嫌味を言う

嫌味を言う人の特徴・心理・対処法

嫌味を言う

嫌味とは相手に不快感を与える言葉です。

嫌味は悪口と似ていますが少し違います。

悪口とは「バカ」とか「キモイ」とか「不潔」など他人を悪く言う言葉で分かりやすいのが特徴です。

一方、嫌味の場合は「年の割にはきれいだね」などと相手をほめているのかけなしているのか分からないような言葉をかけます。

嫌味は嫌味を言っているつもりがないのに相手が嫌味と受け取ることがあります。

これは仕方がないとして、問題なのは悪意を持って嫌味を言う人。

相手が嫌な気持ちになると分かっていながら人はなぜ嫌味を言うのでしょうか?

嫌味を言うのは女性が多いのですが、ネチネチと言い続けるのは職場の上司に多いですね。

嫌味を言う人とはこんな人

今回取り上げるのは、何を言うにしても嫌味が込められている営業部のI課長です。

I課長が口に出す嫌味を紹介すると、例えば

・初めての仕事で分からないことを課長に聞くと「これくらい知っているのは常識だろ?」「一流大学出てるんだろ?」と返します。

・営業成績が悪い部下には「あいつはできて何でお前はできないんだ?」と営業成績トップの部下を引き合いに出してなじります。

・大口の契約を取ってきた部下には「お前のトークでよく受注できたな。」と素直に褒めることができません。

・若い女性社員には「いいね、若いというだけで大目に見てもらえて。」と皮肉交じりにつぶやきます。

・婚期が遅れている女子社員には「いつになったら結婚するんだ?」。結婚したら「よく結婚できたね」と嫌味を言います。嫌味というよりはセクハラ発言の一歩手前です。

I課長は、口を開けば人が不快に感じる言葉を発するため、部下から慕われていません。

嫌味を言う人の特徴

・上から目線

・負けず嫌い

・思いやりがない

・完璧主義

・嫉妬深い

嫌味を言う人の心理

嫌味を言う人はいくつかのタイプに分けられます。

日ごろから誰にでも嫌味を言う人

日ごろから誰にでも嫌味を言っている人は、嫌味を言うことがクセになっています。

嫌味を言うことがコミュニケーションの一環だと思っている節もあるので、本人に悪気はありません。

たまに嫌味を言う人

普段は人がいいのにたまに嫌味を言う人は、ストレスを抱えていることの表れです。

何か腹が立つことがあってムカムカしている可能性が高い。

特定の人にだけ嫌味を言う人

仕事ができない人が許せない

完璧主義で仕事ができる人は、仕事ができない人を見下すことがあります。

そういう人は仕事ができないことについて嫌味を言います。

仕事ができない人を見下して優越感を得たいあるいは他人のミスが許せないのです。

嫉妬している

嫉妬心から嫌味を言う人もいます。

他人の優れているところや恵まれているところを妬ましいと思っています。

嫌味を言う人の対処法

受け流す

嫌味に対してムキになって反応すると、相手は面白がってますます嫌味を言ってくるようになります。

笑顔で応じて気にしていないフリをすることが大事です。

嫌味を言われた場合に上手に受け流すための返答をいくつか紹介します。

・「まだ結婚はしないの?」と聞かれたら「独身を満喫しています。」と答えましょう。

・「子供がいないと食事の用意をしなくていいから楽だね。」と言われれば「はい、食事はコンビニの弁当で済ませるときもあります。」と返しましょう。

・たまに嫌味を言われたら「そんなこと言って何か嫌なことでもあったんですか?」と聞き返しましょう。

おだてる

嫌味を言う人には

「○○さんは何でも出来てすごいですね。尊敬します。」

「私も○○さんのように早く一人前になるように努力します。」

「○○さんのように優秀な人になるためにはどうすればいいですか?教えてください。」

とおだてましょう。

自分を高く評価する人には嫌味は言わなくなります。

出世する

嫌味を言われたくなかったら仕事をがんばることで出世を目指しましょう。

自分よりも偉い人には嫌味を言うことができません。

例えば、孫正義に面と向かって「社長は禿げていますね。」と言う部下はいません(孫正義に「ハゲ」と言うのは利害関係のない人間ばかりです)。

もし部下がそんなことを言ったら即刻クビになるでしょう。

まとめ

いちいち嫌味を気にしていたらきりがありません。

日ごろから嫌味を言っている人は、そういう人なんだと割り切ることが大事です。

さらっと受け流して仕事に集中しましょう。

いかがでしたか?

少しでも参考になれば幸いです。