同調圧力をかけてくる

同調圧力をかけてくる人の特徴・心理・対処法

同調圧力をかけてくる

同調圧力をかけてくる人がストレスでたまらない!どうすればいいのか。

未だに続くコロナ禍で人々の生活や環境が大きく変わりました。

失業者が増えたり自粛生活を強いられ先の見えない不安に駆られ大きなストレスを抱えている人が増えています。

コロナ禍でのストレスに加え仕事場でのストレスはダブルパンチと言えます。

仕事があるだけまだいいじゃないかと言う人もいるかもしれませんが、メンタルがとても弱い人には苦痛で仕方がありません。

ストレスを発散できなくて溜め込みすぎると、体調を崩して食欲不振、不眠、うつなどのメンタル疾患に陥ってしまいます。

筆者の周りにあんなに明るかったのに、パワハラを一人で抱え込んでしまったためにうつ病になった人がいました。

原因は職場のパワハラだとハッキリ判っています。

当の所長にはパワハラが原因だという事は伏せて診断書を提出してうつ病に理解がない所長に取り合い

とりあえずなんとか2週間休みをもらいましたが、「いつか復帰してくれればいい」という重圧から逃れられず、ますます症状が悪化したので退職届を出しました。

休養7ヶ月後、以前の姿を取り戻したそうです。

うつ病は外見では判断しづらい場合もありますので、いつもと違う様子を感じたら早めに対処することが重要です。

今回は同調圧力をかけてくる人をテーマをもとに解決すべく対処法を紹介します。

同調圧力とは少数派の意見は多数派に従うという暗黙のルールのもと強制的することです。

・上司より先に退社しづらい

・周りが残業をしていたら退社しづらい

・若手社員は会議で意見や反対意見を言いづらい

などが当てはまります。

なぜ未だに有無を言わさず上司や先輩の意見に賛同しなければならないのか?

ノー残業デーとは名ばかりでなぜ未だに上司や先輩より先に帰りにくい空気を醸し出すのだろうか?

残業が多かった会社からインターナショナルスクールに転職したSさんの話では外国の先生は年齢関係なく定時になったらスパッと手をやめて

Let’s call it a day. That’s all for today.(今日はこれで終わりよ!)

Everyone will go home. (みんな家に帰るよ!)

と言うところは日本人と違う面だなとありがたくもあり感心したそうです。

同調圧力をかける人に共通する特徴

同調圧力をかけてくる人に見られる共通点は立場が上であるということです。

会社のトップ、所属部署の上司、リーダー各、人気者といった影響力が大きい人たちのことです。

その人たちの特徴をそれぞれ挙げていきます。

無言の圧力をかけてくる

同調圧力をかけてくる人は、自分に自信を持っていて権力もある人です。

普段から無表情で、言葉は発しないが、監視しているかのようにじっと見て目でものを言う人。

例えば定時で退社しようとすると、「もう帰るのか?私より先に帰るってか?」と言わんばかりに見ます。

無言だからこそ圧力が半端ない。

自分に逆らう者に対しては

「クビになりたいのか」

「君、出世したいんじゃなかったっけ?」

「これ以上は何も言わない方がいいよ?」

と圧力をかけます。

これを言われたらたちまち緊張感が走ります。

同意を求めてくる

同調圧力をかけてくる人は、「あなたはどう思う?」ではなく

「あなたもそう思うでしょ?」

「私の意見が正しいよね?」

と同意を求めてきます。

相手には意見を言う隙を与えません。

リーダー格がゆえに周りは同調するしかありません。

こうゆうタイプはもし、間違っていたり、ミスをした場合、「○○がこれでいいって言ったじゃん」とミスを認めず責任転嫁をします。

否定する

同調圧力をかけてくる人は、基本的に相手には同意を求めたスタイルを貫きますが、仮に相手が違う意見を出してきた場合、

「でも、それっておかしいよね?」

「そっちが悪いんでしょ?!」

「それは違うんじゃない?」

「ね、みんなおかしいよね?」

と周りの人まで巻き込んで見方に付ける人です。

自分が可愛く自分のことしか考えきれない人です。

睨む

同調圧力をかけてくるリーダー格に見られるのが睨む人です。

「黙って従え」と威嚇して睨まれたら誰だってひるんでしまいます。

まさに蛇に睨まれた蛙状態です。

従うしかありません。

負けず嫌いで相手への敵意を表している場合もあります。

自己主張が強い

同調圧力をかけてくる人は、同意を人に押し付けるくらいだから自己主張が強めな人です。

自分の意見は押し通そうとするけど、他人の意見には耳を傾けない一方的な人です。

説得力もなく周りはいい迷惑です。

そんな人に意見すると機嫌が悪くなったり、ヒステリックになります。

同調圧力をかけてくる人の心理

同調圧力をかけてくる人にはしっかりとした理由があります。

これを知れば自分にも思い当たる節があるかもしれません。

バレたらマズイ

同調圧力をかけている人が

「黙ってろよ」

「誰にも言うな」

「言ったらどうなるか覚悟しとけ」

と釘を刺すのはやはり公になるとマズイからです。

今の立場が危うくなります。

上下関係をはっきりさせたい

同調圧力をかけてくる人は、自分の存在価値を証明したい。

ライバル視している相手との立ち位置をハッキリわからせて相手を服従させることが目的です。

強い関心を持っているからこそ向かってくるのです。

黙って従ってほしい

同調圧力をかけてくる人は、どんな手を使ってでも自分の所有物のように人を顎で使うことがあります。

人に自分の考えなどを押しつけたり、プロセスを自分と同じようにやり方を強要します。

「不満がある者は今すぐやめろ」とかなり強気に出ます。

短気ですぐ手が出るなど暴力的な人は口で言ってわからない者には体で覚えさせるという高圧的な言動は問題です。

優越感に浸りたい

同調圧力をかけてくる人は、偉いのは自分だと知らしめたい、みんなが自分に従っている姿が気分がいい。

従っている姿が唯一自分が認められている実感が湧いてくるのです。

こういう人は自分が勝ち目がないとわかっている人は相手にせず、自分より下に見た者をターゲットにして攻撃します。

コイツよりは俺はまだマシだと。

つまりは劣等感を抱いていると自覚しているわけですね。

社会人としての義務だと思っている

世の中のルールに従うのが社会人として当然の義務だと思い込み過ぎています。

真面目な人ほど規律に反する者が許せません。

例えば公共の乗り物では電源を切る、静かにするなどのマナーがありますね。

みなさん頭ではわかっている事だと思いますが、この時代、逆にスマホをいじっている人がいない場面を見たことがありません。

正義感が強い人は権力に屈しない。

モラルやマナーに非常に厳しく誰にでも容赦しません。

同調圧力をかける人への対処法

自分の仕事は終わったけど定時でなかなか帰れない。

これは、よくある話です。

誰かにはっきり指示されたわけでもないのに「周囲に合わせないといけない」という雰囲気に完全に飲まれてしまっています。

同調圧力をかけられたら、今までその通りに従ってきた傾向がありますので、相手は強気な態度に出ます。

それが大きなストレスになってきます。

そんな自分を変えたいあなたへの対処法があります。

ひとりで抱え込まない

人からうけた仕打ちを我慢せずに家族や同僚など、相談相手がいない場合は人事に掛け合ってみることからはじめてください。

同調圧力をかける人とその人しか知りえない出来事を誰かが知ってしまったら仕返しが怖いですよね。

ですが、仕返しが怖いと言っている場合ではありません。

それでは一向に解決しません。

だいだいいじめをしている人も「先生にチクったらどうなるかわかったんだろうな」とバレてはいけないという事は認識しているのです。

子どもだって大人だって同調圧力をかけている人は悪いことをしているという自覚はあるはずです。

公にして気まずくなったとしても、結果、立場が悪くなるのは張本人です。

勇気を出して相談することを願っています。

自分の意思を伝える

理不尽な態度を受けたら自信を持って自分の意思をハッキリ伝えてみましょう。

思いもよらなかった反応に相手はビックリするでしょうが、繰り返すことで面倒くさいやつだと思われて同調圧力が減ってくるかもしれません。

大切なのは我が道を行くことだと思います。

自立していれば、同調しなくてもやっていけます。

期待しない

気が弱かった人が強くなることはあっても同調圧力をかけるような気が強い人が気が弱くなることはありません。

相手が変わってくれる事は期待しないで、聞き流しましょう。

労力を使うだけで無駄ですよ。

聞き流しておくうちにさほど気にならなくなります。

転職を視野に入れる

集団生活の中にいると連帯意識を求められるけど、反抗的な意見の人を排除しようとする同調圧力はイジメと同じようなものです。

孤立してしまうと、「周囲になじめないかわいそうな人」とヒソヒソ声が聞こえてきます。

いざというときのために求人誌を読んでみたり転職する事も視野に入れておけば「こんな会社いつでも辞めてやる」「未練はナシ」と思う事で気が楽になります。

まとめ

以上、同調圧力をかけてくる人には自分から動かないと変わらないことがわかりました。

余談ですが、世の中は今大変な時期です。

「コロナ禍でみんな自粛しているのだから不要不急の往来は絶対にするべきではない」

「マスクをしていない人は白い目で見られる」

という空気の中で人々の監視が一層厳しくなり、息苦しさを感じている人もいることでしょう。

特に地方なんかでは感染拡大地域からの帰省者は堂々と歩けない。

「帰って来たとしても家から一歩も出るな」と言わんばかりに井戸端会議でヒソヒソされるのもある意味、同調圧力に近いです。

こんな生活があとどのくらい続くのか未知ですが、ひとりひとり十分気を付けていきたいものです。