仕事を抱え込む

仕事を抱え込む人の特徴・心理・対処法

仕事を抱え込む

なんでも仕事を抱え込む同僚にイライラ!

「手伝うよ」と言っても「ありがとう、でも大丈夫」と返ってくる。

しかし、デスクには山積みの資料が…!

「(いやいや大丈夫じゃなさそうじゃーん)」

「(それ、今日中に終わるの?)」

と心配しているのは余計なお世話なのかしら?

一人で仕事を抱え込む人ってどんな人なのか。

この記事を読めばどんな性格なのかわかってきます。

仕事を抱え込むデメリットと改善法を紹介します。

仕事を抱え込む人に共通する特徴

仕事を抱え込む人は“頑張ってます/出来ます”アピールをする人と単純に人にものを頼めないかのどちらかに分かれます。

ただ共通して言えるのはどちらも人に頼らない事です。

どんな人が仕事を抱え込むのか特徴を挙げていきます。

責任感がある

仕事を抱え込む人は約束を守る、信念を貫くなど責任感があるのは良い事です。

こだわりが強く自分でやらないと気がすまないタイプです。

やるからにはより良いものをという高い志をもって全力で物事に取り組むもうとします。

何があっても諦めない、最後まで遂行する。

その傍ら一人で背負い込む傾向があります。

少しは人に頼ってもいいのではないでしょうか。

休日も出勤する

真面目で自宅にも仕事を持ち帰るタイプの仕事を抱え込む人は自ら休日も出勤して仕事をこなします。

「私が休むと困るから」

「引継ぎができないと困るでしょ」的な状態が続くと

「○○さんなんて休日も仕事しているのに」

「○○さんときたら残業すらしてないよね」

と言う人が決まって出てきます。
仕事を抱え込む人は、他の社員が「帰りにくい」状況を作っていることに気づいていません。

周りがいい迷惑をしています。

残業が続く

仕事量が多い、スピードの問題などありますが、仕事を抱え込む人はとにかく残業している日が多いです。

一応周りは心配して声を掛けますが、決まって「大丈夫」のひとこと。

本心がわからず、周りは帰りづらいです。

断れない

仕事を抱え込む人は、人から頼み事をされると断れない性格です。

「すぐには無理だけど」

「時間掛かるけど」

と何でもかんでも引き受けてしまい、そのせいでキャパオーバーになっています。

膨大な仕事量にどこから手を付けていいのかテンパることもあります。

仕事を抱え込む人の心理

仕事を抱え込む人の中には、自ら仕事を持ち込む人もいれば、控えめな性格上、キャパオーバーになってでも自ら仕事を引き受けて自己嫌悪に陥るケースも見られます。

性格が違えば心理も違いますので、その時の状況や心理を見ていきましょう。

出来るアピール

上司や周りに認めてほしくて必要以上に仕事を求めます。

たくさんの仕事頑張ってます

毎日休む間もなく仕事にのめり込んでます

仕事任されてますアピール

をして褒めてもらいたい、認めてもらいたい。
ただそれだけの理由でたくさんの仕事を引き受けます。

「自分がいないと回らないはず」と自己評価が高く優越感に浸っています

残業代を稼いでいる

基本給が安く、残業でもしなければ給料が増えません。

そうなると残業しかありません。

仕事を抱え込む人は密かに残業代を増やすためなら定時に終わりそうな仕事も休み休みしながら長引かせて残業に持ち込みます。

会社にとっては故意の残業代は不利益となります。

割り振りがヘタ

仕事を抱え込む人がいるのは上司の問題でもあります。

単純に上司が仕事の割り振りが公平でない、能力に見合った作業を割り当てていないなどの可能性もあります。

部下は不満や心配はありますが、何も言えずに与えられた仕事をこなすのが任務だと思っているから黙々と作業します。

人に頼めない

仕事を抱え込む人は、自分の担当業務を人に頼んでもいいものか悩みます。

これは入社したての新人によくある事です。

慣れてくると性格に個人差が出てきます。

人に頼むとバカにされるのではないか、できない奴だとレッテルを貼られるのではないか、断られるのではないか怖くて
結局は一人で抱え込みます。

仕事をお願いした時に「自分でやれよ!」「はあ?何で俺がやらないといけないんだよ」と突き返されると次からはもう怖くて頼めませんよね。

遠慮している

仕事を抱え込む人は人が助け舟を出してやっても「うれしい」「ありがたい」と思いつつ
「悪いな」と遠慮がちになる気持ちの方が強く、丁寧に断りを入れます。

本当はのどから手が出るくらい手伝って欲しいのに素直に「お願い」と言えない。

「1度は断る」のが自分の中で勝手な常識になっているのです。

任せられない

仕事を抱え込む人には、仕事を人に任せられない理由があります。

・自分にしかできない仕事だから

・もし、任せてミスでもされたら大変なことになる

・頼んだ通りにしなかった

・出来栄えが悪かった

・自分がやった方が早い

仕事を抱え込む人は一度、失敗して相手を信用していません。

しかし、これは他の社員が成長する機会を奪っているとも言えます。

仕事を渡したくない

大事な仕事を処理して認められるのは自己評価を高める材料となっていますので、それを同僚に仕事を振って成功でもさせればライバルが増えるだけ。

認めてもらうのは自分一人で十分。

抜かれるのも絶対に嫌だし、自分がお払い箱になるのだけは避けたいです。

仕事を抱え込むデメリット

仕事を抱え込む人は本人はもちろん、周りも巻き込む大きなリスクがある事に気づいていない人もいますので、ここで知ってもらいたいです。

プライベートな時間がなくなる

膨大な仕事量を引き受けると、その日のうちに消化できずに家に持ち込むことになります。

休みの日も仕事三昧になりますと疲れがたまるのは当然です。

趣味の時間が取れない、家族とのコミュニケーションが減るなどストレスもたまってきます。

止まってしまう

インフルエンザや身内の不幸があると急な休みになります。

その間に締め切り日、決算報告書の提出日となるとそこで数日ストップしてしまいます。

この時期新型コロナウイルスなどもありますので、一人で抱えない、家に持ち込まない、仕事はチームと共有・把握もしくは分担すべきです。

仕事を一人で抱え込み仲間に仕事を振らない人は情報共有をしません。

従って仕事内容も明かしません。

一人でこなしていても、いっぱいいっぱいになって結局はギリギリになって手伝ってもらう羽目になります。

相手は今の仕事を止めて調整しなければなりませんので、公平に分配しましょう。

仕事を抱え込む人への対処法

特徴でも述べたように自己評価が高い人と低い人と極端に分かれますので、タイプ別に対処法を紹介します。

人から頼み事をされると断り切れなくて何でも引き受けてしまう人は、まずは自分が受け持っている仕事でいっぱいだと言う事を必ず伝えましょう。

これを言わない限り、解決法は無いと思ってください。

それでも押し付けてくる人には

「自信が無い」

「時間が掛かりますけど」

「責任は持ちませんからね」

あえて引き受けると見せかけて「コイツはダメだ」相手を不安にさせてから向こうから引くような作戦でいきましょう。

自分が仕事を総取りしておいてギリギリになって仕事を振ってくる人には

「納期の〇日前でないと引き受けできません」

「間に合いません」

「今になって迷惑です」

とハッキリ言わないとずっと続きますので自覚を持ってもらいましょう。

おだてる

何でも自分がしなきゃ成り立たない思い込んでいる人いますよね。

しかし、それが続くと下の者が育ちません。

「○○さんてすごいですよね」

「○○さんを目指しています」

「どうしたら○○さんみたいになれますか、教えてください」

「頑張りすぎですよ?少し休んでください」

「手伝わせてください」

と持ち上げて心を揺さぶってみましょう。

まとめ

自己評価が高い人も低い人もどちらにせよ自分には関係ないと思っている人いませんか?

仕事を抱え込むとどこかで問題が生じているのですよ。

人は仕事を丸投げされると腹が立ち、任せられるとなんだか嬉しくなるものです。

言い方ひとつで変わってくるのです。

言葉一つで相手の心を動かせるようなステキな人を目指しましょう。