優しすぎる

優しすぎる人の特徴・心理・対処法

優しすぎる

優しすぎる人は損をする?

あなたは人に優しくできますか?

人に優しくされて嫌な人はいません。

優しくされたら嬉しくなりますし、同じように人に接しようという気持ちになります。

お互いが相手の事を想いやっているので良い人間関係が築けてとても過ごしやすいです。

しかし、時にはその優しさを利用する人だっているのです。

どうゆうことかと言いますと、圧をかけてくる人、弱みにつけこむ人、恩着せがましい人などは

「何でも言うことを聞いてくれる」と認識され、人の優しさにつけこんで自分は楽をしようと考えている人が少なからずいるということです。

あまりにも優しすぎる人は自分が利用されているなんて気づいていないかもしれませんね。

ここは単に“優しい”ではなく“優しすぎる人”にスポットを当てて、特徴や心理と良い面・悪い面を解説していきますので最後までご覧ください。

優しすぎる人に共通する特徴

優しすぎる人は、周りのことをよく見ています。

態度や表情の変化にすぐ気づくことができ、人に対する細やかな気配りもできます。

優しすぎる人に共通して言えるのは自分より他人優先をしているところです。

良い面もありますが、損することもありますので、特徴を見ていきましょう。

人助けをする

人手助けしてあげる事はとても素晴らしい事です。

普段優しくできる人もいざという時は頭ではわかっていても自分だけで精一杯という場面はあると思います。

他人を助ける余裕なんてない時もそりゃあるかもしれません。

そんな時でも人を助けてあげる人は本当の優しさを持った人だと言えます。

困った人を見過ごせない

優しすぎる人は通勤途中、みんな急いでいる中、大荷物を持ったお年寄りがいれば駆け寄って荷物を持つ。

たとえ知らない人であっても困った人がいれば見過ごす事ができない思いやりがある人です。

さまざまなシーンで言えることですが、もし、見過ごすようなことがあったらその後、どうなったか気になって戻るくらいです。

時間がある時はできる人もいますが、見ず知らずの人まで気に掛ける人です。

断れない

優しすぎる人は人から頼まれ事をされると嫌とは言えない性格です。

無理なお願いでも引き受けてしまうところがあります。

傍から見ていて、明らかに無理難題を押し付けられている感はありますが、文句も言わず、指示通りに動く人です。

真面目である

優しすぎる人は社会のルールや会社の規則や約束事をきっちり守る人です。

大変仕事熱心で責任感もあり、最後まで丁寧に仕上げますから周りから信頼されています。

完璧主義な一面から、知らないうちに周りへプレッシャーをかけてしまうこともあるかもしれません。

仕事以外ではノリが悪いと言われてしまうこともあるかもしれませんが、ルールを破ってまで従う気はありません。

自分を犠牲にする

人の頼みを何でもかんでも引き受けてしまう人は自分の仕事は後回しになってでも人の仕事まで丁寧にこなします。

繊細な人ほどキャパオーバーな状態が続くと、精神的にも追い込まれ心身共にバランスを崩す恐れがありますのでご注意を。

周りに合わせる

優しすぎる人は、自らチームの輪を乱すようなことは絶対にしません。

たとえ意見が違っても周りに合わせる傾向があります。

それが続くと逆に言えば自己主張ができないとも捉えます。

以上のことから優しすぎる人は、人のためと想ってやっていることが他人からしてみれば

「面倒な仕事はあの人がやってくれるから」

「あの人は断らないから頼んじゃえ」

と仕事を押し付けられてしまいます。

それでも文句ひとつ言わない人は優しい通り越してお人好しすぎますね。

優しすぎる人の心理

優しすぎる人は相手が付けあがって、ますますわがままになって嫌じゃないのか?

他人優先で生きづらくないのか?ふと考えました。

いったいなぜそんなに優しすぎるのでしょうか?

争い事が嫌

優しすぎる人は、平和主義者で揉め事や人と競うのが嫌です。

自分が一歩引くことで丸く収まるなら率先して身を引きます。

一番困るのは意見が分かれたら、どっちについていいかオロオロしてしまうことです。

結局、どっちつかずで「あ~もうハッキリしない人ね」と優柔不断に見られがちになります。

不安である

優しすぎる人は、過去にイジメに遭ったかなにかのトラウマがあります。

自分が周りにどう思われているか気にしすぎています。

嫌われないように相手の顔色を伺っていることもしばしば。

自分に自信がない人は「人に優しくしたら嫌われなくてすむかも」と不安要素が見られます。

人に嫌われることが怖くなり、必要以上に相手に優しくしてしまうのです。

優しくしたら周りが寄って来る

「自分には優しさしか取り柄がない」と感じた時、嫌な役目を引き受ける事でどんな理由であろうと人が寄って来るとホッとします。

「一人じゃない」「嫌われていないかも」と安心するのです。

そもそも平和主義で寛容な人なので、相手が喜んでくれるならばと多少のわがままも聞き入れてくれます。

自分が優しくされたから

自分を育ててくれた親というのは、大きな影響を与えるはずです。

育った環境も性格形成に大きく関係してきます。

虐待や育児放棄された子どもは自分を責めたり、人が信じきれなくなったり、自分に自信が持てなくなります。

とても良い環境で愛情を注いで育ててもらった子は同じように人に優しくできますし、人を悲しませるようなことはしません。

自分がされてうれしかったことが他人にも自然にできます。

下心がある

長く続いた友情が恋愛感情に変化する可能性もなくはないです。

好意がある異性に対して近づきたい、恋人になりたいと思った相手には

「気持ちを繋ぎとめたい」

「振り向いてほしい」

「これだけ優しくしたんだから、好きになってもらえるかも」

「付き合ってもらえるかも」

と見返りを期待します。

責任を感じる

例えば職場内でミスが発生した時に、ズル賢い人は優しすぎる人に責任を押し付けるでしょう。

「〇〇さんがこう言いました」と名前を挙げます。

普通なら驚くか反論しますが、優しすぎる人は

「そんなつもりではなかったのにそうとらえられても仕方がない」

「そう聞こえてたのかもしれない」

と自分の発言が原因で相手はミスしてしまったと責任を感じて何も言えなくなります。

どこまで人が良いんでしょう。

相手の立場になって考える

優しすぎる人は、

「こうなればあの人困るだろうな」

「自分もそうだったからわかる」

「自分さえ我慢すれば周りが喜ぶ」

と真っ先に人の気持ちを考えてしまいます。

相手がどんな立場にいて、どんな思いでいるのかを汲み取る人だからこそ相手への思いやりを持った行動を取ることができるのです。

優しすぎる人との付き合い方

相手のためを思っての言動がお節介だったりプレッシャーをかけていたり時には疲れる優しすぎる人。

周りに優しすぎると言われたことがある人はどうすればいいのでしょう。

自己主張をする

人に合わせるだけが優しさではありません。

人の意見は十人十色。

自分の意見があって当たり前。

自己主張ができないままいると責任転嫁や最悪真っ先にリストラの対象にもなり兼ねません。

意見が通る・通らないは別として自己主張だけはするようにしてください。

自分からすると言い過ぎだと感じるくらいで、周りにはちょうどいいでしょう。

自分を取り戻す

本来の自分はどうありたいのか少し考えてみよう。

自分の本当をわかってくれる人とだけ付き合えばいいのです。

優しすぎる人が少し本性を表したからってそれでも他人から見ればまだ優しい人。

自分の魅力がひき出そうと自信を持ってください。

まとめ

人に優しくすることは誰もが簡単にできる事ではありません。

しない人は全くしないし、恩恵ばかりを受けているだけの人もいます。

身近に優しすぎる人がいたらみなさんはあてにしないように負担を少しでも減らしてやりたいですね。