頑張りすぎる

頑張りすぎる人の特徴・心理・対処法

頑張りすぎる

仕事に恋愛に常に全力で取り組んでいる方、あるいはそんな人が上司にいたら自分も対等にしなければいけないとプレッシャーがかかりすぎて頑張りすぎると家に帰るとどっと疲れてが出ませんか?

頑張ると言う姿勢は傍から見てもとても好感が持てます。

しかし、頑張り度合いを超すと精神的にも肉体的に無理をしている状態になります。

寝ても寝ても疲れが取れなかったり、食欲減退・不眠症になったりする可能性もあります。

頑張りすぎて目標を達成できたあとに起こる“燃え尽き症候群”に陥ったり、不安や責任感から押し寄せてくる極度のプレッシャーから精神的なストレスによって自律神経のバランスが乱れ体調を崩したりします。

あなたの周りにそんな人がいたら一刻も早く相談相手になってあげることが大切です。

自分のことかなーと思い当たる節がある人は一旦心を軽くするためにもこの記事を読んで執着心を捨ててみよう。

頑張りすぎる人の特徴と共通点

頑張りすぎる人には責任感が強いという共通点があります。

人任せにしてはダメだ、絶対に最後までやり遂げようという気持ちがとても強く頑張りすぎる人の特徴のひとつとも言えます。

何でも引き受ける

何でも引き受けるのは頑張りすぎる人の長所とも短所とも言える特徴です。

人が嫌がる仕事や残業を一人で引き受けます。

家にまで持ち込んで仕上げることもしばしば。

これは言い返さないお人よしに見られる傾向であります。

相手は断れないのを知ってのお願いですから、これはもう確信犯だと言えます。

生真面目である

頑張りすぎる人は、真面目を通り越して非常に誠実で生真面目な人です。

生真面目にも良い生真面目と悪い生真面目が存在します。

どんな小さな違反も許さないなど融通が利かない生真面目な人は、自分にも厳しく他人にも厳しいです。

頑固な面も持ち併せています。

一方、どんな困難な問題でも諦めずに最後までやり抜く生真面目な人は忍耐が強い人で、周りからも信頼されています。

こだわりが強く完璧主義である

公頑張りすぎる人は、私共に些細な事でにでも手を抜かず完璧にこなそうとします。

他人を信用していません。

周囲にも妥協を許さず、プレッシャーをかけます。

スケジュール管理がきちんとできていて、私生活でも一切生活リズムを崩しません。

毎日早寝早起きといった規則正しい生活を送っています。

休日もいつもと変わらない時間に起きて、家でも仕事をしたり趣味を楽しんだりして過ごします。

約束を必ず守る

頑張りすぎる人は、人との約束や締め切り期限を必ず守る人です。

しっかり仕事ができますから締切期限も守ると言っても過言ではありません。

仕事ができる人は、周りからも厚い信頼を得ています。

しかしその裏には当然ながら、並々ならぬ努力をされています。

使命感がある

頑張りすぎる人は、なぜこれをするのかという意味を知り、その上で自分は今、何をすべきかをはっきり明確に持っています。

自分に課せられた任務を最後まで遂行しようとしています。

医者や看護師など人の命を預かる職種に就いている人に多く見られます。

このような傾向がある方はどんなにつらくても体を休めることなく働こうとします。

どんどん負担が大きくのしかかって自分を追い込もうとするため、うつ病になりやすいのです。

頑張りすぎる人の心理

頑張りすぎる人は、よく周りから「頑張りすぎないでね」と声を掛けられますが、どこからが普通なのか手抜きなのかそのボーダーラインがわかりません。

結果、手抜きしたりミスをしたり普通でいるよりも、頑張って認めてもらいたい欲求の方が両天秤にかけた時に勝っています。

承認欲求が強い

程度の差はあれど誰でも持っている承認欲求ですが、幼いころ承認欲求に満たされなかった影響も少なからずあります。

頑張りすぎる人は特にこの承認欲求が強いです。

営業成績でトップになりたい、同期の中でも一番に出世したいと努力して成果を出して認めてもらいたい一心で、寝る間を惜しんで頑張っています。

責任感がある

頑張りすぎる人は、「自分がやらないと誰がやるんだ」という強い責任感があります。

一度引き受けた依頼は何があっても成し遂げようとします。

自分にプレッシャーをかけることで責任を感じて行動しようとします。

責任重大であればプレッシャーが重くのしかかります。

プレッシャーからのストレスに押しつぶされそうになる時もあります。

断り切れない

頑張りすぎる人が何でも引き受けてしまうのには、断り切れないという理由があります。

嫌われてしまうのではないか…自分を頼ってきているのに断るのは悪い…と人が良すぎて例えば会社の人に気乗りしない行事や飲み会に誘われても、嫌な顔ひとつもせずに2次会3次会と最後まで付き合います。

その日のうちに片づけたい

頑張りすぎる人は、今日の仕事は今日のうちに片づけないと寝れないタイプです。

明日に持ち越すのが嫌で無理してでも今日中に終わらせようと頑張ります。

期待に応えたい

一度成功したことによって周りから褒められ期待されると、「次はもっと頑張ろう」と張り切るか、「失敗は許されない」と思うかのどちらかです。

頑張りすぎる人は、途中で諦めたり投げ出す事は最も恥ずかしい事だと思っています。

ですから周りの期待に応えるためにも時間は掛かってでも最後までやり遂げようとします

頑張りすぎて疲れたときの対処法

自分の性質はなかなかすぐには直せませんので、先ずは頑張りすぎないような環境にいることが大切です。

自宅に帰った時だけはリラックスしてみましょう。

何もしない時間を作る

頑張りすぎる人は家に帰っても寝る前も仕事のことを考えていますから、気が休まることがありません。

気が張り詰めていては寝た気もしないでしょう。

1時間でもいいのでまったく何もしない時間を作ってみてください。

椅子に座って目を閉じているだけでもお風呂に浸かっている時でもいいのです。

その時間だけは抱えている悩みもなにも考えないようにとにかくリラックスするのです。

どうしても考えてしまうと言う人は好きな背景を思い浮かべる、絵画を見る、植物を見るなどして心を落ち着かせるのです。

捉え方の問題

頑張りすぎる人は一つのミスも許さず完璧に仕上げようとします。

時間も労力も掛かります。

「これができなかったからと言って会社が倒産するわけではない」

「一回失敗したくらいでクビにはならない」

と自分に言い聞かせてください。

それだけでも気が楽になります。

気分転換をする

・散歩する

・体を動かす

・美味しい物を食べに行く

・人とおしゃべりをする

・買い物に出かける

などちょっとした事でも構いません。

気分転換は大事です。

これでオンとオフの切り替えができ、精神的にも落ち着いてきます。

まとめ

日本人は勤勉で真面目と言われています。

良い事なのですが、頑張りすぎると疲れ果ててしまいます。

頑張っても頑張っても報われない時ってありますよね。

どの分野にも採用される人数は数に限りがあります。

それは自分の出来が悪いのではなく周りが優秀すぎた、理想がものすごく高すぎたという例もあるのです。

バンクーバーオリンピックで銀メダルを取った浅田選手を「なんだ2位じゃないか」と非難する人がいましたか?

たとえ負けたとしても自分の持っている力を全て出し切ったのならばそれでいいじゃないですか。

とても誇らしいことです。

次につながる第一歩だと思ってください。