人目を気にする

人目を気にする人の特徴・心理・対処法

人目を気にする

「今日の服装おかしくないかな?」「口、臭くないかな?」「今、私を見て笑った?」もう、一度気になりだしたら止まらない。

「本当は私、嫌われているんじゃないかしら?」「これでいいかな?」「これしたら出しゃばりすぎだと思われないかな?」

職場でこんな事ばかり考えていては仕事にも少なからず影響が出てきます。

自分に自信があったら、他人からどう思われようと堂々としていられるはず。

そんな風になりたいですよね。

今回は人目を気にせずに過ごしたいと思うあなたのための記事です。

最後までお付き合いください。

人目を気にするというのには

「あの人達何話しているのだろう、もしかして私の噂?」と他人の会話が気になる。(自分が見ている)

もう一つは目が合っただけなのにコンプレックス部分を見られているようで仕方ないなど(自分が見られているような気がする思い込み)

パターンがあります。

同じ職場のFさん(25/女性)は後者で人目を気にするあまり整形手術をしたいと悩み中です。

外見は人より少し出っ歯なのがコンプレックスだと言い切ります。自分でも気にはなっていましたが、実際に中学生になって陰口を言われた事がきっかけで人と話すのが嫌になりました。

そんなこともあってか、人見知りになったFさんは、接客業以外の内勤を希望して事務員に就きました。

ところが月末になると役所や銀行に出向かなければならない時があり、極力、人との付き合いを避けてきたFさんにとっては外に出向くのは

結構な苦痛ですので外出の際はマスクを付けます。

会社での飲み会は歓送迎会・忘年会の最低限しか参加しません。お酒に酔った上司がFさんを「出っ歯ちゃん」と呼んだからです。

男性陣はケラケラ笑い、同僚も「ダメだよそんな事言っちゃ~」「だって本当の事じゃないか」とのやり取りにFさんは深く傷つきました。

それから何をするにも職場のみんなが歯ばかりを見ている気がしてならない、人と目が合うだけで動揺してしまう、上司に呼び出されると
また何か言われるんじゃないかと緊張が走ります。

見られているという緊張感と間違えたらどうしようという不安からか手が動かなくなり、遅れを取ります。

上司に「書類まだ?」と言われる事でますます気が焦ってデータ入力ミスを連発するのです。

全てはこの出っ歯のせいだと思うあまり矯正をしたら生まれ変われるのかと悩んでいます。

人は誰でも一つはコンプレックスがあると思います。そのせいでうまくいかないのは非常につらいですね。

「生まれ変われるのか?」とあれこれ悩むより、それで解決できそうと少しでもお考えの場合は思い切って

「よし!生まれ変わってやるんだ」という気持ちこが大事だと思います。

人目を気にする人の特徴と共通点

うつむきになる

親や学校で“人と話すときは相手の目を見て話しましょう”と教わったと思いますが、この手のタイプは人と話す時、自分がどう思われて
いるか不安で相手に見られていると強く意識するため、相手の目を見る事がなかなかできません。
特に向かい合わせに座る電車が苦手で、全視線が自分に向けられているような感じがしてうつむき加減になります。

変装をする

自分の容姿を気にして人に見られたくないため、帽子や眼鏡やマスクで顔を隠したがります。

他人からの評価が気になる

良いも悪いも他人からどう思われているか非常に気になり、他人の会話に過剰に反応します。

SNSが気になる

他人のキラキラした投稿や自撮り写真を加工・修正してSNSあげまくります。いいねの数やフォロワー数を異常に気にします。
別のアカウントを作り自作自演はざらです。単に旅行を楽しむのではなく、SNSにあげるために旅行する人もいるくらいです。

外出の際は変装

誰も凝視していないのに他人の目が気になるあまり、外出の際は帽子に眼鏡にマスクといった格好で出歩きます。

ネガティブな人に多い

誰もあなたの事を噂していないのに、あちらのグループの一人とたまたま笑った時に目が合っただけで「私を見て笑っている」とか
コンプレックスのせいで仕事も遊びも恋愛も全てうまくいかないと勘違いしています。

人を見下す

自分はできた人間だから自分に不釣り合いだと思った人を見下す傾向があります。
恋愛で言えば中身は好きだけど、外見がイマイチな恋人がいたとします。
一緒にいる所を誰かに見られやしないかと人目を気にして挙動不審になります。

発想力が豊か

「こうなったらこうしよう」とありとあらゆるパターンをいくつも想定しているので、普通の人より臨機応変に対応することができます。

人目を気にする人の心理

後押ししてほしい

何かをはじめようとする時、「失敗したらどうしよう」「ほかの人に笑われるかもしれない」「怒られるかもしれない」と自分一人の判断だけでは不安で誰かに何度も確認したり「大丈夫だよ」と言う言葉がほしいのです。

自己嫌悪に陥る

他人の目を気にするあまり失敗が重なり「何をやっても駄目だ、何もかも嫌になる…」と自己嫌悪に陥ります。
すべて投げ出して現実逃避したくなります。

自信喪失になる

「ま、いっか」と言う気持ちは一切持たないため、少しでも出来映えに気になる所があったら、みんながそこに注目しているように思えてなりません。
例えば店員さんに勧められて新しく買った服を着た時に、友人から「その色の服を着るなんて珍しいね」と言われただけなのに
「似合ってないんじゃないか」「このコーディネート変だったかな」と気になり始め、以降「この服を着ればまた軟化はもう着れなる心理が働きます。

人から好かれたい・注目を浴びたい

自分を見てほしい、あの人と仲良くなりたいと思った時に、背伸びしてブランド品で身を固め注目を浴びようとします。
私は人脈がある人と繋がりがあるのだと優越感に浸ったり、みんなにスゴイねと声を掛けられたいのです。

なぜ人目を気にするようになったのか?

育った環境にある

暴力を振るう親の元や厳格な家庭に育てられるとビクビクした性格になります。
怒られまいと親の顔色ばかりうかがって幼少期時代を過ごしたためです。

環境が変わった

社会人になった、家を出た、過去の自分を知る者がいなくなったなど環境が変わり心機一転、誰も人に嫌われたくない、否定されたくない、認められたいと強く意識して陰で努力をするようになったと思われます。
理由は様々にせよ、いづれも一生懸命努力をしていることに間違いありません。

SNSが普及した

情報発信源がとても普及して人々がどんな生活をしているのか興味が湧いてきました。人に良く見られたい、有名になりたい思いからどんどん過激になることもしばしばです。

人目を気にしてばかりだとどうなる?

人目を気にするあまり嘘をついて自分を守ろうとします。嘘がバレると信頼も薄れ人間関係が崩れ始めます。

職場の付き合いや休日にもストレスを感じ始めると外出がおっくうになります。

それが長く続くと自信喪失になり、前に進むことができなくなります。

やりたいことを見つけても不安ばかりが付きまとってなかなか一歩が踏み出せないのです。

人目を気にする人との接し方

もしあなたの周りに人目ばかり気にする人がいたら、「大丈夫だから」とひと言声をかけてあげるだけで心が落ち着きます。

それでも気になるというのであれば、とことん向き合って不安や心配事を取り払ってあげる事が大切です。

コンプレックスを抱えている人にはアドバイスしたり、人目を気にして引きこもりがちな人には夜、一緒に外出するなど少しずつ克服できたらいいですね。

人目を気にせずに過ごす方法

みんなに好かれようと思わないで、まず自分が変わろうと意識することから始めましょう。

自分に自信を持つ

部屋に姿見を置いて毎日自分の容姿をチェックする。髪は乱れていないか、服装はファッション雑誌を参考におしゃれに取り組んだり、笑顔の練習をすることで自然と身に付きます。

悲観的に考えない

物事を始める時に不安ばかり持たないで、失敗しないためにも準備を十分に整えてから始めましょう。たとえ失敗しても「次こそは!」の精神で挑んでみましょう。

女性が“足が太いからズボンで隠す”というのは間違い、“見られることで緊張感を与えると痩せる”と言われているようにコンプレックスを隠そうとするのではなく、いかに良く見せるかを追求してみませんか?

まとめ

人は何かのきっかけで変わる事ができます。

どうせできない、どうしてダメなんだ?とマイナスな考えばかり持たないで変わりたいなと思ったのもきっかけです。

あなたが思っているほど人は一人の人を執着して見ているのではありません。

たまたま目が合っただけなのです。

どうかお気になさらずにお過ごしください。