人の目を見て話せない

人の目を見て話せない人の特徴・心理・対処法

人の目を見て話せない

「話す/聞く時は相手の目を見ましょう」と先生に教わってきませんでしたか。

しかし、中には相手の目を見て話すのが苦手な人もいます。

特に大勢の前に立つと緊張してうつむき加減になるのはよくある光景ではないでしょうか。

子どものうちは人見知りでもなんとか許されるでしょうが、社会人ともなるとビジネスにおいて周囲が抱く印象はどんなものでしょう。

人と目を合わせて話す/聞くというのはとても大切なコミュニケーションのひとつです。

それによって相手と仲良くなれたり、信頼関係を築いていくものです。

面接試験の光景を思い浮かべてください。

うつむき加減で動機をアピールするのと面接官の目を見て語るとどちらを教わりましたか?

もちろん後者です。

このふたつでは熱意の伝わり方が違います。

では対人ではどうでしょう。

片時も離さずずっと目を見ていてはお互い気まずいです。

かと言って口元を見ていると「口になにかついてる?!」と不安になります。

視線を合わせるタイミングと時間の問題は難しいですね。

人と目を見て話す克服方法も紹介しますので併せてご覧ください。

人の目を見て話せない人の共通点と特徴

人の目を見て話せない人に共通する点はすぐに目をそらす・オドオドしているソワソワしているなど自分に自信が持てない人です。

その特徴を挙げていきます。

自信がない

人の目を見て話せない人は自分に自信のなさの表れから

「どうせ私の話なんて真剣に聞いていないよね」

「退屈だよね」

「つまんないよね」

ネガティブに考えてしまう人は伏し目がちな傾向になります。

何か特別に嫌なことを言われたわけではないのに目が合わせられない人は、自己評価がとても低い人です。

劣等感が強い

自分に対する劣等感が強い人は、ネガティブで否定的な意見ばかりを持っているために

「自分は誰からも必要とされていない」

「こんな自分を受け入れてくれるところなんてない」

という恐怖を抱いています。

人見知りである

人の目を見て話せない人は子どもの頃から人見知りが激しくて人と接する機会が少なかったら人見知りのまま成長していますので、目を見て話せません。

初対面や目上の人には特にです。

震えながらしゃべる人は対人恐怖症の可能性もあります。

人に慣れていない

何事にも無関心である性格も兼ね備えていますが、人にも物にも興味を持たない人は目を見て話すことが最初から頭にありません。

悪いことだとも思っていないかもしれません。

それがクセになっていて当たり前のことだから。

人の目を見て話せない人の心理

“目は口ほどにものを言う”ということわざがありますね。

口に出さなくても目を見れば感情がわかると言うことです。

しかし、目が合わないのですから、相手の気持ちがわからなくて気になりますよね。

今まで目を合わせて話していたのに、急に目を合わせなくなったという場合の心理も併せて紹介します。

恥ずかしい

人の目を見て話せない人に一番多い心理のひとつとして挙げられるのはやはり恥ずかしいからだと言えます。

恥ずかしいにも様々なシーンがありますが、

見られるのが恥ずかしい

失敗や間違いが恥ずかしい

指摘されるのが恥ずかしい

など隠そうとすればするほどどこ見ていいのかわからずオドオドします。

戸惑う

人の目を見て話せない人は対面で話す時、相手の目をずっと見続けるものなのか、どれくらいの間見ていいのか戸惑っています。

確かにきちんと目を見て聞いている側も、終始相手の目を見ているのもなんだか気まずさを感じます。

逆に見続けたら失礼になるのではと思っている人もいます。

視線が怖い

臆病なタイプは自分の行動を観察されているようで落ち着きません。

みんなが自分を見て笑っているようだと被害妄想が頭の中をグルグル巡らせています。

好き

みなさん一度は経験した事あるのではないでしょうか?

相手に好意を持っているならとてもじゃないけど、目どころか恥ずかしくてまともに顔も見れません。

目が合おうものならとっさに目をそらすか顔が赤くなってうつむいてしまいます。

好きがバレバレです。

目をそらすと言うことは好きという気持ちを悟られたくない人もいますね。

遠くから見ているだけでいい、伝える気はないといった気持ちです。

興味が無い

人の目を見て話せないのは単に相手に興味が無い、あるいは嫌いである可能性があります。

ながら作業で話す/聞くは当たり前。

時間を無駄にしたくない、顔を見たくないと興味を示しません。

特別嫌いではないけど、コミュニケーションを取ろうと意思がない場合もあります。

恋愛で言えば異性に対して興味が無い相手に見つめあって好意を持っていると勘違いさせてはいけないと気を利かせているつもりです。

緊張している

誰でも大勢の前に立つというのは緊張するかと思います。

あえてわざと人も顔を見ないで遠くをみることで緊張をほぐそうとしています。

嘘をついている

小心者の人がどこかやましい・後ろめたい気持ちがあったり嘘をついたりすると、その人の顔が罪悪感でいっぱいで顔がまともに見れません。

その場を一刻も早く逃げ去りたい気持ちが先走り早口になったり、どもったりしてます。

人の目を見て話せない人をどう思いますか

・「私なんかしたかな?」と不安になった(20代・女性/保育士)

・こっちは真剣に話しているのに感じが悪い(30代・40代/医療事務、製造業、薬剤師)

・聞いているのか聞いていないのかわからない(20代・30代/学生、介護士、販売)

・「どこ見てんのよ!」って感じ(10代/看護学生)

・嘘ついているのでは?と信用できない(20代・30代・40代/受付、大学生、コスメ販売)

・興味なさそうだなと腹が立つ(20代/飲料水営業)

・「自信なさげだな大丈夫か?」(20代/飲食店)

同じ意見はありましたか?

どれも良い印象とは言えない意見ですね。

人の目を見て話せるようにするには

相手から好印象を持ってもらうには、やはり相手に興味を示すことです。

挨拶、笑顔は基本ですが、いきなり目を見てもすぐにそらしそうですね。

逆に悪い印象を与えてしまいます。

今まで人の目を見て話せなかった人でも簡単にデキる克服法は3つです。

パーツを見る

目線を合わせるといっても必ずしも相手の目を見る必要がない時もあります。

真正面から相手の目を見て話すことができない人には目線を少しずらして眉間か鼻筋あたりを見てみましょう。

これは双方の背丈の違いを考えても多少のズレには気づきません。

相づちも交える

人の目を見て話せない人は、1秒でもいいですから相手の顔を見てとりあえず興味を示めしている姿勢を見せてください。

あとは笑顔と返事と相づちも交えて目を合わせることを繰り返せば悪い印象は与えず乗り切れます。

鏡で特訓する

自分を映す鏡を見て自分の目を見て声を出しながら毎日語り掛けてみましょう。

励ましの言葉でも今日の出来事でも何でもいいです。

要は目を見てしゃべるイメージトレーニングです。

自分の目を見て目線を習慣づけるのです。

人間には不思議にも“慣れ”というものが良い事にも悪い事にも自然と身に付いてきます。

必ずできると信じて実践して見てください。

まとめ

『聞いている時に相手の方を見る』

これを意識すると良い印象を与えることは間違いありません。

しかし、話している人がずっと自分の事を見ていたらどうですか?

ちょっと目をそらしたくなりませんか。

その際の注意点は適度に相づちや視線をずらすことです。

人の目が見れない人はもしかしたら過去に話し方を笑われたなどトラウマがあるのかもしれない。

でも本当は克服したいはず。

何かきっかけさえあれば。

この記事が目に留まって変わりたいと思ってもらえたら幸いです。