体育会系

体育会系の特徴・心理・対処法

体育会系

体育会系企業にはパワハラが多い?

果たしてどうなのでしょう。

その背景には強靭な体力と非常に厳しい上下関係が関係しているのでしょうか。

そもそも体育会系とはなにか説明します。

運動部に属している人。

転じて体育会系とはスポーツに携わった人ならわかるであろう運動部で重視されるのは厳しい上下関係、挨拶の徹底です。

その気質がある事を体育会系と言います。

それでは検証していきましょう。

体育会系に共通する特徴

体育会系の人はなにも男性に限ったことではありません。

強い・たくましい・怖い・暴力的などさまざまなイメージを持つ体育会系の人はいったいどんな特徴を持つのでしょうか。

どんどん挙げていきます。

手や足が出る

体育会系に典型的な特徴と言えるひとつに怒鳴る・手をあげる・足で蹴るなどの暴力が見られます。

昔はビンタなんてありふれた日常でした。

よく勝手に身体が反応してしまうと言いますが、今の時代、強く小突く、ビンタでも立派な暴力行為です。

人に厳しい

体育会系の人は人には厳しいけど自分にも厳しくとてもストイックな人です。

忍耐力がある、甘えた行動がない、自分を限界まで追い込むタイプです。

スケジュール管理がしっかりしています。

目標達成のため綿密な予定を立ててその通りに行動します。

少しの狂いや乱れも許せません。

スポーツ経験者である

社会人の体育会系といえば、企業によっては企業の社員で構成される実業団があります。

選手であり社員でもあります。

そのほとんどがスポーツ強豪校出身で実力がある者は優遇され数々の実績をおさめています。

スポーツによっては体格も良く非常に上下関係も厳しいので礼儀も正しく指導を受けてきました。

もちろん声も大きいです。

負けず嫌い

長年のスポーツ経験者であれば勝ち負けにこだわりがあります。

体育会系の人は、レギュラー獲得のために寝る間も惜しんで相当な努力をしてきた人でもあります。

体育会系は最後まで諦めない強い精神の持ち主です。

何事にもトップを目指して取り組みます。

声がデカい

体育会系は声がやたらとデカく存在感があります。

そのためリーダーシップを取りたがります。

それだけでもウザいですが、本当にウザいのは他の人にも声の大きさを求めてくるところ。

「声が小さい!」とやたら気合が入っていて周りは困惑しますが、なにも言わず従う傾向にあります。

気合と根性がある

体育会系の人は威圧感があって何があっても堂々としている人です。

気合と根性も兼ね備えております。

仕事面では

「風邪を引いたら気合で吹き飛ばせ」

「気持ちが足りないから契約が取れないんだよ」

「ミスをするのはたるんでいる証拠だ」

精神論で語る傾向があり少々厄介です。

挨拶が徹底している

ハッキリした声で挨拶されるのは気持ちの良いもので、相手に良い印象を与えます。

特にスポーツをやっていた体育会系の方は会釈の仕方、声の出し方、言葉使い、長年培ってきたものが身についています。

「おはようございます」以外でどんな時でも最初に出る言葉は「お疲れ様です!!」と先輩や年上に敬意を払います。

遅刻厳禁である

時間にルーズだとビジネスに大きく影響しますので、体育会系じゃなくても時間は守るものです。

体育会系は学生の頃から時間にとても厳しい環境にいました。

ですから時間をきっちり守る人です。

社会人で遅刻するのが許しません。

何らかの罰を与えます。

絶対服従である

体育会系では監督・上級生の命令は絶対です。

たとえ監督・上級生の言い分が間違っていたとしても、逆らうことは許されません。

記憶に新しいのが2018年、日大のアメリカンフットボール部の監督指示の悪質タックル事件です。

日大側加害者は監督の指示で『追い詰められて悩んだ』と会見をしました。

過酷な世界を生き抜いてきた学生は非合理だらけの社会でも逆らう事はできませんでした。

上下関係をわきまえ絶対服従だからこそ、危険が伴う命令でも従わざるを得ません。

ノルマを課せる

体育会系企業にはノルマがあり達成のためなら強引な営業もいとわない方針である。

社員の業績を張り出し、下位の者を長時間に渡って罵倒したり「次、ノルマが達成できないと解雇を言い渡す」などのプレッシャーを与えます。

ノルマ達成のプレッシャーが強すぎると、精神的にゆとりがなくなり、親身になって接客や営業ができません。

仕事に身が入らなくなってしまい、新人に耐えられるわけがなく辞めていく人が多いのも事実です。

過剰ノルマは良いことなど1つもない。

体育会系の人の心理

身近な人が体育会系な人だとまともに聞くこともできませんよね。

そこでどんな事を考えているのかシーン別に紹介していきます。

結果がすべて

体育会系では努力することが美徳とされている風潮がありますが、結局世の中、結果がすべて。

過程なんてどうでもいい。

何の意味もない。

姑息な手段を使おうが、まっとうなやり方であろうが、見ているのは結果だけ。

責任が問われる

管理職ともなれば部下の責任を取る場面が出てきます。

しかし、上司にも様々な上司がいて、責任逃れをする上司も少なくはありません。

やはり体育会系上司も人間です。

プライドもありますが、自分が可愛いのと自分にも生活があります。

自分のミスでもないのに責任を取らされるのはまっぴらごめんです。

自分もそうしてきた

体育会系は他人がどんな正論でこようと

「どんな理不尽にも耐え自分も今までそうしてきた。

だから命令に従うのは当たり前だ!」

と思っています。

この手のタイプは非常に頑固で人の意見は絶対に聞き入れない、受け入れ=負けを認めることです。

威嚇している

怒鳴り声も非常に大きいです。

怖がらせておけば次回からはゆう事を聞いてくれるだろう、俺に逆らうとこんな目に遭うんだぞと威嚇しています。

周りからしたらただのうるさいだけなんですけどね。

まあ本人は気づいていません。

体育会系の人への対処法

体育会系の人は特徴から見てもわかるように良く言えばこうと決めたら芯が強い、逆に言えば絶対に意見を曲げないという性格なので、相手を変えるのはほぼ無理に近いです。

いつまでも相手に対するストレスを抱えるよりは自分で接する態度を変えた方が遥に早く解決しますので、試してみてください。

ムリに付き合わない

仕事上であれば従いますが、体育会系からの退社後の飲み会やプライベートの誘いは断りましょう。

口実を付けて断るのは逆効果です。

空いている日を求められます。

それよりかは

「〇〇との先約がありますので、行けません」

「お酒は飲まないので行きません」

とハッキリ伝えた方がノリが悪いヤツと思われてしつこく誘って来なくなるでしょう。

長所を見つける

確かに体育会系な人は非合理的な部分がありますが、言い換えれば良い所もあります。

声が大きい→場が活気的になる

プレッシャーは掛けられるが、結果自分のためでもあるというように欠点も少しは和らいできます。

堂々とする

体育会系の相手には圧倒されてビビッてしまいそうですが、いつまでもオドオドしていては格好のエサです。

なめられないようにハキハキした言葉で返す努力をしてください。

これが体育会系のノリに流されないポイントです。

相談する

パワハラ系体育会系には一刻も早く総務に相談する事をおすすめします。

人事異動願いを出すと同時に、パワハラされた記録を残すことが重要です。

レコーダーは最も効果的な方法です。

まとめ

あなたの周りの体育会系と比べていかがでしたか?

出来れば関わりたくない人種ですが、人間、悪い所ばかりではありません。

一度、悪い所が目につくと人格まで否定してしまいます。

そんな自分にも嫌気が差してきますので、いざというときに助け合えるような信頼関係を築くことを視野に入れる方が得策です。