命令口調

命令口調な人の特徴・心理・対処法

命令口調

偉そうに命令口調な人がいます。

会長や社長が命令口調で話すならともかく身近な人や同等レベルな人から命令口調で来られると

例えば

「~したらどうだ?」

「~するべきだろ」

「早くしろよ」

「これ、やっとけよ」

と偉そうに命令する人。

「は、何様?」って言いたくなりますよね。

立場上、命令口調になるのは自然な事ですが、「言い方や声のトーンを変えるだけでも円満な職場が築けるのに…」と残念で仕方がありません。

職場の付き合い上、完全に無視することはできません。

常日頃から命令口調な人がいるとストレスがたまってきますので、その都度発散させて気持ちのいい朝を迎えたいものです。

命令口調な人の特徴や心理と対処法まで紹介しますので、最後までご覧ください。

命令口調な人に共通する特徴

命令口調な人に見られる共通点は何と言っても威張っているところです。

言葉の使い方、声のトーンなどからさまざまなシーンで特徴が出ます。

詳しく説明していきますので、自分は知らず知らずのうちに命令口調になってないかチェックしながら見てください。

立場がある

リーダー的ポジションや人の上に立つ者は立場上、日ごろから命令口調が多いです。

少なくとも仕事ができて出世できた人であり知識やトーク力を兼ね備えています。

話は端的で指示も的確ですが、言葉足らずで思いやる気持ちがなく気難しい人です。

「それやっといて」とあごで差したりいくら上司と言えど態度が大きすぎては嫌われる上司でしかありません。

そうゆう上司の多くは「だいたい君はだな!」「これやっとけよ」と人を指さしながら話していることが多いです。

せっかちである

命令口調な人は、せっかちな性格上、他人のとろい動作にイライラします。

「もっと急げよ!」「さっさとやれ!」と急かします。

あまりにも遅い、出来が悪いと「使えないな~」と悪態をつきます。

上から目線である

命令口調な人は、非常にプライドが高く自己評価も高い。

自分はできる人間だと思っていて年齢関係なくできない人に対して命令口調になっています。

「言わなくてもわかってるよね?」

「わからないなんて言わないよね?」

と無言の圧力をかけます。

自己中心的である

命令口調な人は、常に自分を基準として相手の都合も聞かずに

「いいから早くしてよ」

「つべこべ言わずやってよ」

「何時までに~するように」

と命令するだけで感謝の気持ちが全くありません。

自分に自信がある

自分の意見や考えが一番正しいと信じて疑わないような人は常に命令口調です。

そのため自己主張が強く他人を否定しては「こうするべきだ」と命令口調になります。

命令口調な人は、自分の意見に否定的な者には徹底的に争う姿勢を示します。

言葉使い

命令口調な人は、まず敬語を使わないです。

初対面では敬語・丁寧語で話す人は好印象を持ちます。

ですが、命令口調の人は仕事のお願いにしろ、普段の会話にしろ

「これをしろ」

「あれを持って来い」

「早くしろ」

「言う通りにしろ」

と言い方がきついです。

「これお願い」

「あれ持って来てもらえる?」

「時間がないからもう少し早くできない?」

「これでお願いできる?」

と言い換えた方が同じ言葉でも言い方次第では受け取る側の心理は違ってきますよね。

人を呼ぶときも“○○さん、○○ちゃん”と呼ぶところを上司や年上以外になると誰に対しても名字で呼び捨ぶスタンスです。

命令口調の心理

命令口調の人は一体どんな心理で強気に出るのか?

自分が命令口調で返されたらどんな反応を示すのでしょう。

気になりますよね。

それではシーン別に説明していきます。

大きく見せたい

リーダーシップを取りたがるは、自分が強いところを見せつけてやりたいので、命令口調で立場が上だというところを知らしめています。

真のリーダーとは仲間の意見を尊重し、どうすればみんなが納得のいく答えになるか一緒になって考える人ですが、名ばかりのリーダーは、自分の思い通りにさせようと

「リーダーは俺だ」

「リーダーのいう事は絶対だ」

と強い口調で押し通します。

「嫌なら出てけ/やめろ」と半ば脅しにかけます。

優越感に浸る

命令口調な人は、自分をやたらと褒めます。

「俺だから成功したんだ」

「俺なら秒でできる」

「俺しか無理」

などとても威勢がいいです。

できない人を見て自分は他の奴らとは違うと鼻で笑っています。

自分より劣る人を見つけては「そいつらといれば自分が際立つから」と言っていつまでも優越感に浸っていられます。

爽快感がある

命令口調になると誰も文句を言いません。

ちょっと怖い感じがしますからね。

誇示して調子に乗っています。

「誰でも自分の言う通りにしてくれる。なんて気持ちがいいんだ」
相手がペコペコしてくる姿が爽快です。

それを第三者に見られるのも爽快です。

緊張感を持ってもらうため

命令口調な人は、命令口調じゃないと部下は仕事をしないと思っています。

普段から優しくて怒らない上司が命令しても「わかりました」で終わります。

納期に遅れたリミスしたとしても「しっかりやってよ~」と言われるだけで緊張感がありません。

命令口調で怖い人だと気が引き締まって失敗が許されません。

私語も慎み現場はピリッと緊迫した空気に包まれますね。

バカにしている

日ごろから命令口調の人は普段の会話の中でも

「こいつにはなに言っても平気」

「なんでもいうこと聞いてくれる」

と完全に見下しています。

「断ったらどうなるかわかってんだろうな」と大きな声で圧を掛けて言いなりにさせています。

命令口調な人への対処法

命令口調な人は、自分がコントロールしやすいタイプの人を見極めています。

一度、弱いところを見せるとターゲットになります。

ですから、自分の意見はしっかり持って言いなりにならないことです。

もうターゲットにされていると言う方の対処法は3つ。

見返す

いつまでも命令口調で見下されるのは嫌です。

自分がその人以上の存在になれば周りの見方が変わってくるはずです。

周りも命令口調でうんざりしているでしょうから、きっと味方してくれます。

コツコツ努力して上司に認められるようにスキルを磨きましょう。

逆の立場を想像すれば意欲が湧いてくるでしょう。

キッパリ断る

浅い付き合いの人や自分と同レベルの人であれば、「これ、やっとけよ」に対して「俺の仕事じゃない、自分でやれよ」と強気な発言で返してください。

「いつまでもお前の言いなりにはならない」という自信があるように感じ取れます。

断っていくうちに、命令口調が減るのが期待できます。

質問形式で返す

偉そうに命令口調で同僚に「これやっとけよ」と言われて素直に「わかった」と思える人がどれくらいいるでしょうか。

「言い方ってもんがあるだろ」と思ってしまいます。

「お前はできないの?」「俺にしかできないの}と返せばプライドが高い人は悔しくて「もういい」となります。

このように質問形式で「あいつは口答えばっかりしやがる」と相手をどんどん遠ざけていけばいいのです。

まとめ

長い人生の中で知り合う人はみんながみんな良い人だとは限りません。

気が合う人もいれば付き合いにくい人もいて当然です。

その中で、トラブルがあり、解決法をまざまな方法で試しながら学んで行くうちに自分が成長できるチャンスになっていくでしょう。

自分がそうだったかもと自覚がある人は

話し方のトーンや言葉の選び方次第で同じ言葉でも受ける印象は大きく変わります。

例えば同じ命令でも「これ明日までに資料まとめとけよ」と言われるより、「この資料明日までにまとめておいてね」と言われる方が素直に「はい」と返事ができます。

お互いが気持ちよく過ごせるように相手の立場になって考えたら過ごしやすい環境が生まれるはずです。