孤立している人の特徴・心理・対処法


学校で先生が「二人組になってください」「グループを作ってください」と言うと、毎回必ず一人だけ孤立する生徒が出てくることはなかったですか?

どのような集団にも、孤立する人は一定数いるものです。

職場でも孤立する人は出てきます。

孤立している人を仲間に入れてあげたいと思っていても、声をかけにくいですよね。

そんなときどうしたらいいのかを見ていきましょう。

孤立している人とはこんな人

 

職場で最低限の会話しかしないK君という人がいます。

性格は真面目でおとなしく、一人黙々と仕事をしています。

休憩中は本を読んでいるかパソコンの前に座って何か見ているようです。

お昼休みにみんなで集まっておしゃべりをしながら昼食を取っている中、K君はいつも持参したお弁当を一人で食べています。

一度「一緒に食べない?」とK君に声をかけた同僚がいましたが、「いえ、結構です。」とK君は断りました。

それからK君に声を掛ける人はいなくなりました。

先日、K君の隣に座っている人がメモをしているとき、ボールペンのインクが切れました。

隣の人はK君のデスクにボールペンが見えているのにもかかわらず、わざわざ遠くの席にいる人からボールペンを借りました。

また別の日に職場のみんなで居酒屋に行くことになりましたが、K君にそのことを伝える人はいませんでした。

どうせ誘っても来ないだろうと思われているからです。

もちろんK君とプライベートでも付き合う人はいません。

果たしてこのままでいいのでしょうか?

孤立する原因

 

話しかけられたときに反応が薄かったり冷たい態度を取ると「この人は仲良くする気がないんだな」と受け取られます。

そうなるとリラックスして話ができる人同士が集まり、そのグループから外れてしまって孤立するのです。

孤立している人の心理

 

孤立している人は周りの人が遊んでいても与えられた仕事を黙々とこなします。

仕事熱心です。

しかし、見方を変えると孤立しているため仕事に逃げているとも言えます。

入社して間もないときに一時的に孤立することがありますが、それは職場に慣れていないからであって、数か月もすると円満な人間関係を築いていたります。

孤立する人は「コミュニケーションが苦手なので孤立する人」「自分から好んで孤立する人」と「周りの人から嫌われているので孤立する人」に大きく分けることができます。

コミュニケーション能力が低い

 

おとなしい。暗い。人見知りが激しい。1人のほうが気楽。

人に気軽に話しかけるのが苦手、どんな風に話を続ければいいのか分からない。

すでに仲良しグループができていて輪の中に入っていけない。

職場は仕事をする場と割り切っている

 

職場は仲良しクラブではない。職場とプライベートの人間関係は分けたい。職場に友達は不要だと思っています。

休憩時間などは一人の時間を大切にしてエネルギーを充電することに使っています。

家庭の事情がある

 

しっかり仕事をして人当たりはいい。しかし、プライベートの話はせず、飲み会やランチの誘いにも参加しない。仕事が終わるとすぐに帰宅する。

家庭の事情があるのかもしれません。

シングルマザーで育児に忙しく、他人に自分のことを詮索されるのが嫌なので職場の人とは距離を置いているのかもしれません。

真面目すぎる

 

就業時間内は雑談してはいけないと思っているため、知らず知らずのうちに話しかけるなオーラを出している。他の同僚と雑談を始めても、一刻も早く雑談を切り上げて自分の仕事に戻ろうとするため、ぶっきらぼうな対応になっている。

気が合う人がいない

 

たまたま気が合う人が職場にいないだけかもしれません。職場に年の近い人や同性の人がいないと気が合う人がいない確率が高くなります。

職場の権力者から嫌われている

 

職場の権力者から嫌われているため、周りの人は権力者に気を使ってその人とは距離を置いている。嫌われる理由はさまざまで、例えば「若くて幸せそうなのが気に食わない」から嫌われていることもあります。これが嫌われる理由だと対処法がありません。

仕事ができない

 

仕事ができないダメ社員のため、周りの人から距離を置かれている。

自己中

 

自己中で嫌われているため孤立している。

例えば、営業マンにありがちなことですが、売り上げにこだわるあまり、他の営業担当の縄張りに飛び込んで新規受注したり、他の営業担当が訪問した直後に飛び込み営業を掛けて横取りすると職場の人から嫌われるため孤立します。

また、自分の話ばかりして人の話を聞かない人も、最初のうちは相手は合わせてくれていても、だんだん避けられるようになります。

孤立している人の対処法

 

話しかける、メールをする

 

孤立している人に話しかけたときにそっけない返事を繰り返すようであれば一人が好きなのかもしれませんが、トークが苦手なだけかもしれません。

最初はメールでコミュニケーションを取るのが効果的です。

孤立している人がグループのほうにチラチラ目線を送るようでしたら、話しかけてほしい気持ちの表れです。

孤立している人は自分から声を掛けられないタイプの人が多いので、周りの人から一声かけてみてください。

チームワークが必要な仕事を与える

 

あなたが上司なら職場で孤立している人にチームワークが必要な仕事、すなわち他の同僚と協力して行う仕事を与えてください。

企画書を作るのも得意先へ訪問するのも他の社員と一緒にやらせるのです。

他の人と共同で仕事をすることで孤立している人が打ち解けることがあるかもしれません。

仕事の成果が上がるとなお良いですね。

仲間と協同で働くことによる達成感を味わうことができます。

周りの人が孤立を助長している可能性も

 

孤立している人は「変わった人」「多くの人からはみ出た人」のように捉える人がいます。

そういう人が偏見でウワサを流すことで、ますます孤立してしまう傾向があります。

自分たちとは性質が違う人もいるという理解が必要です。

自分が孤立した場合の対処法

 

自分が職場で孤立している場合は自分から話しかけてください。

親しくなるコツは、話すときに相手の名前を入れることです。

例えば「趣味は何ですか?」を「〇〇さんの趣味は何ですか?」と言い変えます。

名前を呼ばれることで相手はあなたに親近感を抱きます。

自分と同じように孤立している人、趣味や好みが同じ人、出身地や学校が同じ人とは仲良くなれる確率が高いです。

そういった人へ優先的に話しかけるといいでしょう。

あなたが内向的な性格の場合は、俳優になったつもりで努めて外交的に振舞いましょう。

交際上手な性格を演じ続けているうちにいつの間にか自然に振舞えるようになります。

その他、自分が孤立した場合の対処法を挙げます。

・しっかりとあいさつをする

・相手の目を見て話す

・雑談に応じる、世間話をする

・話しかけられたら笑顔で応じる

・人の話はしっかりと聞く