「人それぞれ」が口癖

「人それぞれ」が口癖の人特徴・心理・対処法

「人それぞれ」が口癖

「人それぞれ」をどういうときに使うのか?

「人それぞれ」って便利な言葉すす。

良い時も都合が悪くなった時も結構な人が使う言葉ですよね。

友達同士の会話で例えてみます。

A:「おい、ちょっと見て見ろよ、あの子かわいいよな!?」

B:「えー?別に~」

A:「かわいいだろうが!お前変わってんな!まあお前はB専だからな(笑)」

B:「うっせーよ!人の好みはそれぞれだ」

A氏は世間一般でいう可愛い人が好き。

B氏は世間一般でいう可愛いと言われる人は何とも思わない。

自分が良いと思った人を周りから賛同されたことがない。

きれいな人、かっこいい人が好まれる傾向がある世の中で、好みがみんな同じだったら、それはそれで困る人も出てきます。

スレンダーで手足が細い人が評価される中、一部の男性でふくよかな人がいいというのも人それぞれ好みの問題です。

B氏のような人がいても全然間違いではないです。

性格は人それぞれ

人間の血液型は大きく分けて4つしかありませんが、性格は良いか悪いか。

もっと細かく分ければ優しい、配慮ができる、正義感がある、常識がない、頑固である、無神経である、陰口を言う、無責任であるなど人の性格は一人でいろいろな性格を持っている人もいるし本当に人それぞれです。

性格が良いか悪いかの基準も考え方によって人それぞれですからハッキリとしたボーダーラインがありません。

例えばわかりやすく無神経な人で例えて見ます。

だいたいの人は無神経な人には不快感をあらわにしますが、無神経な人からしてみれば、相手の立場になって考えていない人だから自分で気づかないうちに迷惑な言動が目立ってしまっているのです。

それを「あの人は怒りっぽい」「優しくない」とか言い出すのです。

世間一般でいうマナーを守れない常識がない人もそう。

自分で常識がないなんて思ってもいない。

「誰にも迷惑は掛けていない」と勝手に思い込んでいるだけです。

ですから自分が思う性格と他人が判断する性格は全く違います。

良いか悪いかは別として性格が違えば考え方も人それぞれ違うという事になります。

人の好みは人それぞれ

お祝い返しや人にプレゼントするときって非常に悩みませんか。

それこそもらって嬉しいものは人それぞれだから、難しいです。

人にもらってうれしいプレゼントってなにが喜ばれるのでしょうかね。

自分がもらってうれしい物が相手も喜んでくれるとは限りません。

事前に聞ければいいのですが、サプライズになるとそうはいきません。

ですが、この場合は感謝の気持ちを形にしたわけですから、あまり好みではないとしてでも

あなたのために選んでくれたその気持ちを「ありがとう」と真っ先に伝えるべきでなないでしょうか。

「好みじゃないからいらない」と本音を言ってしまえば、相手はガッカリします。

せっかく選んだのにとイラっとする人もいます。

その後、気まずい関係になるかもしれませんから、相手を気づかう気持ちも大切です。

考え方は人それぞれ

C:「○○はどう思う?」

D:「どう思うかは人それぞれなんじゃない?」

で話が終わってしまう・・

C:(それはそうだけど、そうじゃなくて使ってみた人の意見が聞きたいの)

「どう思うかは人それぞれ」なんてそんなの当たり前のことでそれを言ったらすべての会話は終わってしまいますよね。

人が集まって話をしていればいろんな意見が出ますよね。

共感できるものもあれば反対意見もあって当然です。

皆が同じ見方だったら、それはそれで面白くない時もありますが・・

「人それぞれ」という言葉には、各々の違いを尊重する一方で、考え方の異なる者同士が本音で語りあわずに深く踏みこむのを避けようとする傾向が見られます。

相手との距離をとろうとする人間関係のありかたが見えます。

狭い視野に捉われていたらいつまで経っても違った面や魅力に気付くことができません。

違う見方があるからこそ、新たな発見が出来るのです。

可能性をどんどん広げていくチャンスでもあります。

ただ、人間は無意識に自分を理解してもらいたい気持ちや、自分の意見を正しいと思いたい気持ちがあります。

自己主張するのは悪い事ではありませんが、相手だってそう思っているかもしれない。

だったら「なるほど、そういう見方もあるのか」と相手の意見にも耳を傾けるのが礼儀です。

価値観は人それぞれ

一歩外に出れば多くの人と関わりを持ちながら生きかなければいけない中で、価値観の違いを感じる場面もあるのではないでしょうか。

育った環境が違えば人や物に対する価値観が違うのも当然です。

わかりやすく言えば物の値段をどう見るかでハッキリわかります。

何でも簡単に手に入る裕福な家庭で育った人はハイブランドをなんの迷いなく購入できる贅沢な環境にいます。

贅沢をしているという自覚がない人もいます。

生活状況が変わらない限り、それは大人になってからもあまり変わる事はありません。

常に良い物や高級な食べ物を好みます。

一方、庶民的な家庭で育った人はハイブランド品を持っていないとは言いません。

節約もするし、時には贅沢もする時もあるでしょう。

贅沢をするにしてもちょっと財布の中が頭をよぎるのですね。

お金に余裕がある人とない人では物に対する価値観が違います。

親から愛情を注いでもらい育った人、そうでない人では人に対する想いも違います。

人それぞれというのは家族やパートナー、仕事上の付き合いの人など、

関わる深さによっても価値観の違いとどう付き合うかが課題となります。

どちらも意見をぶつけ合って互いに一歩も引かない状態であれば冷戦状態が続きますが、

「それもいいんじゃない?人それぞれかだから」

「ムリして人に合わせることはない」

これらが言える人は価値観の違いを許容する言葉でもありますから、人間関係を円滑にできる人だと言えます。

まとめ

人の考え方や生き方は人それぞれ。

『十人十色』という言葉がありますが、十人いれば違った性格や考え方があるようにみんな違って当たり前。

それおかしいと思っていても他人が押し付ける権利はありません。

ひとつしか答えがない考え方や生き方なんて絶対にないのですから。