そうですねが口癖

そうですねが口癖の人の特徴・心理・対処法

そうですねが口癖

「そうですね」の連発はイメージダウン?

「そうですね」と返事すると、一般的には考えている時、または賛同しているようにとらえ好感度は悪くありません。

しかし、会話をしていて「そうですね」がしか返事しないとなるとどうでしょう。

同じ言葉を何度も繰り返すということは無関心とも取れます。

「自分の意見は言えないのか?」「人の話聞いてんの?」と思われます。

中には、上司に向かって「そうですね」の語尾の「ね」まではなれなれしく感じるから要らないと気に障る人もいるようです。

「そうですね~」と語尾を伸ばす人はハッキリしない人とも取れます。

そんな良くも悪くも取れる「そうですね」が口癖の人についてまとめました。

特徴や隠された心理を探っていきたいと思います。

併せて口癖を直す方法も紹介していきます。

「そうですね」が口癖に共通する特徴

「そうですね」には「あなたの言う通りですね」という賛成の意味と相づちに使っている言葉に分かれます。

どちらも“同意”していることに間違いはないのですが、どこが問題なのでしょうか。

その問題のある特徴を挙げていきます。

聞き役が多い

そうですねが口癖の人は、普段から口数が少なくどちらかといえば聞き役が多い人。

良い時も悪い時も相手の話を否定せずに黙って聞いてくれる控えめな人だと言えます。

相手にとっては都合の良い話し相手に見られます。

人任せである

自己主張ができる人ならば、

「それもいいですね。他にこういうのはどうですか?」

と相手の意見に賛同しつつ、自分の意見も出します。

しかし、自分の意見に自信がない人は他人の意見の任せて「そうですね」を繰り返してしまいます。

周りに左右される

周りががこうだと断定すればいくら反対意見であっても黙って多数派についていく人です。

そうですねが口癖の人は自分に自信がない人、考えるのが面倒な人、嫌われたくないと思っている人は周りに合わせとくのが無難だと思っている人です。

希薄な人である

人の付き合いというのは時には面倒くさいと思うこともあるでしょう。

あからさまに相手を邪険にするわけにもいかない。

そんな時は、適当に「そうだね~」と相づちだけ打って聞き流すこともあるでしょう。

しかし、普段から「そうですね」しか返事しない人は何事にも無関心で興味がない話しはすべて「そうですね」で済ませる希薄な人です。

「そうですね」が口癖の人の心理

「そうですね」には良い時とそうでない時がありますので、言葉の前後をくみ取って判断する必要があります。

責任を取りたくない

そうですねが口癖の人は、「あなたの言う通りにしますよ」と賛同していれば万が一の際、責任がどこにあるのか曖昧なのであわよくば責任逃れができると考えています。

なんでもいい

そうですねが口癖の人は、言葉がすぐに出ない。

別に納得もしていないし、反対もしないしどうでもいい。

明らかに反対の時は反対しますが、自分に直接関係ない時や、自分に被害さえなければ別になんでもいいと無関心です。

揉めたくない

そうですねが口癖の人は、トラブルを避けるために相手に合わせています。

「そうですね」を連発する人は、反対しにくく、相手を怒らせないように配慮していると言えます。

なるべく穏便に済ませたいのです。

単に口癖である

どんな時にも「そうですね」と言う人は多いです。

それこそ口癖になっているので反射的にそう答えているだけですので、悪気はありません。

考える時間がほしい

予期しない質問をされて返答に困る時がありませんか?

テレビでスポーツ選手のインタビューを見ていても出だしは「そうですね」から答える人はいます。

元フィギアスケーターの真央ちゃんはどのインタビューに対して「そうですね」から答えています。

質問に対して黙って考え込むより、考えをまとめるまでの「そうですね」と時間を稼ぐのにちょうどいい言葉です。

確かに「う~ん…」と考え込むよりはハキハキした印象になります。

もっと言えば「そうですね」の時間って秒ですよね。

その間に考えをまとめる事ができる人は頭の回転が速いとも言えます。

「そうですよね」が口癖を直す方法

自分は相づちのつもりで「そうですね」と言ったとしても相手によって受ける印象が異なってくる場合があります。

「そうですね」しか返事しなかったら無関心だ、話を聞いてなさそう、つまらなそうと思われても仕方がありません。

イベント企画の案を出し合っている場面で例えていきます。

人の意見に同調してばかりいては「自分の意見はないのか?」「何も考えず楽している」と見なされます。

同調するのもいいけど、ここは採用されるかは別として一つくらいは自分の意見を出しましょう。

相手の愚痴や普段の会話で「そうですね」が口癖の人は、相手を気持ちよく終わらせるためにも
A:「残業多いな~」

B:「お給料少し上がりますよね」

とポジティブに返してみましょう。

A:「仕事、つらいな~辞めようかな~」

B:「え~○○さんが辞めたら困りますよー」

と付け加えるだけで良い関係が保てます。

やはり、何と言っても言葉が出てこなかったら無難に「そうですね」と答えがちですが、その場合は、

・うなずく

・相手の目を見てから言う

・表情にアクセントをつける

などの変化を取り入れるだけで違ってきます。

まとめ

以上のことから「そうですね」と言うのは一概に好感度が良いとは言えないのがおわかりいただけたでしょうか。

良くも悪くも取れる「そうですね」は時と場合により頻度に気を付けましょう。