お世辞ばかり言う

お世辞ばかり言う人の特徴・心理・対処法

お世辞ばかり言う

お世辞は必要か必要でないか?

お世辞はうれしいものだとは限らない?

お世辞とは心にも思ってないことを言うことです。

心の中では反対のことを思っていても相手を褒めたり気分良くさせることですね。

日常会話でも飛び交うお世辞はたくさんあります。

一度くらいは言ったこともあるだろうし、言われたこともあるのではないでしょうか。

ちょっと鈍感な人はありがたくそのままの言葉として受け取る人もいれば、察しがいい人はお世辞だろうなと感じ取る人もいるでしょうね。

嘘をついていると言えば嘘なんですが、大人の事情でそうせざるを得ない状況があるのです・・世の中には。

特にビジネスシーンでも多く使われます。

お世辞でもうれしいという人と見え透いた嘘が不快と感じるという違いはなんなのか詳しく紹介します。

お世辞ばかり言う人の特徴・心理と対処法をぜひ参考にしてみてください。

お世辞ばかり言う人の特徴

お世辞を言う人は意図がある場合と気を使う場合があります。

あなたはどちらか見極めることができますか?

媚びる

お世辞ばかり言う人は、甘え上手で媚びるのが得意です。

おねだりする女性はある程度容姿が良くて自分に自信を持っている人にしか通用しません。

媚びる人は人によって態度をガラッと変えます。

男性の前だけぶりっ子をしたり、上司の前だけ良い子ちゃんのフリしたり、機嫌を取ったり必要であればお世辞もペラペラ言います。

人は誰でも、まわりから評価をされたい、気に入られたいと願うもの。

そのための努力をしたり、自分をアピールすることは悪いことではありませんが、お偉いさんの前や異性の前で態度が違うのは傍から見てバレます。

逆に評価が下がり兼ねます。

客を相手とした職業に就いている

お客様を相手するホステスさんやホストはどんな状況でも下手に出てお客様を立てています。

お客様を楽しませる・喜ばせるのが仕事ですから、良い気分にさせてくれるのはお世辞でもうれしいものです。

お店の店員さんといった接客業の人も売り上げのため必死でお世辞言ってるのもわかります。

「これ着てみたいけど、絶対に自分には似合わないよな~」と思ってても販売スタッフに「絶対に似合わないですよ?」なんて言われたことないですよね。

乗せられて買ったはいいけど、家に帰って合わせる服がない、お店の中で見た雰囲気となんか違うみたいな失敗例はたまにありませんか?

美容師、営業マンなどといった接客業は本当にトークが上手なのです。

空気が読める

空気が読める人は人の気持ちを察することができます。

瞬時にその場の状況や雰囲気も把握します。

たとえば誰かの発言でその場が凍り付いたとします。

空気が読める人は臨機応変に対応できますので、お世辞なんかもポッと出てきます。

「やだな~○○さん冗談ばっかり~芸人の○○より面白いじゃないですか~」とさりげなく話題もすり替えようとします。

ピリピリした空気を良い雰囲気に変えてくれるのでとても助かります。

機嫌を取る

ちょっと機嫌が悪そうな人がいると周りは気を使うものです。

お世辞ばかり言う人は、

「きれいな顔が台無しだよ」

と、これ以上悪くならないようにご機嫌取りをします。

機嫌を取るのも大変なんです。

別につかなくてもいい嘘をつかないといけないんだから。

後輩:「同じ年ぐらいだと思ってた~」「若いですよね~」

先輩「そんなにお世辞を言っても何も出ないよ?」

ちょっと無理があるって思ってても内心、うれしいもの。

よく考えてもみてよ。

誰かに何にも言われなくなったらそれはそれで寂しいかもよ・・

嘘だとわかっていても相手の気遣いに感謝しないと。

お世辞ばかり言う人の心理

お世辞を言われてうれしい人もいれば不快に思う人もいますね。

言う人の立場になって考えたことはありますか?

その心理がわかれば誤解も解ける場合があるかもしれません。

気に入られたい

憧れの人に近づきたい、仲良くなりたいと思う人がいたらなにかお近づきになるきっかけを探すはずです。

その場合、第一印象が大事です。

相手を褒めるのは鉄則です。

ミスを大目に見てもらいたい

一般的にきれいな女性に男性は弱いものです。

しかし、ミスはミス。

周りに迷惑を掛けます。

上司にも怒られます。

お世辞ばかり言う人は、ミスを大目に見てもらいたいもんで相手の気がちょっとでも気が収まるように必死にお世辞でごまかします。

「○○さんみたくできなくてすいません」

「○○さんがいないと回らないんですよ」

「いつも優しい先輩がこんなに怒るとは思わなかった、すいません」

と○○さんはできる人とさらっと出したり優しいというワードを使って少しでも気を静めようとします。

機嫌を取りたい

険悪な雰囲気になったらその場を離れたい、何とか丸く収めたいと思うのが人間の心理です。

「若い」

「きれい」

「かっこいい」

「仕事が丁寧」

などなんでもいいから褒めて褒めまくってその場を丸く収めようとします。

いきなり褒め言葉を言っても「なんだいきなり関係ない話出して」とならないように上記のワードを入れつつ、しっかり言いたいことは言う。

「いつも仕事が丁寧な○○さんが今日はミスが多いけど、どうしたの?」

お局さんに「○○さんってよ~く見たら自まつ毛が長くてつけまみたいですね」

とお世辞を言って機嫌を取ります。

社交辞令が多い

お世辞が多い人は社交辞令も多いです。

社交辞令の定番のセリフとして

「今度ごはん行こう」

「今度連絡する」

「今度飲みにでも行こう」

などが挙げられます。

恋愛感情が絡む場合は探りとしてあり得るセリフですが、その後に「じゃ、いつにする?」という具体的な話がない限り、社交辞令だと判断するべきです。

その場を良い雰囲気で終わらせたい、切り上げたいという時に社交辞令で切り抜けます。

ついでのお世辞である

「○○ちゃんってなんでもテキパキこなすよね」

「ありがとうございます。

うれしいです」

で終わってもいいところを

「うれしいです。先輩も字が上手じゃないですか~私、下手なんで見習いたいです」

と相手に褒められたから、自分も褒めて返したというついでにすぎません。

話は噛み合ってませんが、とっさにどこかを褒めるという技は誰にでも真似できるものではありません。

お世辞あるある

世の中にはお世辞が溢れています。

絶対お世辞だと感じたお世辞にまつわるエピソードの一部を紹介します。

・悔しいけど絶対相手の方が可愛いくて人気がある年下の子に「モテるでしょ?」と言ったら「○○(私)さんほどではありませんよ~」と笑って返された。否定はしないんだ..(笑)(28才・医療事務)

・誰がどう見ても普通の50のおっさん上司に「課長はスタイルも良くてとてもお若いですね」と言った今年の新人が
優勝(30代/銀行員)

・結婚式の衣装合わせの時に明らかに自分より若くて可愛いウエディングプランナーに「世界一きれいな花嫁ですね」と言われた(35歳の花嫁)

・カッコイイ、仕事出来る、洋服のセンスがいいと褒めておけば、ご飯をおごってくれる(22才/広告代理店)

・会社のお局さんは社長と仲が良く絶対に怒らせてはいけないので、毎日お世辞一回は言うようにしているのがまじで面倒くさい。

てか、ネタ切れ(30代/建設業事務員)

・ショップの店員さんが回るごとにくっ付いて来てお世辞ばっかでうざいったらありゃしない。ひとりでゆっくり見たい。(10代、20代女性)

・結構強めのパーマを希望した年配のお客様がいたが、仕上がりは緩いと不満げだったので、「今の方が断然若々しいですよ!」と言ったら「あら、そ~お?」とまんざらでもなさそうだったので、 ほっとした(30代/美容師)

お世辞ばかり言う人への対処法

自分を褒めたお世辞は嫌いですか?

言われるうちが華だと思いますがね。

相手も気遣っているわけだし。

誰からも相手にされなくなったらなったで寂しくなります。

それでも見え透いたお世辞が嫌いという人は「お世辞言っても何も出ないよ」と真顔で言えば次から言わなくなるでしょう。

真顔がポイントですよ。

「あ、この人には通用しないんだな」と思わせるのが大事です。

お世辞ばかり言う人への返答に困ったときはお世辞もまんざらではない。

でもどう返せばいいのだろう?

相手はどんな状況であれあなたとの関係にヒビを入らせたくないよう気遣っています。

どうでもいいような人には褒めたりしませんから。

素直に「ありがとう」と言っておくことが良好なコミュニケーションを続けるコツです。

「お世辞を真に受けちゃって」と思う人もいるかもしれないので

ワンランク上を目指すなら

「ありがとう。Aさんも○○で素敵よ」

とスマートに返してみてはいかがですか。

双方、気分が良くなるのではないでしょうか。

まとめ

以上、お世辞ばかり言う人についてまとめました。

どこまでがお世辞で、どこからが本音なのか自分で判断するのは難しい面もあるお世辞。

そのせいで気分を害する人もいなくはないですが、時にはお世辞はその場が丸く収まるという意味では使った方がいい場面もあるのです。

状況に合わせて臨機応変にということです。