行動力がない人の特徴・心理・対処法



あなたの職場に行動力がない人はいますか?

頭は悪くない、むしろ頭は良くて能力もあるはずなのに、なぜかすぐに行動することをためらってしまう人。

こんな人が 職場にいるとせっかくの能力が発揮できないばかりか、周囲にも迷惑をかけてしまうでしょう。

行動力がない人はなにが原因で積極的に行動ができないのでしょうか?

今回は行動力がない人の特徴や心理、対処法を考えてみましょう。
 

行動力とは


「行動力」と似ている言葉に「実行力」がありますが、「実行力」は頭の中で考えたことや計画を立てたことを効率よく行動に移す能力のことです。

これに対して「行動力」は行動しようと決意する力のことです。

つまり実行力は行動力があることを前提として、より効率よく考えた行動ができる能力のことを言います。

行動力がなければ実行力もありません。

「行動力がない人」は行動するきっかけをつかめない、行動するという決意ができない人のことです。

それではなぜ行動力がない人は、そもそも行動に移すことができないのでしょうか?
 

行動力がない人の特徴・心理


まずは行動力がない人の心理や特徴から考えてみましょう。
 

言い訳が多い


行動力がない人に共通する特徴としては、言い訳が多いという点があります。

本来やるべきことをやらなかった言い訳をするのですが、結局その言い訳は後付のもので「時間がない」「タイミングが悪い」「体調が悪い」といった本当はどうにでもなるような言い訳ばかりです。

人は行動できなかった言い訳はいくらでもできるので、そんな言い訳を考えているうちに自分自身もその言い訳に納得してしまいます。

また、条件付きで行動するといった決め事をする人もいます。

たとえば「〇〇万円貯まったら独立して起業する」「〇〇kg体重が減ったら告白する」というように行動に条件をつける人です。

これもひとつの言い訳で、条件を満たさなかったから行動できなかったという言い訳を最初から考えているのです。

その証拠にこうした条件を達成して行動に移した人はほとんどいません。

行動できる人は条件無しですぐに行動をしています。

身の回りの行動力がない人をよく観察してみれば、言い訳が多いことにすぐ気づくはずです。
 

完璧主義


完璧主義のために行動力がない人もいます。

たとえば仕事を完璧にこなすために準備に時間をかける人がいます。

しかし、職場では取引先があるので完璧な仕事をするためにいつまでも時間をかけることはできません。

完璧にするために準備に時間がかかっているというのはひとつの言い訳に過ぎないのです。

また、完璧の意味を履き違えているとも言えます。

完璧な仕事というのは自分が納得するという意味での完璧ではなく、取引先が納得できる完璧さであるはずです。

それには決められた時間内に仕事をこなすという点も含まれています。

1年にひとつの仕事を完璧にこなせば十分な収入が得られる職人であれば別ですが、一般の給与所得者や自営業者ではそんなことをしていては生活できません。

完璧主義が理由で行動できない人は、自分の都合だけを優先して言い訳に完璧主義を使っているだけに過ぎないのです。
 

形からはいる人


行動する前に「形からはいる」人は、行動力がない人に多いパターンです。

なにかスポーツを始める場合でも、ウェアや道具をきちんとそれなりのものを準備しないとできないという人のことです。

こうしたタイプの人は準備に時間がかかり過ぎて、結局行動を起こせないということになりがちです。

スポーツのように趣味の場合は形からはいってもそれほど問題はありません。

なぜなら時間をいくらでもかけられるからです。

しかし仕事に関しては準備に時間をかけるということは必要かもしれませんが、やりすぎてしまってはいつまでも仕事に取りかかれず本末転倒です。
 

先に失敗したことを考えすぎる


失敗したときのことを考えて行動するというのは、ある意味では当然のことです。

特に仕事の場合は状況が大きく変わるということはあり得ることなので、失敗した後のことも考えて対処を考えておくことは必要なことになります。

しかし行動力がない人は失敗したことを考えすぎて行動を起こせないという特徴があります。

行動力がない人は失敗そのものを大きく考えすぎている傾向があります。

失敗すると人生が終わってしまうくらいに考えてしまっているのです。

実際には人生が終わるほどの失敗というのはほとんどなく、どんな失敗をしても必ず取り戻せるというのが現実です。

むしろまったく失敗を経験しないで仕事をしている人や生活している人は、まったくいないと言ってもいいでしょう。

人は失敗を繰り返すことで経験を積んで次の成功に生かすことができるのです。

大切なのは失敗の経験を生かして二度と同じ失敗を繰り返さないことであって、絶対に失敗をしないということではないのです。

失敗はむしろ必要なことだと割り切ってしまえば、失敗を恐れて行動できなくなることはなくなるでしょう。
 

周囲の目を気にしすぎる


行動力がない人の中には周囲の目を気にしすぎて行動でいない人もいます。

「こんなことを知ら変に思われるかもしれない」という気持ちが行動をするのを妨げてしまうのです。

これは周囲から批判や避難されることを嫌っているとも言えます。

しかし、同じ職場にいる人の中でもあなたに好意的な人と批判的な人の割合は一定だという説があります。

2割の人はあなたに対して好意的で、同じ2割の人があなたに対して批判的です。

それ以外の6割の人はケースバイケースで好意的になったり悪意を持ったりします。

つまりどんな行動しても常に2割の人から非難を受けるのは避けられないということです。

その代わり常に2割の人から支持を受けることも確定していると考えられます。

またその行動の内容が一般的に見て問題のないことであれば、残りの6割の大半から指示されることも可能なのです。

そう考えると行動する前に批判されることを恐れて行動しないのは、全く意味がないことになります。
 

自信がない


行動力のない人のほとんどは自分に自信がない人です。

自分に自信があれば行動することにためらいがあるはずもなく、自分を信じてすぐに行動するでしょう。

その結果失敗したとしても自信があれば立ち直るのも早く、次は失敗しないように行動することも可能です。

しかし自分に自信がない人は行動して失敗することを考えすぎて、結果行動することができないのです。

特に今までに経験したことがない仕事などにチャレンジする場合は、よけいにその傾向が強くなります。

経験の無さからまったく自信を持てなくなり、新しいことに挑戦することができません。

自信をつけるためにまずは行動してみるという発想がないのです。
 

頭の中だけで考えすぎる


人は頭の中だけで考えてしまうと、同じことを繰り返し考えてしまい、考えが堂々巡りになってしまいます。

その結果、考えがまとまらずに行動に移すことができなくなるのです。

行動力がない人の中には頭の中で考えすぎて行動ができなくなるという人もいます。

頭の中だけで考えてしまうと悪いことばかり考える傾向が強くなるので、行動ができなくなる弊害が生まれるのです。

頭の中だけでなく文章に書き出して目で確認したり、声に出して耳から情報を入れたりすることも大切です。

なるべく五感をフルに活用することで情報を整理できる可能性が高くなります。
 

優柔不断


行動力がない人には優柔不断という特徴もあります。

つまり行動するかどうかを決めることができず、時間をかけて悩んでいる間に行動のタイミングを失っているのです。

行動する前にじっくりと考えることは悪いことではありません。

しかし考えすぎて選択肢を多くしてしまうと、優柔不断な性格であればどれかひとつに絞ることを難しくするだけです。

優柔不断な人はなるべく選択肢を少なくすることが必要です。
 

計画性がない


行動力がない人は行動する前に色々と考えますが、目標を設定して目標を達成するためになにが必要なのか、いつまでにやればいいのかという計画を立てることができません。

物事を順序立てて考えることができないのです。

そのため、いきあたりばったりで漠然としたことしか考えることができず、ますます行動することをできなくしているのです。
 

面倒くさい


ショミなど自分が好きなことには行動力があっても、仕事では行動力を伴わない人はそもそも仕事を面倒くさいと思っている可能性があります。

仕事そのものを面倒くさいと思っているので、積極的に行動できるはずもなく、行動する前の段階で止まってしまうことが多いのです。
 

行動力がない人への対処法


プライベートで行動力がない人がそばにいる場合は、特に大きな問題は怒らないでしょう。

むしろ行動しないことでトラブルが起こりにくいとも言えます。

しかし職場で自分の部下に行動力がない場合は、上司の管理責任が問われることにもなりかねません。

職場に考動力がない部下がいた場合にはどのように対処したらいいのでしょうか。
 

失敗への認識を改めさせる


行動力がない部下は失敗を極端に恐れている可能性があり、それが理由で行動に出られないでいるのかもしれません。

まず失敗は仕事にはつきものであって、一度の失敗で能力を判断されることはないと話してあげましょう。

失敗よりも問題となるのは同じ失敗を繰り返すことであって、一度失敗したらそれを二度と繰り返さないことが大切であると認識させます。

そして、もし失敗してしまった場合はすぐに対処できる体制を取りながら部下のフォローをきちんとすれば、たとえ失敗してもそれを次につなげることができます。
 

具体的なプランを立てさせる


行動力がない部下には仕事をする前にその仕事を成功させるためのプランを立たせてみましょう。

プラン(計画書)は成功するまでの過程を期日管理できるように作成して、プランを提出する期間も明確にしておきましょう。

行動力がない部下はなんでも先送りにする傾向があるので、期日を指定してそれを守らせることは重要です。

また、仕事を達成するまでの期間もはっきりと期日指定することで、先の伸ばししないように注意しながら指導しましょう。
 

初めての仕事には経験者をつける


行動力がない部下は初めての仕事の場合は経験不足から仕事を先延ばしにしてしまいます。

そのため、初めての仕事を与えるときは、なるべくその仕事の経験者をサブとしてつけてあげましょう。

そうすれば初めての仕事でも、経験者から話を聞くことで仕事に対する不安も和らぎスムーズに行動することができるでしょう。
 

行動力を身につける


行動力がないという自覚がある人は、行動力を身につけるための努力をしてみましょう。

行動力がない人は考えすぎる傾向がありますが、適度に行動前に考えることができて、さらに行動力もある人は最強ということができます。

最強の人を目指して行動力を身につけてみましょう。
 

できることはすぐにやってみる


行動力がない人は、なにをするのでも行動する前に考えてしまう癖がついています。

仕事の場合は上司の判断を仰ぐ必要がある作業もありますが、自分の判断でできることはすぐにやってしまいましょう。

たとえその仕事が今日やらなくてもいい仕事でも、いつでもできると思ってしまうと先伸ばしにしてしまいます。

自分で判断してやってもいい仕事であれば、なにも考えずにすぐにやるという癖をつけるようにしましょう。
 

計画と目標を立てる


行動力がない人は頭の中でいろいろ考えてしまって思考が堂々巡りになってしまうことが多くあります。

そのため仕事に関しては目に見えるように計画書を作り、目標や目標達成までの期日を具体的に記載して目に見えるところに貼っておきましょう。

目に見えるようにすることで行動目標を視覚化することができ、より具体的なものとして感じることができます。

頭の中だけにあるものは現実的には思えないものなのです。
 

好奇心を持つ


仕事の中には今までやったことがないものや苦手なものが必ずあります。

しかし、それを避けていてはとても行動的になるということはできませんね。

まずは未経験のことや興味がなかったことにも好奇心を持つようにしましょう。

具体的にはその仕事に関する本を読んだり、ネットで情報を収集したりとできることは色々あるはずです。

そうして知識を身につけることで少しずつでも興味が湧いてくればしめたものですね。

後は好奇心が行動の後押しをしてくれるはずです。
 

周囲を気にしないようにする


行動力がない人の中には周囲を気にするあまり行動ができないでいる人もいます。

他人が見たらどう思うか気にしすぎてしまうからです。

しかし、反対に自分のことを考えてみましょう。

自分自身は周囲の人のことをそれほど気にしているのでしょうか?

たとえば仕事で失敗した人のことをいつまでも覚えていて、その人が行動するたびに注意して見ているということがあるでしょうか?

ほとんどの人は同僚であっても、その人の行動を注意してみていることはありません。

そう考えてみると必要以上に他人の視線を気にするというのは自分にとっては意味がないということに気づくはずです。

行動的になるよう努力するのであれば、他人の視線を気にすることも止めてみましょう。
 

行動力がある人と接する


行動力を身につけるためには、行動力がある人を見習うのが最も手っ取り早い方法ですね。

職場であれば行動力がある同僚や先輩、上司となるべく行動をともにしてみましょう。

目の前で行動力がある実例を見るだけでも大きな影響力を受けることができます。

人は身近な人に引っ張られる傾向があります。

まして自分が目標としている行動力がある人であれば、なおさら影響が強いでしょう。
 

自分に自信を持つ


行動力のない人に最も欠けているものは自分に対する自信です。

自信を身につけるだけであらゆる面で行動的になる可能性があります。

自信のなさは自分の行動に制限をかけてしまうので、それをなくすだけでも行動的になれるからです。

とにかく小さなことでもいいので、これだけは他の人に負けないものを身につけましょう。

自信を持てるものがひとつでもあると、行動に対する積極性がそれまでとはまるで違ってくることでしょう。

具体的な方法のひとつとしては自分のハードルを下げるということがあります。

自分自身にあまり期待しすぎると失敗のダメージも大きくなります。

それよりもたとえ成功しなくても一人で最後までできたことをよしとするというような、少しハードルを下げた考え方をしてみましょう。

そしてその段階がクリアできたら次の段階をクリアするよう努力すれば、最終的には一人で仕事を成功させることも可能です。

そうすれば本当の自信に繋がり行動力もつきますよ。
 

成功のイメージを持つ


行動力がない人は行動の前に失敗したときのことを考えすぎてしまいます。

つまりマイナスのイメージを持ちすぎるので、行動に結びつかないのです。

そのため反対に成功するイメージを持つようにしてみましょう。

ただ頭の中で考えているだけではうまくいかないので、同じ職場の人に成功体験を聞いてみるというのもひとつの方法です。

実際の体験談を自分に置き換えてみるとイメージを鮮明にすることができ、成功する可能性も高くなるでしょう。
 

まとめ


行動力がない人は職場には必ずひとりはいるでしょう。

また、自分も行動力には自身がないという人も少なくはないはずです。

そもそも自分に絶対的な自信があり迷いなく行動できる人はそれほど多くはないのですから。

自分に行動力がないという人はまずは自信をつけるようにしましょう。

行動の裏側にあるのは自分に対する自信です。

この記事が行動力のない人が自信を持つきっかけになると幸いです。