ステレオタイプ
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ステレオタイプってなに?どんな人?
ステレオタイプとはありふれたやり方で型にはまった考えという意味です。
使用例:①親父はステレオタイプの人間で頑固だ
②ステレオタイプの型にはまって人の意見を聞き入れない
具体的に
「亭主は外で働き、女房は家を守る」
「育児は母親の仕事」
「日本の家は畳の部屋が基本だ」
「男は台所に立つもんじゃない」
「男が泣くんじゃない」
こういうセリフを言う人って年配や高齢者の方が言いがちですよね。
まったくいつの時代だよって言いたくなりますね。
多くの女性が育児休暇を取り入れながら働いていますし、共働きの家庭は年々増え続けています。
普及率は低いですが、男性も育児休暇を取る時代です。
男性だって料理が好きならば手料理を振る舞うし、
優しい旦那さんあるいは家事・育児を分担している家庭であれば皿洗いだってしますよ。
時代は確実に変わっているのです。
にもかかわらず、ステレオタイプな人はこうあるべきだと決めつけてばかりで
それまでの人生で形成された生き方や考え方を変えるのは非常に難しいので、
そんな人と付き合うのは面倒です。
ステレオタイプな人の特徴
ステレオタイプな人の特徴は固定概念にとらわれる・先入観を持っているという点です。
自分の身近にいる人や自身の経験に基づいて形成されたものであり、ステレオタイプを強く抱いてしまうと、
それを覆すことはできないに等しいです。
それぞれ挙げていきますので、
自分はどれくらいステレオタイプの人なのかチェックしてみてください。
固定概念にとらわれる
時と場合によって柔軟な発想ができる人は人間関係が良好ですが、
「こうであるべきだ」という考えが絶対に変わらない人は頑固で周囲とよくトラブルを起こします。
人にはそれぞれ自分の考えもあって他人にも「こうすべきだ」と押し付ける人は面倒くさく扱いづらいです。
先入観が抜けない
最初に得た情報により作り上げられたものが定着しています。
・外国の一部の地域は治安が悪い
ヨーロッパを訪れた友人から
「スリの被害に遭った」
「ひったくりが横行していた」という話を聞けば悪いイメージが定着してしまいます。
「高学歴だから賢いと思っていた」
いくら高学歴とはいっても秀才もいれば普通の人もいます。
それに人間賢いときばかりではない。
学歴や周りの評価による先入観に惑わされてしまうことがあります。
見た目で判断する
典型的なのが食わず嫌いがあることや第一印象で人を決めつけることです。
食べていないのにおいしくないと決めつけています。
子どもの頃、苦手だった食べ物の定番と言えばピーマン、ニンジン、玉ねぎ、ゴーヤなどあります。
苦い=おいしくないに結び付けています。
第一印象が悪かったらダメなやつだという先入観をずっと持っています。
偏見を持つ
偏見とは、かたよった物の見方や考え方を意味
偏見を持つのはいけないと知っていても人はどうしてもその人の見た目や格好からどういう人なのか判断をします。
それくらい第一印象は大事なのです。
アニメ・秋葉原=オタク
宗教団体=怪しい
とはいっても根拠なしに人が抱く感情というはどうしても仕方のないものです。
他人の意見に耳を傾けない
「自分の意見は正しい」「せったいに○○だ」と主張が強い人は他人の意見に耳を傾けることはありません。
「○○だから△△のはずだ」「●●も言っていた正しいはずだ」
ネットの知識やその分野の専門家など、信頼の高い人が言っていたのだから正しいはずと思い込んでいます。
人柄に対して
血液型でこんな人と決めつけたり勝手な思い込みをします。
「あの人は有名大学出身だから仕事ができるに違いない」
「関西出身だからノリがいいに違いない」
「A型とは合わない」
もしも実際と違ったら
「〇〇大学卒なのに?」とか「イメージと違った」など期待外れでガッカリする様子は
勝手な思い違いもいいところです。
地域・県民性
・都会の人は華やかな生活を送っている、冷たい、せかせかしている
・田舎の人は穏やかだ、親切だけどお節介の人が多い、近所付き合いが多い
・大阪の人はノリが良い
経験や一部の人を見ただけでそういうイメージが定着しています。
海外から見たニッポン
日本人から見た外国人のイメージは
「イタリア人は毎日ピザ・パスタを食べている」
「インド人は毎日カレーを食べている」「カレーを手で食べる」というイメージがあります。
同じように外国人も日本人に対して以下のイメージを持っています。
・日本人は着物を着ている
・日本人は勤勉である
・侍の格好をしている
・毎日スシを食べている
どちらも言えるようにそうである時もあればそうでない時もあります。
まとめ
以上、ステレオタイプな人についてまとめました。
もしも「あなたはステレオタイプな人間ですね」と言われることがあったら、
嫌味なニュアンスで使われることが一般的だから喜ぶところではありません。
ハッキリ言えば「頑固ですね」「石頭ですね」と言われていると思ってください。
少しオブラートに包んだ言い方になっただけです。
改めて振り返ってみると人は
「イメージとは違う!」というように見た目ではわからないものだということがわかります。
先入観にとらわれず、目の前にいる相手のことを長い目で見てみませんか?
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