早とちりする人の特徴・心理・対処法



あなたの身の回りに早とちりをよくする人はいないでしょうか?

早とちりをよくする人は職場ではあまり信用できませんね。

どんな人が早とちりをしてしまうのでしょうか?

今回は早とちりをする人の特徴や心理、早とちりを治す方法を考えてみましょう。
 

早とちりとは


「早とちり」を辞書で引くと「よく確かめずにわかったつもりになること」といった内容が記載されています。

別の言葉で言い換えると「早合点」と言う意味になります。

また、同じような意味の類語としては「勘違い」と言う言葉がありますね。

しかし、「早とちり」と「勘違い」は全く同じ意味ではありません。

その違いを説明します。

「早とちり」はよく確認しなかったり、よく考えなかったりして物事を判断することです。

一方で「勘違い」は最初から物事の意味を間違えていることを言います。


早とちりは後になって自分で間違いに気づくことがありますが、勘違いの場合は他の人に指摘されないと気づかないことが多いという違いもあります。

早とちりをする人は仕事をする上でも周囲から信用されないことが多いので、もし早とちりが多いという自覚があれば、早めに直すことを考えましょう。
 

早とちりする人の特徴・心理


まずは早とちりをする人特徴や心理を考えましょう。
 

話を最後まで聞かない


早とちりする人に共通している特徴に、人の話を最後まで聞かないという点があります。

日本語というのは言葉の順序として最後になるほど重要だという特徴があります。

たとえば「〇〇は☓☓だ」というのと、「〇〇は☓☓でない」と言う文章は、最後まで言葉を聞かなければ、否定か肯定かわかりません。

その点、英語は文章の最初の方で、「I don’t」などのように最初の言葉で否定していることがわかるので、最後まで聞かなくても否定か肯定かははっきりしています。

特に日本語は最後まで聞かないと本当に意図していることがわからないので、せっかちな人は早とちりする可能性が高い言語だと言えるでしょう。

さらに早とちりする人は自分で勝手に解釈をして、話の途中で話全体を推測してしまう傾向があります。

そのため話の本筋を外れた解釈をしたままで、仕事に取り掛かってしまうことも多く失敗する可能性を高めているのです。
 

プライドが高い


早とちりする人の中にはプライドが高いせいで早とちりをしてしまうという人もいます。

たとえば人の話を聞いても聞き始めただけで、そんな話くらい自分はとっくに知っていると考えて、最後まで聞かずにわかった気になるのです。

つまりプライドの高さが原因で話を最後まで聞かない人です。

さらに、その解釈が間違っていると他人から指摘されたとしても、プライドが高い人はその意見や忠告を受け入れることもありません。

プライドが高い人の早とちりは自分からその間違いに気づくこともなく、他人からの間違いの指摘を受け入れることもないので最も厄介な早とちりということができますね。
 

集中力がない


集中力がない人も早とちりが得意です。

集中力がなく注意力が散漫な人は、じっと人の話を最後まで聞くということができません。

当然のことながら話の内容を最後まできちんと理解することもできないので早とちりする可能性が高くなります。

話を聞いた直後でも話の内容がすべてわかっていないのですから、時間が経過したあとではなおさら曖昧な内容しか覚えていません。

しかも話の内容で不足している部分は自分の推測で補うことになるので、早とちりしてしまうのはある意味では必然と言えるでしょう。

人の話を聞いているときに途中でわからないことがあれば、普通の人であれば聞き直すということをします。

しかし、集中力ない人は一度や二度ではなく話を聞いていないことがあるので、その都度聞き直していては相手から嫌がられるだろうというのがわかっています。

そのため聞き直すこともできないので早とちりしたままということになります。
 

短気


短気な人も早とちりしやすい性格です。

短気な人も人の話を最後まで聞かないタイプなので、早とちりをしてしまいます。

短気な人というのはとにかく結論を急いでしまうので、人の話を聞いているときも結論を求めすぎて途中で自分なりに結論を出してしまいます。

自分の中で結論を得られたと思ったらそれ以降の話は耳に入ってこないのです。

その結果、自分なりの解釈と結論で話がわかったつもりになりますが、実際には違っていることが多く早とちりとなります。
 

メモをとらない


早とちりする人の共通する特徴としてはメモをとらないという点があります。

普段の会話でメモをとる人はあまりいませんが、早とちりする人は職場での会議や仕事に関する重要な話を聞いているときでもメモをとることをしません。

早とちりする人の中でもプライドが高い人ほどメモをとらなくても自分は理解できるというおごりからメモをとりません。

また、短気な人は結論を早く聞きたいと思っているので、メモをとるという余裕もありません。

集中力がない人に至ってはメモをとるということすら考えもつかないでしょう。

人間の記憶力というのはあやふやなので、いくら記憶力に自信があってもメモをとっておくことであやふやな記憶をサポートしておかないと正確な情報をキープすることができません。

特に職場では情報を正確に保つことが重要となります。
 

質問と確認をしない


早とちりする人の共通する特徴としては質問や確認をしないという点があります。

早とちりをする人が質問や確認をしないのは、すでに自分の中では理解しているつもりになっている、または質問や確認をするとバカだと思われると考えているからです。

特にプライドが高い人は自分が一度で理解できない人だと思われることが耐えられないので、質問や確認などは絶対にしないでしょう。

集中力がない人は何を質問していいのかもわかっていない可能性があります。

短気な人は自分で勝手に解釈してすべて理解したつもりになっています。

それぞれのタイプがそれぞれの理由によって質問や確認をすることがないので、早とちりする人の共通な特徴となってしまうのです。
 

思い込みが激しい


早とちりをする人には思い込みが激しいという特徴があります。

早とちりをする理由や原因はそれぞれ違っていますが、普通であれば不確かな情報であるということに気づくので、その情報に基づいた行動はしないものです。

しかし、早とちりをする人はところどころ抜け落ちている情報であっても、不足部分を自分で補完してそれをあたかも事実であると思い込んでしまうのです。

こうした思い込みの激しさが早とちりをした行動をする根本的な原因と言ってもいいでしょう。
 

早とちりの問題点


早とちりをしてしまうとどんな問題点があるのでしょうか?

早とちりによる問題についても考えておきましょう。
 

ミスの原因になる


早とちりは正しい情報や完全な情報を得られていない状態で行動してしまうことなので、当然間違った情報によるミスや失敗が多くなります。

職場ではこうしたミスはあってはならないことで、小さなミスでも大きな失敗になることや会社や取引先に大きな迷惑をかけてしまうことがあります。

よくある早とちりによるミスとしては納期や提出期限など日時に関するミス、書類の不備などがあります。

社内だけで済むのであればそれほど大きな失敗にはなりませんが、取引先との約束や提出書類のミスは大きなトラブルになることもあるので注意しましょう。
 

早とちりが誤解を生む


早とちりによって行動をするとその行動は他の正しい情報を持っている人から見ると間違った行動となります。

そのため、間違った行動をしたことで周囲から誤解を受けることになります。

また、会話をしているときでも早とちりしている人は自分で勝手に解釈をするので、その解釈を相手に伝えたときには勝手な人だと思われることが多くなります。

勝手な解釈が偶然にも事実と同じになることはほとんどありません。

特に早とちりする人という認識が定着している人であれば、解釈が当たらないからそうした「早とちりする人」という認識をされているのですから。
 

信用されなくなる


早とちりする人の一番の問題点は職場内で信用を失ってしまうということでしょう。

職場で信頼を失ってしまうと重要な仕事は任せてもらえなくなり、結果として出世する可能性も低くなります。

早とちりによるミスが小さなミスであれば、信用を失うほどではないかもしれません。

しかし、早とちりによって取引先に迷惑をかけてしまい取引にも影響したとなれば、大きな信用を失うどころか降格や減俸の可能性もあるでしょう。

また、小さなミスも度重なることで信頼を失うこともあります。

取り返しがつかないような失敗をする前に、早とちりするくせは直しておきましょう。
 

早とちりする性格を直す


よく職場で早とちりをしてしまうという人はその早とちりが原因で大きな失敗をする前にその性格を直す努力をしてみましょう。
 

早とちりであることを認識する


早とちりをすることを直すためには、まず自分が早とちりしやすい正確であることを認識する必要があります。

他人からいくら「早とちりだね」と言われても、自分で認識していなければ早とちりを直すことはできません。

人は無意識のうちにやっていることをコントロールできないので、早とちりであることを認識しない限り矯正することはできないのです。

まずはこれまで解説してきた早とちりする人の特徴をもう一度見直して、自分に当てはまるかどうかを考えてみましょう。

自分のことは自分ではよくわからない場合もあるので、親しい人に確認して第三者の意見を聞くことも大切です。

また早とちりをするという認識を強く持つことで、常に早とちりをしていないかどうかということに気をつけるようになります。

まずは自分が早とちりをする人だということを強く意識することから始めましょう。
 

復唱して確認する


早とちりする最大の原因は人の話を最後まで聞かずに、いい加減に自分勝手な解釈してしまうことです。

職場で上司に仕事の指示をされたときも、いつもと同じだと思って話の後半部分を聞き流したとします。

しかし、後半部分がいつもと違う内容であった場合は早とちりとなり、仕事そのものも失敗し自分に対する上司の評価も大きく下がることになります。

これを防ぐためには話の内容を復唱した最後に確認することが必要です。

「この仕事は〇〇を空いたまでに☓☓すればいいんですね」というように最後に確認するくせをつけましょう。

自分の解釈が間違っていればその時点で修正することができるので、間違った解釈のままで仕事をすることは防ぐことができます。
 

メモをとる


重要な仕事の話を聞くときはメモをとるクセをつけましょう。

最後に復唱することで早とちりをすることは防止できますが、長い話の場合は復唱することも難しい場合があります。

復唱のための補助としてメモをとることは効果的です。

また、メモをとることでその時の記録を後に残すことができるので、メモを読み返して新たな疑問が湧いたときに質問をして修正することもできます。

また、仕事以外でもネットやテレビで得た情報をメモするクセをつけておくことも効果的です。

メモをするということになかなか馴染めない人も多いかもしれませんが、普段からメモをしておけば職場でも自然にメモをすることができるようになります。

面倒だと感じる人もいるかもしれませんが、早とちりによって大きな失敗をする可能性がなくなると考えればモチベーションになるでしょう。
 

余計なことを考えない


早とちりをする人は比較的頭の回転が速い人が多いので、自分勝手な解釈をしてしまってそれが早とちりにつながってしまいます。

そのため人の話を聞くときはなるべく余計なことは考えずに、相手の言葉をそのまま受け入れましょう。

そうして自分なりの解釈を把持してしまえば、結論を聞くまで話を聞くようになるでしょう、 自分は頭がいいという意識が少しでもあると、先回りして自分で解釈してしまう可能性が高いのです。

話をしている相手を尊重するという気持ちを持つようにすれば、相手の話も尊重して最後まで聞くことができるようになります。

本当に頭がいい人というのは自分なりの解釈をすることもできますが、それと相手の話をすり合わせながら修正することもできるので早とちりしないのです。

その領域に達することを目標にして、まずは自分の勝手な解釈をやめて相手の話を素直に聞くことから始めてみましょう。
 

他人との情報共有


早とちりする人は情報を自分なりに解釈することもそうですが、その情報を元に行動するときも一人だけでする傾向があります。

そのため最後まで間違った行動をしていることに気づかないことが多いのです。

自分が早とちりする人だという認識がはっきりできたら、次は自分の行動が間違っていないか他人と情報のすり合わせをしてみましょう。

自分が信頼している人の話であれば早とちりする人でも受け入れやすいので、その人から話を聞いて自分の考えを確認してみましょう。

職場であれば同じ部署の同僚などに話を聞くのでもいいでしょう。

まずはひとりで行動する前に周囲の人から情報を収集して正しい情報を共有することを心がけましょう。
 

わからないことはわからないままにしない


特にプライドが高くて早とちりをする人は、話の途中でわからないことがあっても聞こうとしません。

人にわからないことを聞くということが、プライドが邪魔をしてできないのです。

しかし、結果としてそのわからないことが原因で大きなミスをしてしまうとそれ以上にプライドを傷つけてしまうということを認識しましょう。

本当にプライドがある人は、失敗をしないためにはプライドを捨てて、わからないことは事前にしっかり確認します。

失敗したときにより大きくプライドが傷つくということを知っているからです。

実際に早とちりをしてしまう人はプライドに対する意識を変えて、わからないことはそのままにしないようにするだけで、早とちりを改善することができますよ。
 

まとめ


早とちりをする人の特徴や改善方法はおわかりいただけたでしょうか?

職場では早とちりによる失敗は、上司への印象はよくありません。

自分勝手なことをして失敗した人とみなされるので、出世にも影響するのは間違いありません。

笑える程度のミスで済んでいるうちに早とちりを改善する努力をしましょう。

この記事がそのお役に立てれば幸いです。