損得勘定で動く

損得勘定で動く人の特徴・心理・対処法

損得勘定で動く

損得勘定で動く人が結局は損する理由

損得勘定とは「これをすると自分にはこんな利益が得られるから」と最初から計算して行動することです。

逆に言えば、損をするとわかっているなら、わざわざ行動しないという自分の利益ばかり追求する打算的な人です。

損得勘定で動く人は人間関係までよく観察しています。

一連の行動を見てればわかります。

損得勘定は仕事にも恋愛にも影響します。

あとで愚痴を言ったり人によって態度を変える人は要注意です。

損得勘定で動く人に利用されていないか見極めるポイントがありますので、レクチャーします。

損得勘定で動く人に共通する特徴

損得勘定で動く人に共通する点はみな自分に利益があるかないかを真っ先に考えます。

それが良いか悪いかは別として。

もちろん自分が損得勘定で動く人なのか自覚はあります。

自覚と言うより、たくらみの方が強いかもしれません。

具体的にどのような行動を取るのでしょうか。

特徴を挙げていきます。

親切心があるわけではない

損得勘定で動く人は、まず

「この人を助けたら自分にこういうメリットがあるから助けよう

と必ず考える人です。

真の親切心があるわけではありません。

見返りを求める

損得勘定で動く人は、○○してあげたんだからあなたもこうしてほしいと見返りを求める人です。

見返りを求めずに手を差し伸べることはありません。

純粋な気持ちで何かを提供している人ならば見返りなんて求めません。

相手が喜んでくれたら自分もうれしいものです。

見返りがないと絶対に動かないタイプです。

人をダシに使う

損得勘定で動く人は、自分の欲望が満たされればそれでいい。

時として嘘も平気でつきます。

気に入った人や近づきたい人がいれば他人の人脈まで使って取り入ろうとします。

口が達者で外面がとてもいい人です。

人が見ている所ではいい顔をする

損得勘定で動く人は、人前で自分の親切心を見せつけていい人アピールをします。

しかし、さっきまで良い人を演じていたのに人が見ていない所では素っ気ない態度や知らん顔します。

どこで誰が見ているかわからないにもかかわらず、裏表の顔があるのは少し残念なところです。

他人の人脈を利用する

地位ある人や、影響力がある人はうらやましいものです。

あの人に近づきたい、あの人に気に入られたいターゲットがいれば、まずは周りから固めていく必要もあります。

損得勘定で動く人は、取り入るまではさまざまな手を使ったり人を利用して近づきますが、取り入ることに成功したら自分が優位に立つことができます。

感謝することもなくあとは用済みで知らん顔です。

ゴマをする

損得勘定で動く人は、本心を隠して地位や名声ある人に近づこうとしているのですから、計算高く腹黒い人だと言えますね。

お世辞が達者で愛嬌がいい

実際にはそう思っていないのに周りに同調しています。

洞察力が鋭い

損得勘定で動く人は、表面的な部分を含め、見えていない部分まで見抜いていく洞察力が優れています。

会話の中から瞬時に損得を判断して利益になるような人に自分を売り込んで近づきます。

これでだいたいビジネスもうまくいっています。

損得勘定で動く人の心理

損得勘定で動く人には「誰よりも得したい」「損をしたくない」と絶対的心理が潜んでいます。

期待している

損得勘定で動く人は、これをしてあげたら相手は助かるはずだ、謝礼がもらえるはずだ、だから○○してあげようと過度に期待しています。

お礼の言葉だけだと時間を割いてやったのにとガッカリします。

「僕のお陰で助かったんじゃないの?」と心がスッキリしません。

損した時

無駄な時間を割きたくない、余計なお金を使いたくないのは誰もが同じ気持ちです。

それでも時として人に時間を割いたり、付き合いで接待することがあります。

損得勘定で動く人は、成果がなかったり見返りがなかったりすると、時間の無駄だった、損した、次はもうしないと文句のひとつでも言ってやらないと気がすみません。

損を感じた時点で人間関係に見切りをつけます。

恩を売っておきたい

損得勘定で動く人は、今この人を助けておけば、好感度が上がるだろう、あとあと自分が有利になるかもしれないと
思惑があっての言動です。

その時が来たらここぞとばかりにそれ相応の代価を要求します。

何かたくらんでいる/目的がある

損得勘定で動く人は、目先の利益を優先しがちに見えますが、その先に大きなメリットがハッキリうつっているのであれば、目標達成までに時間を要してもそれまでは忠実に対応します。

たとえば、出世につながるチャンスが潜んでいるとすれば、業績アップに貢献するために過酷な業務も喜んで引き受けます。

評価されたい

誰だって人から悪く思われたくはないですよね。

それは損得勘定で動く人も全く同じ気持ちです。

損得勘定で動く人は、周りに良い人だと思われたい、褒められたい、仕事ができる人だと評価されたい気持ちがとても強いので、姑息な手段を用いたりしてまで評価を得たいのです。

損をしたくない

損得勘定で動く人は、瞬時に損得を勘定できるからこそ、お金にまつわる事には細かいです。

割り勘になると太っ腹の人は多めに出したり、おつりはいらないと言ったり、端数は切り捨ててお勘定する人がいます。

損得勘定で動く人は1円でも損したくない、借りも作りたくない、自分が払うべき正確な金額のみをきっちり出します。

損得勘定で動いたことありますか?

損得勘定で動いたことあるか聞いたところリアルな声が聞けましたので、一部を紹介します。

・職場に意中の人がいてその人がいる時は上司の指示や同僚のお願い事は嫌な顔一つせずに聞く(20代・男性/行員)

・自分の株を上げたいので面倒だけど清掃は率先してやる(20代・女性/飲食店)

・逆に損するとわかっていて動く人いるの?(10代/大学生)

・手帳を拾ったので「なにかお礼してくれますか?」と聞いた。(40代・男性/自営)

・上司がいる時と上司不在の場合との仕事のスピードが違う。不在の場合はサボって自宅で考える(30代/イベント企画)

損得勘定で動く人への対処法

損得勘定で動く人は人前だけ良い顔をするので、信用できません。

人を利用するだけ利用して捨てられたり裏切られることも考えられますので、安易に信用しない方がいいです。

なにより希薄な人間関係ばかりでいざと言う時、親身になってもらえないこともあるでしょう。

たとえ意図があるにせよ良い事をしている事には間違いないのですが、見ていない時の素知らぬ顔がバレたら一気に信用ガタ落ちです。

あからさまな態度の変化は改善した方がいいでしょう。

自分が頼りにしていた人が利用しただけなんて知ったらショックですね。

そうなる前に、急に近づいてきた人には十分気を付けてください。

あと個人情報も漏らさない方がいいです。

どこでどんな風に利用されるかわかりませんから。

信用できる要素として

・プライベートでも付き合いもある
プライベートでも仕事の話ばかり持ちかけられては開放感がありませんね。

・話に矛盾がないか

前に話していた内容と一致しているか。

その場その場をすり抜けてきた人は覚えていない、話が矛盾しているなど嘘をつく傾向がありますので。

・付き合いの期間

付き合いの期間が長くなれば長いほど相手の性格を知り尽くしています。

短い期間でも家族ぐるみの付き合いなら信用度も増してきます。

・攻撃しない

なにか目的があって近づいてくるのだから最初から攻撃はして来るはずはありませんが、こちら側が要求を呑まない、意見が合わない時など本性がポロっと出ることがありますのでよく観察してください。

まとめ

以上、損得勘定で動く人についてまとめました。

損得勘定で動くのは悪いことだとは言いません。

意図があって近づくのは誰にでもある事です。

ただ人を陥れるような手段だけはやめましょう。