人格を否定する

人格を否定する人の特徴・心理・対処法

人格を否定する

人格を否定する人にはどんな理由があってそんなことをするのでしょうか?

例えば契約が取れない社員に対して「トーク力が足りない」と言えば人格を否定しているとは言えません。

しかし、「人相が悪いから契約が取れないじゃない?」と言うとその人そのものを否定していることになります。

もっとひどい人になると「生きている意味あるの?」「存在自体が邪魔だ」など人格を全否定する人がいますね。

一生懸命生きている人に人格を全否定していいわけがありません。

言われた人は自信を無くします。

人格を否定してくる人になにか対処法はあるのでしょうか。

さらに人格を否定されやすい人の特徴やされた時の対処法をご紹介しますので、自分を守るためにも、誰かを傷つけないためにも、

ぜひ知っておいてほしいです。

人格を否定する人に共通する特徴

人には見た目、性格にそれぞれ違いがあります。

もちろん欠点もいくつかあるかもしれません。

人格を否定される人は言い返さない、争い事をしないなど控えめであることが言えます。

そこに付け込んで人格を否定する人こそ気が強くて理由がどうであれ、口が悪いのが共通点であります。

そして他人の痛みをわかろうともしない精神的に未熟な人です。

思ったことをすぐに口に出す

人格を否定する人は、相手の気持ちはまったく考えずに思ったことをポンポン言う人です。

そうゆう人は悪気がなかったとはいえ相手を知らず知らずのうちに傷つけています。

口に出す前にいったん相手の立場になって考えることができれば人格を否定する言葉は減るのですけどね。

感情的になる

喜怒哀楽が激しく最も出やすいのが怒りです。

表情にも感情が出やすくて自分を抑えることが非常に難しい短気な性格だと言えます。

人格を否定する人は、自分でもわかっていますから後で反省することもありますが、その時になると歯止めが利かなくなるとことが欠点です。

言い方に問題がある

例えばのんびりしている人に対して人間ですもの、イラつくのはわからないでもないです。

ですが、

「何をやってもとろいからダメなんだ」

「この方が効率が良い。これくらい小学生でもわかるよ」

と全否定するところが問題なのです。

それでも何か言いたければ、「もう少し早くしてくれない?」だけでいいはずです。

助言をしているようで人格も否定しています。

無神経である

ひと言余計な事うを言う人いますよね。

ちょっと失敗した事に対して

「だからいつまで経っても昇進できないんだぞ」

「だから結婚できないんだな」

「これだからブスは困るんだよな」

確かに一部は間違ってはいないかもしれませんが、人格まで否定するのは人として最低な発言です。

無神経すぎます。

罵倒するために一部の事実をこじつけています。

人格を否定する人の心理

人格を否定する人はなぜそこまでひどいことを言うのか?

相手によりけりですけど、妬みや嫉妬が含まれている場合もあります。

自分が抱えている不満やストレスを人格否定の言葉を使って他人にぶつけて解消しようとしているのです。

嫉妬している

容姿が良い・家柄が良い・有名大学出身というのはやはり実にうらやましいものです。

だからと言って周りにチヤホヤされてそれに実力が伴っていなければ、嫌味のひとつくらい言いたくもなります。

人格を否定する人は

「○○出身だったらできないはずないよね」

「失敗したら終わりだね」

「○○に泥を塗るわけにはいかないよね」

「失敗なんてあり得ないから」

とプレッシャーをかけ、自信を喪失させて「ざまーみろ」と言わんばかりの態度で接します。

嫌いだから

人格を否定する人は、自分の気持ちを第一に優先しています。

単純に相手の事が嫌いだから欠点をあら捜しして攻撃してくるのです。

嫌いな人は何しても気に入らない。

親切にされたら

「なんか気持ち悪い」

「なにか胆があるに違いない」

あたらず触らず距離を取っていても「無視するなんていい度胸だ」と自分勝手な解釈をします。

優越感に浸っている

人格を否定する人は自分より劣っている人にだけ攻撃します。

誰かを見下すことで自分はマシだ思いたい。

同じくらいのレベルの人をライバル視しても勝ち目がなかったら悔しい想いをするだけ。

そして自分がみじめになるだけ。

本当は実力が無いのを一番自分がわかっているからこそ自分より劣っていると思われる人がターゲットにしているのです。

相手に不安を感じている

相手のことを今までは下に見ていたが、徐々に頭角を現してきたので、

「このままじゃいつか追い越されるのではないか」

「自分のポジションが奪われる」

という不安に駆られています。

そんな時、やたらとダメ出しをして

「そんなんでやっていけると思ってんの?」

「まだまだ甘いね」

と相手を洗脳します。

言わないと気が済まない

人格を否定する人は、言いたいことを我慢するタイプではありません。

全部言わないと気がすみません。

自分はいいけど、他人から言われるのはものすごく不愉快で反撃にでます。

人格を否定する具体的な言葉

人格否定には性格や外見、生きざまを否定する言葉があります。

具体的に例を挙げてみます。

【性格や才能に対して】

・「ない脳ミソでもっとよく考えろ」

・「とろいからいつまで経っても昇給できないんだよ」

・「どうしたらそこまでバカになれるわけ?」

・「こんなのも覚えられないなんて頭おかしいんじゃない?病院行った方がいいよ」

・「もう一回幼稚園からやり直しなよ」

・「会社もよくお前みたいなヤツ採用したよね」

・「○○出身も大したことねーな」

・「お前ひとり抜けたところで何も変わんねーよ」

【外見に対して】

・「貧相からして貧乏さがじみ出ている」

・「ブスはブスらしくしてろ」

・「わたしがあんたならその顔で外は歩けないよ」

・「結婚できない理由がわかるわ」

・「その顔で恋人がいるとかあり得ない」

【育った環境や生きざまに対して】

・「育ちが悪すぎて気性が荒い」

・「躾がなってないね、親の顔が見てみたいわw」

・「お前の家族も全員もバカなのだろうね」

・「よくそんなんで生きていられるね、わたしがあんたならとっくに死んでるわ」

・「これだから中卒は…」

・「お前がこの世からいなくなっても誰も悲しまない」

人格を否定する人への対処法

あらかじめ上手な対処法を頭に入れておくと、冷静な対応ができます。

その方法を4つ紹介します。

軽く言い返す

頻繁に人格を否定してくる人には全部我慢することはありません。

「今のは傷つきました~悲しいです」

「言わないでください、気にしているんです」

と上司にも先輩にも言える言葉です。

さりげなく傷ついたアピールで相手にわからせてやりましょう。

聞き流す

人格を否定する人でも、人によっては悪気がない人も中にはいます。

アドバイスのつもりで発言している人です。

いちいち真に受けていたら身が持ちませんので、こんな言い方しかできない人なんだと割り切っていたら次第に気にならなくなりますよ。

自分ができる人になる

周りから認められれば人格を否定される事はありません。

実力をつけるのは簡単ではないですが、努力次第です。

「結果を出して見返してやる!」という目標があれば頑張れます。

記録しておく

あまりにもひどい人格否定となると自分を守るためにも人事に異動届を出すか相談に掛け合いましょう。

名誉棄損やパワハラにあたる可能性がありますし、ボイスレコーダーに残しておくと、いざというときに役に立ちますから、安心です。

まとめ

人格否定はされる側ではなく、する側に問題があると考えられます。

言葉の暴力とは日々気づかないうちに相手を精神的に追い詰めてしまうので、後で大変なことになり兼ねます。

あなたが被害者、あるいは加害者になってしまう可能性ももちろんあります。

自分の発言に振り返ってみてください。

人格を否定する事は言ったは何気なく言ったつもりかもしれませんが、言われた方は一生忘れられない言葉になりますので、注意しなければなりません。

常日頃から意識してみるといいですね。