お調子者

お調子者の特徴・心理・対処法

お調子者

お調子者ってどんな人?

クラスに一人はいましたよね。

ひょうきんでもありムードメーカー的存在が。

どちらかと言えば男子生徒に見られるのではないでしょうか。

そう言えば先生の言うことを素直に聞かず屁理屈で返したり、先生が黒板に向かって生徒に背を向けている時に変顔や消しゴム投げをする悪ふざけなお調子者が・・・

いたな~。

注意されても「はい、怒られちゃいました~」とか言って反省していないのがよくわかります。

進行の妨げにもなりますし、お調子者は時には疎ましい存在にもなり兼ねます。

お調子者との特徴や心理併せてうまく付き合う方法を紹介していきますのでご覧ください。

お調子者に共通する特徴

お調子者と聞くと、悪ふざけ、いい加減、ハメを外すといったマイナスなイメージがつきものです。

他にもひょうきん、お調子者に見られる共通点は言葉通り調子乗りやすい人ですが、すべてがマイナスだとは言えません。

一口にお調子者と言ってもさまざまなタイプの人が存在しています。

愛されキャラとリーダーシップを取りたがるキャラに分かれます。

シーン別に特徴を挙げていきますので、自分はお調子者ではないか自己診断をしてみてください。

誠実さに欠けている

お調子者は時間にルーズです。

約束を守らないのがいい例です。

安請け合いして感謝されて目的終了。

あとは忘れるお決まりのパターン。

人の話を最後まで聞かないから失敗することもよくあります。

責任逃れをしたり言い訳をしたり誠実さに欠けています。

いくら注意されても「はいはいはい」と返事ばかりで反省の色が見えません。

その前にちゃんと聞いているのかさえもわかりません。

後先考えない楽観的である

お調子者は面白そうだから、欲しかったからと勢いだけで突っ走る傾向があります。

無計画ですから思い通りに事が進まなかったり後悔することが多々ありますが、めげません。気にしません。

「どうにかなるさ」精神で乗り越えます。

よく言えば決断力があると言えます。

後先考える人は「会社を辞めたいけど、再就職できないかもしれないからこのまま我慢するしかない…」と思い留まる人も多くいるでしょう。

楽観的な人は「こんな会社辞めてやる!」という感情が湧き起こったとしたら「仕事なんていくらでもある」「なんとかなる」と思い立ったらすぐ行動に出ます。

ムードメーカーである

お調子者は冗談を言ったり、コケるふりをして笑いに変える。

その人がいるだけで自然と笑いが出ます。

周りには自然と人が集まってきます。

その場を盛り上げようとするムードメーカーでもありますが、少々、いきすぎた言動が玉に瑕ですからお調子者と呼ばれます。

でもなぜか憎めないやつなんですよね。

ポジティブである

お調子者は、とにかく普段から底抜けに明るい人です。

悩むこともあるでしょうが、人前ではそんな素振りは見せません。

困難な事にも「自分なら大丈夫」と前向きに生きようとするとても元気な人です。

友達が多く、特定の人に絞らず広く浅い交友関係を好みます。

おだてに弱い

お調子者は、おっちょこちょいな部分もありますが、褒めると伸びるタイプです。

できそうにないことでも「君ならできるよ」と言われればその気になってきます。

揉められればうれしくなり率先して行動します。

無理なお願い事も聞いてくれたりするでしょう。

人懐っこい

お調子者は、初対面でも人見知りせずに誰にでも声を掛けるなど、積極的な行動を取ります。

気難しい人にもすぐに打ち解けます。

人懐っこくて敬語は使わず、友達言葉でしゃべり掛けます。

親しみやすい雰囲気があるため、初対面の人にも好意を持たれやすいですが、中にはグイグイ来られて馴れ馴れしいと嫌悪感を抱く人もいます。

相手次第ですから、反応を見て気を付けましょう。

口が達者である

お調子者は、とてもおしゃべりで口が達者です。

コミュニケーション力が高いです。

ウケを狙って発言したり行動しますが、悪気はないのですが、思ったことをポンポン口にするタイプです。

話を盛るのも日常茶飯事で内容のすべては信用に欠けています。

自分は冗談のつもりでも、みんながみんな冗談が通じるとは限りませんので、注意してもらいたいところではあります。

目立ちたがり屋である

お調子者は、能天気な性格も兼ね備える非常に目立ちたがり屋さん。

いつでもどこでも周りを楽しくさせています。

有益な情報を発信して注目を浴びるのが好きなのです。

一方、かまってちゃんタイプも存在します。

「ねえねえこっち見てよ」と目を引く行動を取りたがります。

どっちにもいい顔をする

どこのクループにも属さないで複数のグループにちょいちょい顔を出しては、自分にも相手にもいいように話を合わせるお調子者です。

状況に応じて意見をコロコロ変えます。

ある意味、空気を読んでいるとも言えないこともなさそうですがね、、。

ですから「お前、この前はこう言ってたじゃないか」と突っ込まれますが、「そうだっけ?」と笑ってごまかすのが手の内です。

リアクションがオーバーである

お調子者は、会話をする時、ジェスチャーやリアクションがオーバーです。

また顔の表情も豊かで面白いです。

聞いている方はイメージしやすいですけどね。

自分の発言を覚えていない

お調子者は、あちらこちらでその場のノリと状況次第で発言をコロコロ変えているので、自分の言ったことをすべて把握していません。

あくまでもその場その場での発言は本心に近いものであります。

お調子者の心理

お調子者の性格や特徴がわかったところで次は心理について探っていきますので、

今まで知らなかった、誤解していたかも?という人がいるかもしれませんね。

自分に関心を持ってもらいたい

人を惹きつけるにはなにか斬新なことをやってのけてこそ人々の目が向けられます。

チヤホヤされたい、モテたいと注目を浴びるのが快感でたまりません。

気に入っもらいたい

誰でも人に嫌われたいなんて思う人はいないでしょう。

それが意中の人ならば、なおさら好感度を上げたいと思うのは自然な感情です。

存在をアピールして積極的に振舞います。

仲良くなりたい

人懐っこい性格からまずはその人と単純に仲良くなりたいのです。

敬語を使わないのも親近感を持たせるためです。

中にはチャラさ全開で行く人もいますね。

相手がノリがいい人だといいんですが、相手次第ではドン引きされる可能性もありますので、反応を見ながら接していくといいでしょうね。

お調子者とうまく付き合う方法

ひょうきんタイプのお調子者だと周りを元気にさせてくれて害はさほどありませんが、誠実さに欠けるお調子者にはいろいろと注意が必要です。

信用しない

お調子者に裏切られて嫌な思いをしないためにも、儲け話やうまい話は信用してはなりません。

また普段の会話の中でも話しを盛ることがあるのですべて真に受けないでくださいね。

適当に笑って相づちでも打っとけば相手は気持ちよくいられます。

頼まない

お調子者は好感度を求めているだけなので、お願い事をまじめにやってくれるとは思いません。

「ごめんね~できなかった~」と軽~く謝られて終わり。

納期が遅れるかもしれないし、はたまた依頼自体を忘れている可能性だってありますから、
お調子者には頼み事はしないのが基本です。

利用できるときは利用する

おだてに弱いタイプの人にはもので釣る、褒めて気分良くさせるという手で利用することがあります。

ただものを頼むだけでなく

「あなたにしかできない仕事よ」

「あなたの仕事は丁寧だから」

「今度○○してあげるから」

などひと言添えてお願いすると期待通りの仕事をしてくれます。

まとめ

あなたの周りのお調子者はどのタイプでしたか?

お調子者だって、場を和ませようと頑張っていることがおわかりいただけたでしょうか。

問題はその方法が、ちょっと空回りしているだけ。

そう考えるとなんだか憎めないやつかもしれません。

良くも悪くもお調子者は周りを楽しませる反面、行き過ぎた言動はただの嫌われ者になります。

約束を守らなければ信用が失われます。

場の空気を読みながらそこに配慮できると人気者になれる事間違いなしですね。