でもが口癖

でもが口癖の人の特徴・心理・対処法

でもが口癖

嫌われる要素がある『でも』のが口癖の人の特徴・心理を大公開!

イラッとくる口癖のひとつに「でも」という人がいますね。

口癖というのは厄介なもので、意図的ではなく、無意識である場合がほとんどです。

相談を受けて、せっかく答えても「いや、でも○○だから、それは無理かな」との返事が来れば、話が最後まで終わらないうちから「でもこれは○○だからあり得ない」となに言っても否定ばかり。

こんなやり取りがあればこの人にはいくらなにを言ってもムダじゃないのかと思うようになります。

「そんなつもりで言ったんじゃないのに、相手を不快にさせてしまった」

「誰も相手にしてくれなくなった..」

「でも」が口癖の人の特徴や心理と対処法まで紹介しますので、ぜひ役に立ててください。

「でも」が口癖に共通する特徴

「でも」が口癖に見られる共通点は否定的な傾向があります。

ではその特徴を詳しく挙げていきますので、自分はいくつ当てはまるかチェックしながら見てください。

当てはまる項目が多いと否定派だと自覚してください。

否定ばかりする

でもが口癖の人は、話しが全部終わってもいないのに相手の意見を否定してばかりです。

3Dと言われる「でも」「だって」「どうせ」が口癖です。

「でも俺はその意見には反対」と反論します。

「だってこうしろと言ったじゃないですか」

「いや、だってみんなやってるよ?」

と言い訳をしたり、「俺だって頑張ってます」と主張します。

「どうせ自分なんかができるわけがない」

「どうせやったって時間の無駄」

「どうせムリに決まってる」

と弱気で始める前から諦めています。

「そうじゃなくて」

「そんなの無理」

「いや、違うんです」

と、否定ばかりしていたら自分の評価が間違いなく下がります。

自己主張が強い

人が集まれば様々な意見が出るのは当然です。

ですが、お互いの意見を尊重しあえば、良好な人間関係が築けるはずなんですが、主張が強く自分の意見を押し付ける人が一人でもいると話しがスムーズにまとまりません。

でもが口癖の人は、思い通りにいかないと不機嫌になったり怒ったりします。

結果、自己主張の強い人の意見にまわりは納得せざるを得ません。

負けず嫌い

でもが口癖の人は、向上心や競争心があり努力家でもあります。

気が強く負けず嫌いな性格がゆえに人の自慢話を聞くと、黙っていられない性分で何かと対抗します。

プライドも高いため、見栄っ張りで他人から指摘されるのが非常に嫌です。

絶対に聞き入れようとしません。

また絶対に自分の非を認めようとしませんので、非常に扱いにくい人です。

ネガティブである

でもが口癖の人は、

「俺には無理」

「俺には向いていない」

「失敗するに決まってる」

「うまくいかなかったらどうしよう」

「失敗するくらいなら初めからやらない方がマシ」

「だからできないと言ったじゃないか」

と失敗を先に考える人です。

どんな人でも失敗することがあるでしょう。

ですが、失敗から学ぶこともあります。

失敗をバネに立ち上がる事もできます。

ネガティブな人は失敗したらすべてが終わりだと思っています。

言い訳が多い

「でも」に続く言葉の多くは、言い訳であります。

「でも○○の指示に従っただけです」

「でもみんなやっているじゃん」

「でも誰だってそうじゃないの?」

「でも自分だけじゃない」

反省よりも先に言い訳をします。

当てはまる項目が多かった人は自分を見つめ直すきっかけとなってほしいです。

「でも」が口癖の人の心理

「でも」と否定ばかりされたら誰だってイラッときますよね。

この「でも」には人によってニュアンスがまったく違いますので、今からそれを説明していきます。

自分の方が上

「でもこっちの方がうまくいくと思う」と主張する人は自分の考えに自信を持っています。

「でも、この間もそれで失敗したじゃん」と
相手の意見の欠点を見つけて有利に動かそうとして自分の意見に説得させます。

アドバイスをしている

でもが口癖の人は、相手の事を想ってアドバイスをしています。

「でも私はこっちがいいと思うな」と真剣にアドバイスしても相手にも好みがあります。

価値観が違えばただの否定になります。

思い通りにならないと気が済まない

でもが口癖の人は、自分の意見が通らないと面白くないです。

とても不機嫌になります。

「でもそれだと○○だから経費が掛かりすぎる」

だの「でも、それ、前に失敗したよね」

「でもうまくいかなかったらどうするつもり?責任とれるの?」

とプレッシャーをかけます。

説得をして相手を諦めさせようとします。

励ましているつもり

A:「今月、ノルマ達成できないかも」

B:「でも、先月頑張ったじゃないか」

A:「それはそうだけど..」

Bは達成できそうにもない話にはあえて触れず頑張ったことを褒めています。

この場合は謙遜の表れで否定の意味なしということになります。

ではAの気持ちが晴れないのはなぜでしょう。

今は先月の話をしていない触れてほしいのは今だからです。

このように最初が「でも」で話し始めるとネガティブな印象を与えてしまいます。

不安である

指示をされて「でも~…」と返事する人は「本当にそれでいいんですか」「ちょっと違う気がする」と疑っています。

何かを決断するのに鈍っているのは責任を負うことから逃げたいという心理が働いています。

怒られるのは自分ですからね。

自信がない

無理な指示や初めての指示に不安になるのはよくあることです。

「でもできるかどうかわからない…」とものすごく不安げになります。

「あんまり期待しないで」「満足な出来じゃなくてもそれでもいい?」と保険を掛けています。

自分の意見が正しいと思っている

自分の意見は常に正しいと思っていて自分の意見と違う人には必死で説明します。

「あなたは間違っている」「ふつうはこうでしょ?」とすべて自分が基準となっています。

否定ばかりしていたら間違いなく評価は下がります。

付き合いきれないと、愛想つかされても仕方がないです。

「でも」が口癖の人への対処法

自分とは異なる考え方や意見があって当然です。

しかし、相手の意見をまずは受け入れるという姿勢があれば、自分の話も聞いてもらいやすくなりますので言い方に気を付けてください。

初めから頭ごなしに否定しない

たとえ「その意見はおかしい」「でもそれだと○○じゃない?」と感情的に返してもお互いに嫌な気持ちになるだけで話は平行線もまま。

そんな時は、いったん相手の意見も受け止めましょう。

「なるほど。

じゃあこうゆう時はどうするの?」と質問をして改善が得られるようであればそれはそれで問題はありませんよね。

「その考えもあるね、じゃあ私の考えも聞いてもらえる?」と提案すればお互い感情的にならずに話し合いができます。

前置きを付ける

先輩:「この資料、午後までにまとめてくれる」

後輩:「でも今日は時間がないので…」と否定から入るより

「すみません、今○○の仕事をしていますので明日の〇時頃には仕上げることができますが、それでいいでしょうか」

と具体的な時間を示すことで了承を得やすくなります。

まとめ

「でも」「だって」と「できないかもしれない」という壁を自ら作らないでまずは目標を持ちましょう。

他人と比較せずに昨日の自分と比較してひとつでも多くできたことに自信を持つことができれば否定的な人間でなくなります。