あら探しをする人の特徴・心理・対処法



人のあら探しをする人はどこにでもいますね。

しかし職場にあら探しをする人がいると少し厄介です。

人のあら探しをする人は何が目的であら探しをしているのでしょうか?

今回はあら探しをする人の心理や特徴、対処法について考えてみましょう。
 

あら探しとは


あら探しの「あら」にはいくつかの意味があります。

・魚などの肉のよい部分を除いた残りの骨や頭
・米のぬかまたは、もみ
・人の言動や作品のよくないところ、おちど、欠点
あら探しの意味としては「人の欠点を探すこと」なので、3番めの「あら」の意味があら探しの「あら」としての意味になります。

それでは「あら探し」の語源となるのは1番目と2番目のどちらの意味になるのでしょうか?

「魚などの肉のよい部分を除いた残りの骨や頭」があら探しの「あら」の語源だと思っている人が多いようですが、実は「米のぬか、もみ」が語源のようです。

考えてみると魚の不要な部分は良い部分を取り出すと自然に残ってしまうので探す必要はありません。

これに対して玄米の中に含まれているもみを「あら」と呼んでいましたが、このあらが含まれていると、腹を破ってしまうという迷信がありました。

そのため玄米から「あら」を探して取り除く必要があったのです。

これが転じて現在では「あら探し」が「人の欠点やミスを執拗に探すこと」と言う意味になったのです。

玄米という細かいものの中からさらに数が少ないもみを探すというのは大変な作業です。 しかし現在使われている人の細かい欠点を探すという意味では、語源として十分理解できますね。

あら探しをする人の特徴・心理


それでは最初にあら探しをする人の心理や特徴を考えてみましょう。
 

優越感を感じたい


あら探しをする人の特徴としてはまず優越感に浸りたいという心理が第一と考えられます。

優越感を感じたいのであれば自分で努力して人よりも優位な立場になったり、仕事で結果を出したりすればいいのですが、あら探しをする人は人を貶めようとします。

自分で努力することは頭にはなく、手っ取り早く他人を落とすことで優越感を感じようとするのです。

反対に考えるとよくわかりますが、自分で努力する人は優越感を感じたいということは思っていないものです。

まして人を貶めて自分が優位に立っても嬉しさを感じることはないでしょう。
 

コンプレックスがある


あら探しをする人の中にはコンプレックスを抱えている人もいます。

コンプレックス(劣等感)は悪いもののように思えますが、コンプレックスをモチベーションにすることもできますし、コンプレックスをバネにして跳ね返すことでプラスにすることも可能です。

しかしあら探しをする人はコンプレックスを克服することができず、他人と自分を比較してしまいます。

結果、自分が持っているコンプレックスのない他人を羨ましい、妬ましいという感情が湧いてくるのです。

また、それだけで終わらずに自分よりも劣っている部分を探すことで、コンプレックスの反動で優越感を得ようとするため、細かいことでも人のあらを探すようになってしまいます。
 

嫉妬心が強い


あらを探す人は嫉妬心が強いという特徴もあります。

あらを探す人はコンプレックスがあるため、どうしても他人と自分を比較してしまうという癖があるからです。

自分でコンプレックスを感じている部分を他人と比較すれば、必然的に自分が劣っているということを再認識してしまいます。

その結果として高い確率で他人に嫉妬心を感じてしまうのです。

この嫉妬心も他人のあらを探して優越感に浸るという原因のひとつです。
 

周囲から甘やかされてきた


子供の頃から可愛がられていたり、職場でそこそこ仕事ができたりする人は無意識的かもしれませんが、他人を見下してしまう傾向があります。

こうした人も人のあら探しをしてしまう場合があります。

周囲から認められたり、甘やかされたりとチヤホヤされている人が人のあら探しをするのは矛盾しているように感じるでしょう。

しかし、本人にとっては周囲からほめられるような立場を手放したくないという気持ちがあるので、人のあら探しをして自分よりも劣っていると思うことで安心したいのです。
 

自慢話をする


あら探しをする人は自慢話が好きという特徴があります。

そもそもなぜ人のあら探しをするのかと言うと、他人よりも自分が優秀だということを確信したいからという気持ちがあるからです。

そういう気持ちを持つ人が自分をえらく見せるために自慢話をするのは、むしろ自然なことでしょう。

また、プライドが高いという一面もあるので、見栄を張るために嘘をついたり、他人の話を自分のことのように話したりということも平気です。

このプライドを守るための行為のひとつが人のあら探しをするということなのです。
 

自分の弱さを隠す


自分の弱さを隠したり自信のなさを隠したりするために人のあらを探す人もいます。

プライドが高かったり、見栄を張ったりといったことは、自分自身に自信がない裏返しであることが多いのです。

自信があれば無理に見栄を張ることもなくプライドを振りかざしたりすることありません。

そして自信がないせいで他人と比較してしまうことが多くなり、あらを探しては安心しているのです。

しかし他人のあらをいくら探しても自分の自信に結びつくことはないので根本的な解決にはなりません。

結果として人のあら探しはいつまでも続いてしまいます。
 

職場の上司に多い自分の力を誇示したいタイプ


職場で上司という立場の人の中には、部下のあら探しが得意な人がいます。

これも自分に対する自信のなさの反動や、職場での立場が上だというプライドなどが複雑に絡み合った結果と言えます。

本当に仕事ができる優秀な上司は重箱の隅をつつくように部下のあら探しをすることはありません。

むしろ部下の将来を考えて失敗してもそれを次の成功に生かすように指導することでしょう。

人のあら探しをするようなタイプの上司は、部下の失敗や他愛もないミスを鬼の首を取ったように指摘します。

そうすることで自分が小さなミスにも気づく優秀な上司であることを強調してプライドを満足させているのです。

まして部下の将来のことなどはまったく考えることはないでしょう。
 

自分の評価を上げたい


職場には上司だけでなくあら探しをする同僚も存在します。

この場合は他人を貶して自分の評価を上げたいという気持ちから、あら探しをしています。

特に自分で勝手にライバル視している人に対してのあら探しがひどいのです。

TVドラマではよく見かけるように、上司の前で同僚の小さなミスを大げさに指摘するようなシーンを想像するとわかりやすいでしょう。

ドラマほどではないにしても上司にアピールして自分の評価を上げたいという点では同じです。

このタイプの同僚もやはり自分に自信がない上に、努力して力をつけようともしないで、手っ取り早く相手を蹴落とそうとしてあらを探しています。

しかし周囲からは姑息な人、卑怯な人と言う評価が定着していることには気づかないのでしょう。
 

仲間意識を高める


職場でのあら探しとしては新人仲間が集って上司のあら探しをして悪口を言うというケースが考えられます。

これは共通の敵を作って仲間意識を高める目的であらを探すというタイプです。

共通の敵を作るというのは古今東西、世界中の為政者が利用した手段のひとつで、立派な政治的手法と言ってもいいでしょう。

国外に共通の敵を作ることで国内をまとめるという方法です。

しかし職場でのあら捜しの場合はそれほど意識したものではなく、上司の悪口で盛り上がって仲間との絆が深まったような気がするという程度です。

ターゲットにされた上司にとってはいい迷惑と言えるでしょう。
 

相手を敵視している


あら探しをする相手が常に同じ人の場合は、個人的にその人を敵視しているという可能性があります。

色々なケースがありますが、過去にトラブルがあって恨みを抱いている場合や、職場で自分がライバルだと思っている場合などです。

ライバルというのは別に宣言するものではないので、勝手に自分で思っているということがほとんどでしょう。

そのためライバル視されてあら探しの対象になった人にとってはいい迷惑です。

過去のトラブルにしても逆恨みの場合もあり、嫉妬心からあら探しをされるのと同じで、対象者にとっては迷惑な話ですね。
 

ストレスの発散


さらに迷惑なのが自分のストレスの発散のためにあら探しをする人です。

この場合、相手はだれでもいいので、自分があら探しの対象になる可能性も高くなります。

ストレスを発散する方法はスポーツをしたり、趣味を楽しんだりといろいろありますが、人のあら探しでストレスを発散するような人は趣味らしい趣味もありません。

他人が困っている姿を見てストレスを発散しているのです。

八つ当たりのひとつと言ってもいいでしょう。

しかも、あら探しでミスを指摘しても完全にストレスを解消できるわけもなく、対象となった人もストレスが溜まるだけでだれも得をしないという結果になります。
 

あら探しをする人の対処法


次にあら探しをする人への対処法を考えてみましょう。
 

相手にしない


あら探しをする人への対処方法としては相手にしないという方法が一番です。

あら探しをする人は優越感に浸りたい、ストレスを発散したいといった目的がありますが、あら探しをしてミスを指摘した相手が平然としていると、それらの目的が達成できません。

むしろあら探しをしたことでストレスが溜まってしまうので、その後あら探しの対象にしないということも期待できます。

もちろんあら探しをされる方としてはいい気分はしませんが、あら探しをする人が何を目的としてやっているのかを考えると、それほど気にするようなことではないということがわかるでしょう。

あら探しをするような人を相手にするだけ時間の無駄と考えるようにしましょう。
 

相手の挑発に乗らない


あら探しをする人は相手を挑発することで感情的にして、さらにミスや失敗を誘発しようとしてきます。

また、相手がしどろもどろになるところを見て優越感を感じます。

こうした挑発に乗らずに冷静に対処することが大切です。

つまり相手と同じ土俵に上がらないということが重要です。

あら探しをする人は人の弱みに付け込むような卑怯な人で、どちらかというと狡猾な人とも言えます。

同じ土俵に上がってしまうと相手の思うつぼとなって足元をすくわれる可能性が高くなります。

感情的にならず、挑発にも乗らず、相手の土俵に上がらないというのがあらを探す人に対処する基本だと考えましょう。
 

距離を置く


あらを探す人だけでなく職場にいる面倒な人を避けるには距離を置くというのがもっと定番の対処法です。

同じ職場にいれば仕事の関係で接触することもあるかもしれません。

また、こちらが距離を置こうとしても相手が近づいてくることもあるでしょう。

しかし、仕事以外でのなるべく距離をおいていれば接触する回数も減るので、あらを探される可能性も低くなります。

それでも相手が自分をライバルだと思っているような場合は、無理にでも接触を図るかもしれません。

その場合はなるべく大人の対応をして相手にすきを与えないようにしましょう。

常に冷静さを心がけていれば対処できるはずです。
 

同情する


あら探しをする人は自分に自信がなかったり、劣等感を持っていたりするため、あら探しをして自分を慰めているのです。

こう考えるとあら探しをする人は、手段は卑劣ですが同情する余地がないわけではありません。

やり方を間違っていれば自分も同じような行動をしたかもしれないのです。

相手を同情する気持ちになると意外に冷静に相手の行動を見ることができます。

また、同情されていることも相手に伝わるので、あら探しをする相手としては適切でないと判断して近寄らなくなる可能性もあります。
 

相手を認める


あら探しをする人の中には自分の存在を主張するためにあら探しをする人もいます。

こうしたタイプの人には素直に相手を認める行動をすると効果があるでしょう。

自分が相手よりも優秀であることを認めてもらいたくてあら探しをしているので、素直に指摘に対して感謝の言葉を述べてみましょう。

ありがとうというだけで相手の指摘を認めて感謝をすることになるので、相手の承認欲求も満たされます。

これを繰り返していればやがてあら探しの回数も少なくなることでしょう。
 

アドバイスを求める


あら探しをする人に感謝をする方法も有効ですが、一歩進めてアドバイスを求めたり意見をいいたりすることも有効な方法です。

あら探しをする理由のひとつには自分の優秀さを示したいという気持ちがあります。

この気持ちが最も満足するのは相手からアドバイスや意見を求められたときではないでしょうか。

自分がライバルだと思っている人が自分に教えを請うというのはプライドを十分に満足させるでしょう。

また、的確なアドバイスができないようであれば、あら探しをする人が恥をかくことになります。

反対に的確なアドバイスができるようなら、さらに感謝の言葉を伝えましょう。

いずれの場合もその後のあら探しがなくなる可能性が高くなります。
 

正しいことはきちんと受けとめる


人のあら探しをする人の言葉がすべて間違っているとは限りません。

基本的にはあら探しなのでどうでもいいようなことも含まれますが、中には適切な批判もあるかもしれません。

先入観ですべての言葉を否定するのではなく、批判内容はきちんと受けとめて正しいと思ったことに対しては対処しましょう。

しかし、批判内容が自分の外見や容姿に関することであれば、相手の主観的な意見の可能性が高いので相手にする必要はありません。

しかし批判対象が自分の言動に関することであれば、正しいかどうかを自分なりにきちんと判断しましょう。
 

まとめ


あら探しをする人の特徴や心理、対処法はおわかりいただけたでしょうか?

職場に人のあら探しをする人が一人でもいると、職場の人間関係には大きな影響がありますね。

あら探しをする人だけではなく職場にいる厄介な人に対処するためには、基本的に職場の人間関係を良好に築いて自分の味方も増やしておくことも大切です。

この記事があら探しをする人の対処に役立てば幸いです。