で固定観念を強く持っている人は、その固定観念に反した言動などが原因でイライラすることがあります。

「〇〇はこうあるべき」という考え方をする人で、その考え方から外れた行動を見るとイライラするのです。

反対に言えば臨機応変さが足りない人ほど、イライラしやすくなると言えます。

物事にそれほどこだわりがなく臨機応変に行動できる人は、あまりストレスを溜めることもなくイライラする原因も少ないのです。

頼み事を断りきれない

頼みごことを断りきれない人もイライラする人になりがちです。

イライラする原因のひとつには気持ちの余裕のなさがありますが、頼み事をすべて引き受けてしまう人はイライラの原因を自分で作ってしまっています。

頼まれると嫌と言えない性格なので、自分の能力以上に仕事を引き受けてしまいます。

その結果自分の仕事ではないのに責任を感じることになり、ストレスも溜まります。

また、仕事が間に合うかどうかということも気になるので、ますますイライラの原因を増やしてしまうのです。

生活環境や職場環境が悪い

生活環境や職場環境が劣悪な場合も、ストレスの原因となりそれがイライラにつながることもあります。

生活や職場の環境が汚い、ニオイが酷い、寒いといったことに加えて、上司のパワハラなどのハラスメントもストレスの原因になります。

人の精神的な部分は外部の環境によっても大きな影響を受けるので、環境を整えることも重要です。

自分と他人を比較してしまう

自分と他人を比較する人もイライラする原因を自分で作ってしまいます。

比較すること自体は問題ありませんが、すべてにおいて人よりも優秀な人はいません。

つまり比較することで自分が劣っていることを自覚することが多いのです。

そのときに自分は他人よりも劣っていると思い、悩んでストレスを溜め込んでしまうことが問題です。

また、自分を他人と比較する人は主に自分に自信がない人です。

そのため比較にすることによって、さらに自信を失うことも多くなるので、ますますストレスが貯まりイライラの原因を作ってしまいます。

プライドが高い

プライドが高い人は冗談でからかわれたときでも、それを本気にしてプライドを傷つけられたと思ってしまいます。

これは特に男性に多いタイプです。

プライドが高い人は他人からの意見やアドバイスに対しても、即座に否定するといった言動が多くなります。

自分が正しいと信じているため、プライドの高い人ほどストレスを溜め込む原因が多いので、イライラすることも多くなります。

支配欲が強い

これも男性に多いタイプですが、支配欲が強い人もイライラする原因が多くイライラする人になってしまいます。

支配欲が強い人は周囲のすべてを支配下において自分でコントロールしたがりますが、普通に考えてもうまくいくはずがありません。

たとえ会社の社長であっても、すべて思い通りに会社の経営はできないものです。

そのため支配欲の強い人は自分の思い通りにならないときに、普通以上にストレスを感じてしまいイライラする人になります。

甘やかされた人

すぐイライラする人の中には甘やかされて育った人もいます。

甘やかされて育つと自分の思い通りにならないことがあると、すぐに落ち込んだり怒ったりします。

また、自分が怒られることにも慣れていないため、やはり落ち込むことが多くなります。

落ち込んでしばらくするとそれが怒りに変わることも多いので、ストレスを溜め込んでしまいます。

結果として溜め込んだストレスのせいでイライラすることが多くなります。

欲求が満たされていない

人は本能的な欲求が満たされないときもイライラがつのります。

これに対して基本的に衣食住が十分満たされて充実した生活をしていれば、ストレスが溜まることもなくイライラすることもなくなります。

自分でイライラを感じたときは、こうした欲求が満たされてないかもしれないということも考慮しましょう。

自己顕示欲が強い

自己顕示欲が強い人もすぐにイライラする傾向があります。

自己顕示欲が強い人は自分が全面に出ないと気がすまない、自己主張が激しい人のことです。

そのため自分をアピールできなかったとき、自分の主張が通らなかったときはストレスが溜まりイライラしてしまいます。

固定観念が強い人と同じで、強いこだわりを持っていることが多いので、そのこだわりが理解されないときにもイライラがつのります。

寂しい

寂しさが原因でイライラしてしまう人もいます。

このタイプには孤独な人が多く、心配ごとや悩みごとがあっても相談できるような親友がいません。

悩みごとが解決しなくても、信頼できる人に相談するだけで気分はだいぶ楽になりますが、それができないのです。

孤独で寂しい人は心配や悩みが解決できずに、不安が原因でイライラする人になります。

また、だれかにかまってほしいという気持ちもあり、孤独が原因で不安を感じさらにそれが怒りに変わってしまうこともあります。

いずれにしてもストレスを溜めることになり、いらいらをつのらせてしまいます。

周囲にイライラさせる人がいる

イライラの原因には外部要因と内部要因がありますが、外部要因で最も多いのが周囲にイライラさせる人がいるということです。

自分の精神状態や生活環境、性格的な問題もそれほどないのに、ついイライラしてしまうという場合は、イライラの原因が周囲にいる人という可能性もあります。

それではどんな人がいると周囲の人をイライラさせてしまうのかも考えてみましょう。

周囲をイライラさせる人

その人の言動が周囲の人たちをイライラさせてしまうという場合があります。

こうした人が職場に多ければ、その影響でイライラがつのり仕事に影響してしまうでしょう。

どんな人が人をイライラさせてしまうのでしょうか?

食べるのがすごく遅い

食事のスピードは人それぞれですが、中には極端にスピードが遅い人がいますね。

食事はゆっくり時間をかけて噛むのが良いとよく言いますが、食べる時間だけでなく帰り際に水を頼むといった空気が読めない人には困ります。

特に男性は食事に時間をかけない人が多いので、食事のスピードが極端に遅い人を見るとイライラする人が多いようです。

会話中に目線を合わせない

職場で仕事の話をしているときでも、話し相手に目線をまったく合わせない人がいます。

どこを見ているのかわからない人と会話をしていると、ちゃんと話を聞いているのか不安になってしまいますね。

いちいち話を聞いているのか確認するのも面倒なので、結果としてイライラしてしまったことはないでしょうか? このように会話をするときに重要な、目線を相手に合わせるということをしない人にも人はイライラさせられてしまいます。

知ったかぶりをする人

知ったかぶりとは知らないことでも、前から知っていたというように装うことを言います。

知ったかぶりをよくする人はプライドが高く、自己中心的で自分が常に一番でいたい人が多いのです。

つまりプライドが高いので、相手が知っていることを自分が知らないということが許せず、さも前から知っているふりをしてしまいます。

しかし会話の相手は「この人本当はよく知らないな」というように、相手の知ったかぶりはバレていることが多いのです。

また、うまくその場をごまかしたとしても職場で知ったかぶりをしてしまうと、仕事を失敗する可能性が高くなります。

その失敗が知ったかぶりをしたことが原因であれば、周囲をイライラさせる十分な理由になるでしょう。

自慢をする人

自慢話は話し方によって他人の受け取り方がずいぶん違ってくるものです。

遠回しに自慢されるよりもストレートに自慢されたほうが、人は好意的に受け取ることができます。

つまり同じ自慢をする人でも遠回しな自慢をする人は、周囲の人をイライラさせる可能性が高いのです。

自分の話ばかりする

自慢話も人をイライラさせますが、自分の話ばかりをする人も同じです。

会話をしていていつの間にか自分の話にすり替えている人はいませんか? 自分の話ばかりしたがる人にイライラするには理由があります。

特に女性の会話の目的はコミュニケーションそのものであって、決して男性の会話のように結論を求めてはいません。

つまり、話す内容よりも話すこと自体が目的なのです。

コミュニケーションは意思の相互疎通なので、一人だけが話している状態はコミュニケーションとは言えません。

そのため自分の話をする人はコミュニケーションを壊しているだけなので、その話し相手をイライラさせてしまうのです。

職場でイライラする人への対処法

基本的に職場でイライラしている人に対してはなるべく距離を置くことが大切です。

イライラをつのらせている人に対してまともに相手をしても、感情を高ぶらせるだけで火に油を注ぐだけの結果になりやすいのです。

特に相手が上司の場合は対立するリスクをとっても、メリットはひとつもありません。

イライラする上司に対しては褒めたり、尊敬していることを伝えたりして受け流すことを心がけましょう。
また、上司でなく同僚や後輩でもイライラしている人は感情的になっているので、落ち着くまではなるべく距離を置くことを心がけましょう。

自分がイライラしたときの対処法

自分がイライラした場合はどのようにしてイライラを解消したり、解決したりすればいいのでしょうか? イライラの解決法について考えてみましょう。

イライラの原因を考える

自分がなぜイライラしているのかその原因がわからないと解決も解消もできません。

一度冷静になってイライラの原因を考えてみましょう。

その原因や理由が人間関係なのか、または体調に関係しているのかでそれぞれ解決方法が違います。

しかし、イライラの原因さえはっきりすれば、その原因を遠ざけたり、なくしたりすることが可能になります。

イライラしたときの悪影響を考える

イライラしたときは少し冷静になってイライラして続けるとどうなるかを客観的に考えてみましょう。

イライラしているときに冷静さを取り戻すのは難しいことですが、普段からイライラしたときのデメリットを考えておいで思い出すようにしてみましょう。

特に職場でイライラしてしまうと職場の人間関係だけでなく、仕事にも影響するでしょう。

イライラして仕事を失敗したときのことを考えると、いくらか冷静さを取り戻すことができるかもしれません。

少しでも冷静になれればイライラも克服できる可能性が高くなります。

健康体を保つ

人は体の調子が悪いと精神的に落ち込んだりイライラしたりするものです。

そのためまずは健康でいることを普段から意識しましょう。

生活習慣病を防ぐためには、食事と睡眠がとても重要になります。

それ以外の病気も不規則な食事や睡眠不足で引き起こされる可能性もあるので、十分な睡眠や規則的な食事は大切です。

また偏った食事をしないように栄養バランスも考えて食事をしましょう。

コミュニケーションを取り相互理解を深める

職場といったコミュニティーではお互いを理解し合うことが大切です。

そのため普段からコミュニケーションを欠かさないようにして、職場の人達をよく理解し、自分も理解してもらうようにしましょう。

特に人間関係でつまずくのは相手をよく理解していないことで起こる誤解が原因のことが多いのです。

お互いに本音で話し合えるということは重要です。

そのためのコミュニケーションさえしっかりしていれば、誤解による衝突の大部分を避けることができるので、イライラも少なくなるでしょう。

仕事の効率化

職場でのイライラの原因は仕事が原因であることも多いでしょう。

仕事が忙しすぎてイライラがつのるということはよくあります。

それを避けるためには仕事を効率化して残業を減らすという努力も必要です。

もちろん一人ではどうしようもないことも多いので、同僚や上司とも相談して合理的な仕事の配分や効率化を考えてみましょう。

あなただけではなく職場の仲間のイライラも減らすことができるかもしれません。

まとめ

イライラする人の特徴や心理はおわかりいただけたでしょうか? イライラはだれにでもあることなので、イライラしている人への対処ばかりではなく、自分がイライラしたときの対処法を覚えることも大切です。

イライラは伝染しやすいので、どちらの対策も怠らないようにしましょう。

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