人間関係リセット症候群

人間関係リセット症候群になりやすい人の特徴・心理・対処法

人間関係リセット症候群

今までの人間関係を断ち切りたい!

人間関係リセット症候群に陥りやすい人とは?

スマホやネットが普及したため、24時間いつでもどこでも世界中の人とつながっていることができる反面、付き合いが広がれば広がるほど人間関係も広くなります。

世の中にはいろいろな人がいて良好な人間関係ばかりではありません。

時には揉め事や厄介な事に巻き込まれたりすることもあるでしょう。

そんな時、初期設定を行うかのように、突如連絡先やSNSのアカウントを削除したりすべての連絡法を断ち切る人が増えてきています。

それを“人間関係リセット症候群”と言います。

人間関係リセット症候群になりやすい人の特徴と心理と人間関係を断ち切る方法を紹介します。

人間関係リセット症候群に共通点と特徴

人間関係リセット症候群になりやすい人に見られる共通点は“断ち切る”ことです。

これまでの嫌な人間関係を断ち切って新たに出直すのです。

どんな人が人間関係リセット症候群に陥るのかシーン別に特徴を挙げていきますので、

自己診断であなたの危険度をチェックしてください。

集団行動が苦手である

人間関係リセット症候群になりやすい人は、コミュニケーションが苦手でそもそも集団行動も苦手な人です。

人間関係をリセットしたからと言って一人でいるのが苦ではありません。

むしろ一人でいる方が気が楽です。

孤独を恐れずマイペースで生きている人は必要以上に連絡を取りません。

ラインの出戻りを繰り返す

多くの人が無料で使える便利なラインのアプリはスマホユーザーなら誰でも使っているのではないでしょうか。

うっかり連絡先を安易に交換していたら登録された人が多すぎて面倒になります。

グループラインなどは特に面倒で仕事中や休日ゆっくりしたい時など大勢がやり取りしていると煩わしいです。

そんな時はラインの出戻りをすることで登録者からなんまですべてリセットできます。

頻繁に出戻りする人は人間関係を見直している人です。

SNS削除

TwitterやInstagramやFacebookといった世界中の人とのつながりがもてるSNSは便利で楽しいものです。

しかし、一方では誰でも閲覧できるあまり匿名で誹謗中傷や心ないコメントが簡単にできるのも事実です。

そんな中でもエゴサーチする人はいます。

精神的につらいです。

ブロックしても悪質な人はアカウント変えてまた閲覧しては攻撃してきます。

あまりにもひどいとアカウントを削除します。

電話番号を変えている

人間関係リセット症候群になりやすい人は、苦手な人との連絡を避けるために電話番号を変えます。

電話番号を変えるというのは簡単ですが、会社関係や書類に何枚も登録先変更をするのが面倒ですね。

それが嫌で最初から仕事とプライベート用の二台持ちをしている人も多くいます。

面倒くさがりである

人間関係リセット症候群になりやすい面倒くさがりな人は、日ごろからこまめに連絡を返さない人です。

誰かに縛られるのが嫌でプライベートな時間まで誰かとつながっている状況にストレスを感じます。

人に気を使うのも嫌で傍から見れば能天気な人です。

問題を一人で抱え込む

親身になって話を聞いてくれる相談相手がいない人間関係リセット症候群になりやすい人は、悩みやストレスを一人で抱え込みます。

ストレスが発散できずにいると不眠・食欲減退・肌荒れ・意欲喪失などいつか身体に悪影響を及ぼします。

近くに相談相手がいな人はコールセンターでもいいからググって悩みを吐き出してください。

ため込むのは良くないです。

話すだけでも心が少し軽くなります。

環境を変える

近所付き合いや人間関係に疲れた人は別の場所に引っ越したり、転職して環境を変えます。

人間関係をリセットし誰にも知らせないでひっそりとゆっくり過ごすのが目的です。

今まで実家暮らしだった人が親元を離れて自由にのびのび暮らすのも新しいスタートラインに立ったと言えるでしょう。

いじめに遭った

職場や学校でいじめに遭ってつらくても、簡単には引っ越したり転校することはできない人もいます。

ですが、

・進学を境に遠くの高校を受験する

・地元を出て寮生活を送る

・自分の意思で転職して今かかわっている人から遠ざかる

ことで、人間関係をリセットできます。

人の顔色ばかりうかがう

周りからどう見られているか評判を気にしたり、人の顔色ばかりうかがって生きている人は監視されているようで心の底から楽しめません。

自分に自信がなかったり失敗すると、自暴自棄になりやすい傾向が見られます。

真面目な性格で些細な事にも気を使いすぎて日々ストレスをため込むタイプです。

ストレスが発散できないままでいると精神が崩れ、やがてうつ状態に発展していきますので、一人でため込むのはよくないです。

4つ以上当てはまる方は人間関係リセット症候群になりやすいタイプです。

人間関係リセット症候群の心理

別にリセットしなくていいと思う人は、逆に新たな関係を築く方が煩わしいと感じます。

なのにこれまで築いてきた人間関係をなぜリセットしたいのか気になりますよね。

そもそもまた新たな関係を築こうなんて思っていません。

ただ今の関係を最初からリセットしたいのです。

その理由はさまざまです。

疲れた

ひっきりなしにかかってくる電話やエンドレスに続くラインのやり取りは時間もかかりますし、コメントに困るなど考えるだけでも疲れます。

返事をしないと何か言われる、責められる、ついていけなくなるなどの理由から返事をせざるを得なくなります。

そうなると夜眠れなくなるなど気が休まることがなく、緊張感が続いている状態とも言えます。

お世辞を言いあう上辺だけで浅い付き合いの友達は多くいらない。

リセット症候群になりやすい人は、本当に信頼できる人が一人いればそれでいい。

変わりたい

リセット症候群になりやすい人は、

・自堕落な生活を送っている

・引っ越した

・社会人になった

・恋人と別れた

・転職したのをきっかけに今までの自分とおさらばして心機一転

など、やり直そうと前向きに考えています。

今までの付き合いをキッパリ断ち切った方がすっきりとして新しい気持ちでやり直すことができます。

新しいことにもチャレンジしようと人が変わったように行動します。

劣等感を抱いている

リセット症候群になりやすい人は、悪い人ではないけど同僚や友達との付き合いが苦痛です。

キャリアを積んでいる人に比べて、かたや派遣社員でボーナスもないリセット症候群になりやすい人は、

・恋人や家庭を持っている

・マイホームを購入した

・出世した

など年収や学歴の差がある人との付き合いは自分がみじめになるだけです。

そんな自分が嫌になり、自分から距離を置くようになりました。

秘密がある

人には知られたくない秘密がひとつやふたつはあるでしょう。

・過去に犯罪をおかした

・地元で騒ぎを起こした

・風評被害に遭った

などそこにいられなくなった事情がそれぞれあります。

誰も自分のことを知らない場所でひっそりと暮らしたいと思うのは自然な感情です。

過去を話したがらないのにあれこれ詮索するのはやめましょう。

自分がされて嫌なことは他人も嫌なはずです。

新しい環境に期待する

今まで地味で目立たなかったが、周りの影響を受けて垢抜けていくのは、いわゆる巷では高校デビューまたは社会人デビューと言われます。

そりゃ、時が経てば、髪も染めるだろうし、メイクをしてファッションにも興味でればマネしたくなるのは自然な成り行きです。

坊主だった子が髪を伸ばしておしゃれに目覚めれば見違えるほど外見が変わります。

男女問わずお年頃になれば体系も変わってくるだろうし、だんだん自分に自信が持てるようになります。

今までの自分とは違うんだと自信に満ち溢れています。

それを

「昔はダサかった」

「友達がいなかった」

など過去をバラす人はただのやっかみです。

それこそダサいので悪口はやめましょう。

自分探しのため

親や友人が近くにいては何かと頼ってしまいたくなりますね。

人間の心理としてはごく普通の感情です。

ですが、自分を見つめなおして

「このまま頼ってばかりじゃいけない」

「このままじゃどんどんダメになっていく」

と自分のことを誰も知らない新しい土地で生活して自分の力を試したり、自分磨きに期待を寄せています。

どうでもいい

人間関係リセット症候群になりやすい人が、突如SNSを削除したり、電話番号が変わっていたりすると周りは「何かあったのかな」と心配になりますよね。

嫌な出来事があったり人が信じられなくなり、すべてがどうでもよくなりました。

本来なら解決していかなければいかないのに、何も考えたくない、今抱えている問題を投げ出したいと無気力状態になります。

嫌われていると感じている

ネガティブな人は話しをしないでけでも

「誰も相手にしてくれない」

「嫌われている」

「僕なんかいない方がいい」

自分を守るためにも「これ以上傷つきたくない」と感じて自分から離れていきます。

人間関係リセット症候群を改善する方法

人間関係リセット症候群は、必ずしも悪いことばかりではありません。

嫌な人間関係を断ち切ってそれで楽になればそれはそれでいいと思います。

引っ越しや退職してしまい連絡が途絶えればそれまでですが、環境はそのままで人間関係のリセットを繰り返すとそれはそれで問題も生じます。

周りから薄情だ、面倒だと言われ本当に困ったときに誰も助けてくれない可能性もありますので、4つのポイントだけおさえて見ていきましょう。

気分転換をする

気分転換には体を動かして汗をかいてリフレッシュするのが手軽な方法です。

体を動かすと睡眠も十分にとれます。

不安定な気持ちが生まれにくくなり、衝動的な感情を抑えられます。

心身共に気持ちよく過ごせるでしょう。

SNSに鍵をかける

人は誰でも共感してもらいたいと思っています。

そんなSNSは共感できる人の集まりなど探せばいくらでもあって誰でも自由にコメントができて心のよりどころです。

といってもいいものばかりではありません。

コメント欄を制限する・設けない、鍵をかけるなどの処置を取らないとFF外から言いたい放題です。

分かり合える仲間数人いるだけで十分です。

連絡先を教えない

機種変更のタイミングで携帯が変わる場合があります。

ストレスになる相手にはむやみに連絡先を教えないのが鉄則です。

職場の人であれば今どき携帯を持っていないなんて通用しない。

「今番号がわかりません」と言っても「じゃ、見せて」と言われたら次の言い訳には使えない。

ここはハッキリ「友達しか教えられません」と言うか、プライベート専用と仕事用に分けるといいでしょう。

退社後は電源を切って割り切りましょう。

周りの評価を気にしない

人は誰でも失敗するだろうし、何気ない言葉で傷つけたり失言もします。

それを放っとくのがいけないことでその後のフォローをしっかりすれば大丈夫です。

気を使う人に「気にしないように」と言っても気にするものですが、本人が過剰に気にしてるだけで、
周りはさほど大きな案件でなければ案外どうってことありません。

もっと肩の力を抜いて楽に生きてください。

まとめ

人間関係を全部リセットしたいほど悩みがあったのですね。

悩みは大なり小なり誰でも持っています。

大きくならないうちに解決しているだけです。

ストレスを抱えるくらいなら人間関係をリセットしてもいいくらいの気持ちで過ごしましょう。