ふてくされる人の特徴・心理・対処法



職場に注意すると子供のようにふてくされる人はいませんか?

いい大人なのにふてくされてしまう人はどんな心理が働いているのでしょうか?

職場は人間関係がうまくいかないと仕事もスムーズに行われない場所なので、ふてくされてしまう人がいるだけで仕事にも影響があります。

ふてくされる人の心理や特徴、対処法を学んで職場の人間関係改善に努めましょう。
 

ふてくされるとは


「ふてくされる」は漢字で書くと「不貞腐れる」と記述しますが、「不貞」の部分は当て字なので意味はありません。

「ふてくされる」の語源となっているのは「ふてる」という動詞で、「すねる」「投げやりになる」「強情を張る」という意味があります。

また、「ふてぶてしい」の「ふて」と同じように「太い」から派生した言葉のようです。

「ふてくされる」の「くされる」は「腐る」という意味で、「いばり腐る」で使われているように、くさるの前の行動をあらわす動詞に対して軽蔑やののしりの意味を与えます。

「ふてくされる」は「すねる」や「投げやりな行動」に侮蔑の意味を込めた言葉です。

したがって「ふてくされる人」はすねたり投げやりな行動に出たりする人をののしっているということになります。

 

ふてくされる人の特徴・心理


まずはふてくされる人にはどのような心理や特徴があるのかを考えてみましょう。
 

現実逃避


ふてくされる人は現実を逃避した結果としてふてくされるという特徴があります。

自分の置かれている現状を受け入れられない結果、ふてくされるという行動をするのです。

職場で例えると上司に怒られた部下が、その現実を受け入れられずにふてくされてしまうといういうケースが考えられますね。

部下が現実を正面から受け取って、なぜ叱られたのかを考えて次回失敗しないような行動が取れればふてくされるということはありません。

ふてくされる部下は現実に向き合おうとしないため、ふてくされてしまうのです。

あるいは上司に怒られたことで自分の人格を否定されてしまったと考えているケースもあるでしょう。

怒られなれていない人がよく勘違いするケースですね。

職場で上司が部下を怒るのは人格否定ではなく、明確な間違いを指摘しているだけで、それを改善すれば問題がないケースがほとんどです。

もちろん上司によっては感情的に怒る場合もありますが、何に対して怒っているのかで上司が感情的なのか、部下のことを思っているのかどうかは判断できるでしょう。

その判断ができない人がふてくされやすいと言えるかもしれませんね。
 

気持ちが顔に出る


ふてくされる人の特徴としてふてくされたときに気持ちが顔に出やすいところがあります。

仕事で単なる要望を伝えただけでも明らかに嫌な顔をされた経験はないでしょうか。

自分の感情をすぐに顔に出してしまう特徴を持っている人は、ふてくされる人に多いのです。

無意識のうちに感情が顔に出ている人もいますが、ふてくされる人は感情を表に出すことが平気で、気持ちを隠すということをしないのです。
 

かまってもらいたいという心理


ふてくされる人の中には、ふてくされることで人にかまってほしいと考えている人もいます。

特に会話をしている場合、自分の意見を無視されたり聞き流されたりしたときに、ふてくされた態度をとることでかまってもらう人がよくいます。

このタイプの人は自分が中心でないと気がすまないので、話が自分から離れてしまうとふてくされることがよくあります。

このタイプのふてくされる人は、わざとふてくされた態度を表に出している人です。

もうひとつのタイプは無意識にふてくされた態度をとってしまう人になります。

わざとふてくされる人は上司に怒られたときもふてくされた態度をすることで、上司に罪悪感を抱かせることを狙っています。

また、同僚の前でふてくされた態度をとることで同情や励ましを狙うこともあります。
 

自分の思い通りにしたい


ふてくされるというのは幼児期にはだれにでもある行為のひとつです。

そのためすぐにふてくされる人というのは、幼児性が強いと考えられますね。

子供は自分が欲しい物を買ってもらえないといったことがあると、ふてくされてわがままになってしまいますが、その幼児性を大人になっても引きずっているのがふてくされる人です。

たとえば職場の昼休みに同僚と食事に出かけたとき、自分が食べたい物が認められなかったとします。

そんなときには大人なので、もちろんいっしょに食事に出かけるまでのことはしますが、食事中にずっとふてくされた態度をとるのが、幼児性の抜けていないふてくされる人の特徴です。
 

注意や指摘されるのが嫌い


他人から注意されたり、指摘されたりということはだれでも嫌いなことのひとつですが、すぐにふてくされる人はプライドの高さもあり特に注意や指摘が苦手です。

特に自分のほうが優秀だと思っている場合には、自分よりも劣ると思っている人から注意や指摘を受けるだけでプライドが傷つき、ふてくされた態度をとります。

このときはふてくされる人は素直に人の話を聞くような状態ではありません。
 

自分のルールが破られるのが嫌


ふてくされる人の中には、自分で決めたルールが他人によって破られることを嫌ってふてくされる人もいます。

自分なりのルールや決め事を持っている人は多いかもしれませんが、それを他人に強制できないことは社会人であればだれでも知っていることです。

ふてくされる人もそれは知っていますが、露骨に嫌な顔をしてふてくされることで、不満を表明しているのです。

この点も幼児性が抜けきれずにわがままを主張するという特徴のひとつでしょう。
 

無言の抵抗


ふてくされた態度をするというのは、ひとつの無言の抵抗と言えるでしょう。

人は何か嫌なことがあったり、自分の意に沿わないことになったりした場合は自分の意見や考えを主張することで解決しようとします。

人間はお互いにコミュニケーションを図ることで意思の疎通を図ることができます。

そのために言葉という便利な意思を伝える手段があるのです。

しかしふてくされた態度をとるというのは言葉ではなく、態度で主張するという動物的な行動です。

つまりふてくされる人は言葉で相手と意思の疎通を図るのが苦手な人と言えるでしょう。

また、言葉で伝えるのが苦手なので態度を見て相手に自分の気持ちを察してほしいと思っているのです。

子供が自分では良い成績だったと思っているときに、親にもっと頑張ろうと言われたと同じケースです。

このとき子供はほめてもらいたいということを示すために、ふてくされた態度をとるのです。

まさに大人になってもふてくされれる人は、子供のまま成長していないと言えますね。
 

不公平だと感じている


職場で仕事の配分などを不公平だと感じている人は、ふてくされる表情を見せることが多くなります。

自分ばかり嫌な仕事をしている、いつも面倒な仕事は自分だけ、といった不満を抱えていると、同じような仕事を押し付けられるとふてくされた態度をとることになります。

実際に不公平かどうかは別にしても、本人がそう感じていることでふてくされた表情になってしまうのです。

実際に不公平が生じているのであれば、それを解決することでふてくされた表情はなくなります。

つまり不公平さというはっきりとした理由がある場合は、その不満の元を解決すればふてくされることはなくなるでしょう。
 

自分の気持ちを整理している


ふてくされる人の中には何かに対して不満があると言ったはっきりした理由もなくふてくされている人もいます。

これは漠然としたもやもやした気持ちになっているときに、その気持ちを整理しようとして不機嫌な顔で黙り込んでしまっているのです、 周囲からすると理由もわからずにふてくされているように見えるので対処に困ることでしょう。

しかし、本人は周囲に不満があるわけでもないので、しばらく放っておくことで解決します。
 

ふてくされる人の対処法


ふてくされる人の特徴や心理がわかったところでどのように対処したらいいのかを考えてみましょう。
 

気持ちをはっきりと伝える


ふてくされた理由がある程度わかっている場合は、ふてくされた人に対して自分の気持ちをしっかりと伝えるといいでしょう。

ふてくされた原因に対する自分の気持ちを伝えてから、相手の気持ちを聞き出してみましょう。

周囲い対する甘えからふてくされている人に、甘やかすような態度をとるといつまでも同じことを繰り返すだけです。

たとえ甘えからくるふてくされた態度でも、それなりの理由が必ずあるので、その理由を解決することを目標にするのです。

そのためには先に自分の意見をはっきりと伝えることが大切です。

自分の意見をぶつけてしまえばそれに対して相手も反応せざるを得なくなります。

また、自分の意見を伝えるときには相手を批判するような言葉は言わないようにすることも重要です。

これによって少しでもコミュニケーションを図りやすくすることで、問題の解決が近づくでしょう。
 

体調を気遣う


ふてくされた理由がわからないときやはっきりしないときは、とりあえず相手の体調を気遣ってあげましょう。

急にふてくされた態度をとったのは体調が悪いからではないかという心配をしてあげるのです。

ふてくされた理由がわからなくても、他人に気遣いを見せられると人は悪い気はしないものなので、それ以上態度を悪くすることは避けられるでしょう。

相手に気遣いをされるとふてくされた人もある程度落ち着いて冷静になることができます。

最終的にふてくされた原因がわからなくても、その場の問題は解決することができます。
 

いつもどおりに接する


ふてくされる人に対してはふてくされた態度をとられてもいつもどおりに接するという対処方法も有効です。

簡単に言ってしまうと放置するのですが、冷たい態度で放置するのではなく笑顔で普段どおりに接するという点が重要です。

無視されているとわかると意固地になってしまうこともあり、構いすぎても調子に乗られるだけなので笑顔で普段どおりに接するのが一番です。

また、普段どおりに接していてもふてくされている人が無視をすることもあるでしょう。

それでも不段取りに接していれば、相手も大人気ないことに気づいたり恥ずかしくなったりします。

強い感情は長続きしないので、相手が折れてしまうまで慌てずに対処しましょう。
 

ふてくされる部下の対処法


職場にすぐふてくされる部下がいる場合どのように対処したいいでしょうか?

次はふてくされる部下への対処法を考えてみましょう。
 

ふてくされる理由は上司にある


部下がふてくされる原因は色々あるかもしれませんが、その大半は上司に怒られたときにふてくされています。

上司は部下を指導しているつもりかもしれませんが、部下にしてみると感情的に怒られたと感じてふてくされているのかもしれません。

その場合は上司の指導の仕方が原因でふてくされてしまったということになります。

部下を指導する場合は感情的に怒るのではなく、失敗した原因をきちんと説明してどうすれば同じ失敗をしないようにできるのか部下に考えさせることが大切です。

もし部下がふてくされてしまったときは、感情的に怒っていなかったか、部下の人格を否定してしまっていなかったかなどを考えてみましょう。

部下がふてくされてしまう原因の大半は上司にあるということを常に考えておきましょう。
 

自分がイライラしていないか考えてみる


部下の失敗でプロジェクトに大きな支障が生じたと言った場合、上司であるあなたは完全に冷静で部下に指導することができるでしょうか?

部下と話をするときに自分自身がいらついたり、感情的になったりしていないでしょうか?

上司といえども人間なので感情的になってしまうのは当然のことですが、部下を指導する前に自分の気持ちを客観的に確かめてみましょう。

失敗に気づいたときにすぐに部下に話をするのではなく、ワンクッションおいて自分の気持ちを客観的に確かめる余裕を持ちましょう。

その上で部下に対してどのように指導するのかを考えてから、部下に話すことをおすすめします。

部下の自分に対する態度が悪い、部下がちゃんと仕事をしないといったことを考えていると、それはイライラの原因になり、上司がイライラしたまま部下を指導すれば、それは部下にも伝わってふてくされる原因となってしまいます。

自分が冷静さや公平さを保つことは、部下がふてくされることを防ぐのです。
 

すぐふてくされる癖を直す方法


自分自身がすぐふてくされてしまう性格だという自覚がある人は、その性格や癖を直す努力をしてみましょう。

職場にふてくされる人が一人でもいると職場全体の雰囲気も悪くなります。

その原因に自分がならないようにしましょう。
 

謙虚さを学ぶ


ふてくされる人は自分の思い通りにならなくてふてくされるという傲慢さが原因となる場合があります。

この傲慢さをなくすためには謙虚さが必要ですが、簡単に謙虚さが身につくのであればすでに改善されているでしょう。

そこで考え方を少し変えてみてはどうでしょうか。

自分の思い通りになって当たり前と考えているから、思い通りにならなかったときにイライラしてしまい、ふてくされる原因になるのです。

ふてくされる人は感情をそのままぶつけることをしない程度には大人なので、世の中は自分の思い通りになること自体がほとんどないということは理解できるはずです。

しかも特定のだれかが原因になることよりも、運やめぐり合わせの悪さが原因となることも多いはずです。

うまくいけば幸運で、うまくいかなくてもめぐり合わせが悪かっただけと考えることができれば、イライラも少なくなってふてくされることも少なくなるでしょう。
 

自分で自分をなだめてみる


すぐふてくされる人は子供のまま体が成長したような人であることが多いので、自分が不機嫌にしていると親や周囲の人たちがなだめたり慰めたりしてくれるのが当たり前と考えています。

しかし、社会人になったら周囲の人が自分に気を使って慰めてくれることはほとんどなくなります。

そこで普通の大人はどうするのかと言うと自分で自分の機嫌をとったり慰めたりして落ち込んだ気分を立ち直らせるのです。

ふてくされる癖がある人はふてくされそうになったら、自分で自分をなだめる癖をつけましょう。

同じことを考え続けると負のスパイラルに落ち込んでしまい、悪循環となってしまいます。

そんなときは思い切った気分転換を図ることも大切です。

何も考えずにできる好きなことに没頭したり、体を動かしてみたりと、自分にあっている気分転換方法を作りましょう。
 

環境を変える


もし家族と同居している人であれば、ふてくされても家族がフォローしてくれるという甘えがあるかもしれません。

そんなときは一人暮らしをしてみるといった環境を変えてしまう方法も効果があります。

一人暮らしだけでなく自分に対して甘くしてくれる友人だけでなく、思ったことをはっきりと言ってくれる友人との交流を深めるという方法もあります。

いずれにしても今まで自分に甘い環境だった場合は、その環境と決別するくらいの覚悟がなければ、性格を変えるといった大きな変革はできないと考えましょう。
 

まとめ


ふてくされる人に関する特徴や心理、対処法はおわかりいただけたでしょうか?

また、自分自身がふてくされやすい性格だと思っている人は、これをきっかけにふてくされる癖を直してみましょう。

この記事がふてくされる人への対処法や性格を直すのに役立てば幸いです。