ネガティブな人の特徴・心理・対処法




職場にネガティブな人がいると自分も引きずられてネガティブな気分になったり、やる気を無くしたりということはありませんか?
ネガティブな人はどこの職場にも必ずいます。
ネガティブな人の特徴やネガティブになる心理をよく知って、引きずられてネガティブ思考の暗黒面に落ちないようにしましょう。

ネガティブな人とは


職場にいるネガティブな人というのは、人からのアドバイスでも自分への批判として受け止めてしまう人のことです。
考え方がすべてマイナスの方向のため、本人のためにいいと思ってもらったアドバイスや忠告をすべて悪く受け取ってしまいます。
その結果せっかくアドバイスをしてくれた人に対しても、恐怖心を抱いて距離を置くことになります。
アドバイスした人にとっては、親切でアドバイスしたのに悪意と受け取られ、さらにその後避けられてしまうので二度とアドバイスはしないと思うでしょう。
職場にいるネガティブな人は自分に好意的な人を自ら避けた上に、結果的に自分を嫌いにしているのです。
そんなネガティブな人にはどのように接したらいいのか考えるために、まずは特徴から探ってみましょう。

ネガティブな人の特徴


ネガティブな人の言動にはどのような特徴があるのでしょうか?
対処法を考える前にネガティブな人の特徴を考えてみましょう。

ネガティブな人には恐怖心がある

ネガティブな人の特徴としてはその行動の裏に恐怖心があるという点です。
まず、ネガティブな人は失敗を極端に恐れます。
特に職場では失敗をすると自分の評価が下がることにつながるので、ネガティブな人は極端に失敗することを恐れます。
職場での失敗だけでなくネガティブな人は人間関係でも人に嫌われることも恐れています。
仕事にしても失敗をしないで順調に仕事をしている人はほとんどいません。
失敗してもそこから学んで次に生かせばいいだけです。
また、人に嫌われるのは自分ではどうしようもないことで、特に理由もなく嫌われることも普通にあります。
他人の感情は自分ではコントロールできないので、それをいちいち気にしていては生きていくことはできません。
ネガティブな人は普通の人はあまり気にしないことを極端に警戒して恐怖を感じるという特徴があります。
 

人目を気にする


人目を気にするというのもネガティブな人の特徴のひとつです。
仕事の失敗に恐れを感じるという特徴や人に嫌われることを恐れるという感情も、人目を気にする行動の原因となっています。
失敗したときの人目を気にしたり、自分が嫌われていないかと人目を気にしたりしているのです。
また、人に好かれたいという気持ちが強いことも人目を気にする原因になっています。
人に好かれることは重要ですが、それはあくまでも2次的なことで本来の自分をしっかり持っていればいいのです。
すべての人に好かれるわけではないので、人目を気にしすぎる必要ありません。

行動が慎重すぎる


ネガティブな人は人目を気にしたり、失敗を恐れたりするため行動が普通の人よりも慎重になる傾向があります。
慎重さは職場においても必要なことなので、慎重になること自体は悪いことではありません。
しかし慎重すぎるのは結果として行動に結びつかなかったり、行動しても遅すぎたりして意味がなくなる可能性が高くなります。
まったく慎重さにかける人も問題がありますが、慎重すぎるのもまた問題です。

リスク管理は得意


ネガティブな人は失敗を避けるために慎重に行動するので、成功よりも失敗を前提に行動する傾向があります。
行動する前に考えられるリスクをすべて洗い出して対策してから行動するので、職場ではリスク管理の仕事に向いているでしょう。
反対にスピードや積極性を求められる営業職には向いていません。
 

ネガティブな人は内向的で視野が狭い


ネガティブな人は内向的な性格の人が多いので、考え方が人よりも偏っているという特徴があります。
物事を幅広く考えることができないので、想定外のことに対しては対応できずパニックになることもあります。
さらにそうした経験があるとますます消極的になりネガティブ思考が大きくなります。
また、消極的な性格は言い訳が多くなるという特徴も生み出します。
仕事に対しても消極的なので、なぜ仕事をしないかという言い訳を常に準備しています。
失敗を恐れることで消極的になり、何もしなければ失敗することはないというネガティブ思考なのです。
そして行動しない言い訳が多くなるという流れになります。

ネガティブ(否定的)な発言が多い


ネガティブな人の行動は消極的で発言は否定的な言葉が多くなります、
仕事をするときでも与えられた仕事に関してできない、難しいといった否定的な言葉が出てきます。
こうしたネガティブな部下を持つ上司は、仕事を始める前からできないと言われると必然的に低い評価をすることになります。
ネガティブな人は仕事の評価も低くなる傾向があります。
また、同じ仕事をしている同僚や後輩も、ネガティブな人がいることでイライラしたり、やる気がなくなったりと悪影響があります。

ネガティブな人のメリット・デメリット


ネガティブ思考に関しては必ずしも悪いということは言えません。
ネガティブ思考をするメリットやデメリットについても考えてみましょう。

トラブルを予想する能力が高い


ネガティブな人は失敗を恐れるので慎重な行動をします。
つまりトラブルを避けることに集中できるので、ポジティブな人では気づかいトラブルの元にも敏感です。
危険察知能力と言ってもいいかもしれませんが、事前に予測できるためトラブルが発生しても、冷静に対処できるのがネガティブな人のメリットのひとつです。

同じ失敗はしない


ネガティブな人はトラブルを事前に察知する能力が高いですが、それは過去の失敗を生かしているからでもあります。
つまり失敗したとしても、同じ失敗を二度としないために十分に気をつけるという慎重さがここでは役立っています。
ただし失敗してしまったときは、その失敗を長く引きずるというデメリットもありますが、長く引きずることで失敗の記憶も長く残り、次の成功に結びつくメリットがあります。

ネガティブな人のデメリット


ネガティブな人には以下のようなデメリットがあります。
 ●なかなか行動できない
 ● 個性がない
 ● 常に不安
 ● ローリスク・ローリターン
 ● 周囲に悪い影響を与える
上記のように石橋を叩いて渡るという性格なのでなかなか行動に結びつかないというデメリットがあります。
さらに安定・安全・確実を重視しているので画期的なアイディアも生まれず、個性のない結果となります。
危機管理能力は高いのですが、そのせいで常に不安を抱えているという側面もあります。
そして冒険ができないためローリスク・ローリターンを求めることになり、大きな進歩や発展は見込めません。
何よりもネガティブな考え方は周囲にも悪影響を与えてしまいます。

ネガティブな人への対処方法


ネガティブな人の特徴や、メリット・デメリットを踏まえた上でどのようにネガティブな人と接したらいいのかを考えてみましょう。

先入観や偏見を捨てる


ネガティブな人は相手に対して攻撃的なわけではなく基本的には無害です。
ネガティブ思考にはデメリットばかりではなくメリットもあります。
そのため根暗で付き合いにくいと言った先入観を捨てて接していれば、彼らの良いところも見えてきます。
マイナス思考になってしまった背景には過去の事情が大きく影響しているはずです。
ネガティブな人の良いところを探すつもりで接していけばうまくいくでしょう。

話を聞き流す


他人に影響を受けやすい人はネガティブな人と接するときは話に集中しすぎないように軽く流すつもりで接しましょう。
暗いニュースを見たり聞いたりしたときに引きずられて暗い気分になりやすい人は特に注意が必要です。
ネガティブな人の話はマイナス思考のかたまりなので、引きずられないように注意しましょう。
ただし明らかに話を流していると気づかれると、余計にネガティブ志向を強めることになるので、話を途中で切り替えることも必要です。
ネガティブな人は同じような話を延々と続ける傾向にあります。
この話にずっと付き合っているとネガティブ思考が伝染してしまうので、適当なところで話題を変える必要があります。
ただしまったく違う話題に変えるとネガティブな人は洞察力が優れているのですぐに気づかれてしまいます。
なるべく前の話題に関連した明るいポジティブな話題に切り替えましょう。

自分をしっかり持つ


いくら会話のテクニックでネガティブな人と接していても、ネガティブ思考の強い人には引きずられてしまうこともあります。
会話の中でネガティブな人に同意を求められることもありますが、この場合はあまり強く否定しないようにしましょう。
否定すると会話がこじれることがあるので、肯定をしながら自分自身を強く保つ必要があります。
ネガティブな雰囲気の飲まれないように「自分は自分」という意識をしっかり持って会話しましょう。

適度な距離を維持する


ネガティブな人の話を親切に聞いていると、ネガティブな人は自分の話を聞いて優しくしてくれる人に依存する傾向があるので、いつも話しかけてくるようになります。
ネガティブな人に接する頻度が高いほど影響を受けやすくなるので、適度な距離を保つようにしましょう。
人に信頼されて頼りにされるのは悪いことではありませんが、自分の心理状態も考えて適度な距離を保つことが大切です。
 

ネガティブな人に対する傾向と対策を考える


職場の上司や同じ仕事をしている同僚や後輩の場合は、常に接する機会が多いので最初から傾向と対策を練っておきましょう。
まずその人がネガティブモードに入るきっかけは何なのかを考えましょう。
次にネガティブな状態になるとどのような言動になるのかを把握して、こちらの対応にどのように反応するのかを普段から観察しておきます。
こうして試験対策のように傾向と対策を準備してネガティブな人と接するようにしましょう。

ネガティブな人を反面教師にする


ネガティブな人に接することで自分もネガティブな人になってしまうことは避けなければいけません。
そのためにはネガティブな人を反面教師にするという意識で接するといいでしょう。
ネガティブ思考にはプラス面もあるので、その点を含めて客観的な視点からネガティブな人を見てみましょう。
客観的になることでネガティブ思考に引きずられずに接することができます。

ネガティブ思考をポジティブ思考に切り替える


自分がネガティブな人だという自覚がある人は、少しずつでもポジティブに考えられるように切り替えていきましょう。

ポジティブな人を見つける


職場で仕事をするのでもやはりお手本になる人がいれば習得しやすくなります。
ポジティブな考えを身につけるためには、周囲にいるポジティブな人を参考にするのが一番です。
ネガティブな人と接していると周囲がネガティブになるのと同じように、ポジティブな人の側にいるだけでも気分が明るくなります。
特に自分であれば落ち込んでしまうようなことを、ポジティブな人はどのように考えて対処しているのかを学ぶことでポジティブな考え方を身につけることができます。
また、どんなにネガティブな人でも必ずポジティブな部分はあるものです。
自分の中にあるポジティブな部分を探して、そこを伸ばしていくようにすればポジティブな思考はさらに身につきやすくなります。

運動することも効果的


人間の体と心は連動していると言われています。
体調が悪いときは精神的にも落ち込みますが、反対に体調がいいと気分も高揚します。
このような体と精神状態の連動を利用すると、なるべく体を動かして運動することで気分を明るく前向きにすることもできます。
運動と言ってもそれほど激しい運動をする必要はありません。
体が温まる程度の運動でいいので、ウォーキングやストレッチなどでいいので試してみましょう。
また、適度な運動をすることで快適な睡眠も得られます。
睡眠不足もネガティブ思考の原因になるので、最低でも6時間以上の睡眠をとるようにしましょう。

失敗を恐れない


ネガティブな人は失敗を恐れるあまり慎重になりすぎて行動を控える傾向にあります。
これはリスクを減らすという意味では仕事に役立ちますが、プライベートでは消極的すぎます。
また、職場でもリスク管理業務であれば優秀ですが、営業職では積極性を必要とされるのでネガティブな性格はマイナスとなります。
根本的に失敗に対する考え方を変えなければ消極性を克服することはできません。
失敗することは次の成功につながることもあるので、失敗を恐れるだけでなくむしろ失敗を生かすという考え方に切り替えてみましょう。
そのためには本を読んだりいろいろな人に話を聞いたりということが必要になります。
失敗を成功に結びつけた例を学んでみましょう。

他人に期待をしない


ネガティブな人の中には過去に他人を信用して裏切られた経験があるという人もいます。
そのため他人を信用することに消極的になって、それがネガティブな言動に結びついています。
そもそも他人に期待するということは自分の人生を人任せにするようなものです。
他人が自分の思い通りになることが珍しいと考えて、他人に期待することはやめましょう。

今日を生きよう


ネガティブな人は過去に引きずられている人や将来を悲観している人だと言えます。
過去をいくら考えても変えることはできないし、どうなるかわからない将来を悲観してもなんにもなりません。
まずは今現在できることを精一杯やるということを心がけましょう。
今やるべきことを毎日やっていれば必ず近い将来には大きなプラスとなるでしょう。

ネガティブ思考のプラス面を考える


ネガティブな人は、自分をたいしたことがないと考えて「自分なんて」と思いがちです。
ネガティブ思考にはマイナス面だけでなくプラス面もあることを考えてみましょう。
たとえばプラス思考の人は考える前に「なんとかなる」と思って行動することが多いので、失敗する可能性も高くなります。
その点マイナス思考の人は失敗を恐れるので行動する前に十分に調査をします。
つまり成功する確率を考えるとマイナス思考の人のほうが高いのです。
こうした能力は職場で言えば危機管理をする部署にとても向いているので、そうした職種を選ぶこともひとつの方法です。
このようにネガティブ思考のプラス面を考えて行動すると、プラス思考を取り入れなくてもプラスの方向に修正できます。

まとめ


ネガティブな人は職場には必ずいるタイプの人ですが、決して不必要な人ではありません。
むしろ部署によってはリスクを回避できる能力が高いので必要な人と言えるでしょう。
しかし、周囲の人への影響を考えると、ネガティブ思考だけでは人間関係はうまくいきません。
ネガティブな人だという自覚がある人は、7割ポジティブ、3割ネガティブくらいの気持ちでポジティブな思考を取り入れるようにしてみましょう。
ネガティブ思考の改善にこの記事が役立つと幸いです。