あがり症

あがり症の人の特徴・心理・対処法

あがり症

極度のあがり症を克服する方法

人前に立って話すときやプレゼンテーション発表や面接試験のときに緊張しない人もいるかと思いますが、多くの人が人前で緊張することは大なり小なりあるのではないでしょうか。

誰にでも起こり得る自然な症状ですが、業務に支障が出ないように最小限に抑えたいと思う人も多いはずです。

そこで今回のテーマはどんな人があがり症になりやすいのか

特徴と克服法をレクチャーしますので、ぜひ最後までご覧ください。

あがり症の人があがってしまったときに起こり得る特徴

あがった時の症状は人それそれで以下の項目に5つ以上あてはまると極度のあがり症だと言えます。

あなたはいくつ症状がでるのかチェックしてみてください。

あがり症の症状

□動悸がする

あがり症の人は、人前に出てあがってしまい激しい動悸・息切れが起こります。

心拍数が速くなり、ハァハァいいます。

隣の人に聞こえるのではないかと思うくらい胸がドキドキします。

□挙動不審になる

あがり症の人は、キョロキョロとあたりを見渡してそわそわ落ち着かない様子です。

人と話すとき相手と目や顔を合わせることができません。

□手・足が震える

あがり症の人は、ぶるぶる手が震えます。

立っていられないくらい足がガクガク震えます。

拳を握ったり足に力を入れて踏ん張ります。

震えているのが少しでもバレないように大きめの服やズボンでごまかす人もいます。

□顔が赤くなる

あがり症の人は、人前で話さなくても目が合うだけで顔や耳が赤くなります。

恥ずかしい場面でもそうなります。

シャイな男性は異性が近くにいるだけでもテレます。

相手の目や顔をまともに見ることができません。

中にはその場を離れる人もいます。

□体が熱くなる

あがり症の人は、体が火照ったように熱くなります。

□言葉がつまる

練習ではうまく言えたのにいざ、本番となると頭が真っ白になって言葉が出てきません。

ところどころ言葉がぶっ飛んだり思い出そうとしばらく考え込みます。

ですが、思い出そうとしても「早く言わないと・・・!」という焦りからますます言葉が出てこないのです。

□どもる

あがり症の人は、最初の言葉を何度も繰り返す吃音(きつおん)の症状がでます。

「は、は、は、はじめまして。

ほ、ほ、本日はど、ど、ど、どうぞよろしくお、お、お、お願いします」
と言葉が滑らかに出ない症状をいいます。

□多汗症

あがり症の人は、額からタラタラと流れ落ちるくらい汗をかきます。

手汗もかきます。

グレーは汗ジミがもっとも目立つ色なので汗かきの人は絶対に避けます。

次はどういう人があがりやすいのか性格的特徴を挙げていきます。

あがり症の性格的特徴

人見知りである

あがり症の人は、元々人と話すのが苦手、特に初対面の人と接するのが苦手です。

そのため人をなるべく避けて生きてきた人ですから人に慣れていません。

急に話しかけられるとビックリします。

何話していいか混乱するので、周りからは素っ気ない態度だと見なされます。

自分ではそのつもりはないのですが、愛想もないのもそう見られる原因のひとつです。

心配性である

あがり症の人は、不安を恐れる人。

人からどう思われているか非常に気にする人です。

「間違っていたらどうしよう」
「これ言ったら嫌われないだろうか」
「笑われたらどうしよう」

不安が高まってますます緊張してしまい本来の力が発揮できません。

周りの視線を異常に気にする

あがり症の人は、他人からの視線を必要以上に意識してしまう人です。

「みんな自分を見て笑っている」と思い込んでいます。

実際は、人って自分が思っているほど他人にあまり興味が無いんですよ。

街ゆく人を全員ジーッと見ていると思えますか?
よっぽど目立つ言動をしていなければの話ですが、自分のことで精一杯なのです。

トラウマがある

あがり症の人は先天性の人もいますが、人前でなんらかの失敗した経験がトラウマになってしまった後天性によるものもあります。

大きな失敗をして人前で大笑いされた、怒鳴られた経験すると以後、似た人を見るだけとか
同じような場面に遭遇すると恐怖に怯えます。

体がかたまってしまうのです。

あがり症困ったあるある

あがり症でもっとも困ったことはなにか聞いてみましたので一部の声を紹介します。

・汗ジミが恥ずかしかった(20代・30代・40代女性)

・人生初の採用試験で思うようにアピールできなくて落ちた(男子大学生)

・面接官の質問にしどろもどろになり大事なことを言うのをド忘れした(27才/信用金庫)

・声が裏返って笑いが起きた(男子高校生/カラオケ店バイト)

・上司との会食で気を使いすぎて料理の味がしない(30代/公認会計士)

・高校受験前日、緊張してまったく眠れなくて結局朝まで勉強した。

試験中、少しぼ~っとなった(高校3年生)

・意外に知らない人よりも知っている人の方が緊張する。

知らない人はその場限りだけだからまだマシ(20代/県職員)

あがり症を克服する方法

人は誰でも大舞台に立つと緊張します。

大舞台じゃなくても緊張すればその人にとっては大舞台に立っているようなものですね。

なんとか克服したいはずですよね。

まずは人に慣れることからはじめてみましょう。

いきなり人を相手に練習といっても戸惑うでしょうから、自宅で簡単にできる方法を紹介します。

・鏡に向かって問いかけ・答える練習をする

・鏡を見て笑顔の練習をする

この2点をしっかり毎日習慣をつけるようにしてください。

時間は掛かるかもしれませんが、笑顔でしゃべることに慣れることが重要なのです。

テレビやスマホを見て突っ込む

テレビやyoutubeを見ていても笑うだけで黙って見ていませんか?

その時にどんなひとことでもいいから自分が思ったことを声に出して言ってみてください。

感想でもわかるわかる自分もそうだったとか体験話でも反対意見でいいですから、相手は怒ったりしませんので、安心していちいち反応してみてください。

テレビの中とは言えど自己主張をして自分に自信を付けるためです。

さあ、そして人と接触の機会があります。

どうしたらいいでしょうか。

深呼吸をする

深呼吸には副交感神経を刺激して、交感神経優位の体をリラックスにする効果があります。

人前に立つ前に大きく深呼吸して気持ちを落ち着かせます。

深く息を吐くと副交感神経の働きが高まり、自律神経のバランスを取ることができます。

目線はまっすぐ遠くでもいいですから人の頭くらいを見ていれば大丈夫です。

姿勢が悪いと、のどが引っ込んでしまい声も小さくなりますので、必ず背筋はピンと伸ばすように意識してくださいね。

気にしない

今まで他人からの視線をずいぶんと気にしていたから「気にするな」といっても無駄ですよね。

その人とはその場限りの関係だと思い込んだほうが緊張が軽減されるかもしれません。

筆者も10代までは極度とまではいかなかったけど、人前に立つと緊張して顔が赤くなり、体が火照ったように熱くなっていました。

自分でもわかりますもんね。

「りんごちゃん」と呼ぶ人もいました。

顔が赤くなるのがとても嫌で自分でなんとかするしかありません。

「大丈夫大丈夫!!」と自分に言い聞かせました。

発言する時は間を置かないように意識して、自分の言いたいことをハッキリ言うようにしていくことで次第に顔だけは赤くならなくなりました。

まとめ

以上、あがり症の人についてまとめました。

どんな人でも少なかれ緊張はします。

あがるなとは言っても無理ですよね。

ただ軽減はできますので、自分に自信を持ってがんばってくださいね。