心を閉ざす

心を閉ざす人の特徴・心理・対処法

心を閉ざす
心を閉ざしている原因はなに?

周りに心を閉ざした人はいませんか?

心を閉ざすとは人との接触を避け閉じこもり状態となり、自分の殻に引きこもってしまうことです。

そうなってしまった原因が必ずどこかにあります。

心配になりますね。

どうにかしてあげたいと思いますよね。

心を閉ざすと言っても心の病気の人もいれば、単に人との付き合いが嫌で自ら外部との付き合いを一切遮断している人もいます。

どちらか見極めてうまく付き合っていく対処法をレクチャーしますので、最後までご覧ください。

心を閉ざす人に共通する特徴とは

冒頭でも述べたように心を閉ざしている人には全く正反対の2種類のタイプがいます。

どんな理由があろうと心を閉ざす人には孤立している、コミュニケーションができないという共通点があります。

そういう人たちの特徴を挙げていきますので、どちらのタイプか見極めることができます。

自分はどうなのか、または周りからどう思われているのかチェックしてみて下さい。

秘密主義である

失敗した経験や恥ずかしい経験談はなるべく黙っておきたいですね。

なんでも話す人は今となっては思い出のように語ったり、過去の経験からアドバイスとして話すことがあります。

このように自分の事をなんでも話す人と全く自分の事を話さないミステリアスな人に分かれます。

周りと普通に接する時もありますが、プライベートとなると全く話さない人がいます。

聞かれても頑なに話さない人は心を閉ざしていると判断する要素になってしまうでしょう。

素っ気ない

心を閉ざす人は、基本的に自分から話しかけることはありません。

話をしても会話が続かない。

返事しかしない。

話しかけても嫌そうな顔をして“話しかけないでオーラ”を醸し出しているので、非常に話しかけづらいです。

無表情である

心を閉ざす人は、人見知りで口数が少ない人です。

周りが楽しそう笑っている場面でも一人笑う事がありません。

会話にも入ってきません。

どんな場面でも冷静沈着ですが、何を考えているのかわからないため、周囲は困惑します。

誘いを断る

心を閉ざす人は、プライベートなお誘いはないにしても、会社の歓送迎会や慰労会などのイベントは行かない人です。

お酒を飲んでワイワイしている場が無理です。

騒ぐ人もよくしゃべる人も無理です。

話を振ったり質問攻めにあうから、基本、人が集まる場所には極力行きません。

トラウマがある

過去に裏切られた、傷つけられたとなると人を信用できなくなるのは当然と言えば当然ですが、ショックは相当なもので計り知れません。

失敗して恥ずかしい思いをした、いじめられたなどの経験がトラウマとなって人を信用できなくなっています。

相手にとっては何気ないことだったかもしれません。

しかし、心に受けた傷はどんなに時間が経っても癒されないものです。

多くの友達よりも一人でもいいから心から寄り添える人に出会えたらいいですね。

孤立している

友達や一緒に過ごす仲間がおらず孤立している人は心を閉ざしている傾向があります。

心を閉ざしているから孤立してしまったのか、孤立して心を閉ざしてしまったのか、どちらかわかりません。

そもそも孤立してしまった人には気が強いか気が弱いかハッキリ分かれます。

気が強い人は性格に問題があって周りが離れていって孤立したパターンです。

こちらは言いたい事があればハッキリ言うでしょうし、別に心を閉ざしているわけではありません。

心を閉ざす傾向がある人は気が弱い、おとなしい人たちです。

一度、前にガツンと言われた、怖い目に遭ったなどの理由から消極的になりました。

一人でいる方が気が楽です。

コミュニケーションが苦手である

コミュニケーションが苦手な人に出る言動とは

・少ない会話の中でも終始、うつむき加減である

・人と目を合わせる事ができない

・緊張してどもる

・意見が言えない/周りに合わせる

・嫌だとハッキリ言えない

・声が小さい

・友達がいない

・単独行動を好む

心を閉ざす人の心理

心を閉ざしてしまった人の心理にはタイプによって異なります。

言葉に出さないのでわかりにくいかと思いますので、説明していきます。

警戒している

心を閉ざす人は、

「自分に近寄って来たのはなにか魂胆があるはずだ」

「絶対にその手には乗らない」

と強く相手を警戒しています。

人を信用していませんので、深く付き合うことはありません。

上辺だけの付き合いだと割り切って様子を見ます。

面倒である

心を閉ざす人は、自ら人付き合いを絶っています。

人と付き合えば気を使ったり、交際費が掛かったり、束縛されたり、自由な時間が削られてしまうなどの理由で、ハッキリ言えば面倒っちゃ面倒です。

それでも人はどうにか良い人間関係を築こうと上手に付き合って生きています。

付き合いを絶っても一人でも寂しくない、周りなんて気にしないと言う人は自ら外部との接触を完全にシャットアウトして楽にしていたいからです。

信用していない

心を閉ざす人は、仕事上の付き合いだけでプライベートな付き合いはなくていいです。

所詮、他人だし心底信用してませんから。

信じているのは自分だけ。

自信がない

心を閉ざす人は、トラブルを未然に避け無難に過ごす事だけで精一杯です。

過去の失敗がトラウマとなって自分に自信が持てなくなりました。

なにをするにも消極的で失敗して笑われるくらいなら最初からやらない方がましだと考えています。

「失敗するかもしれない」

「こんなことをしたら人から嫌われるかもしれない」

「笑われるかもしれない」

とその自信の無さから自分の中でブレーキがかかってしまうのです。

一人で解決しようとしている

心を閉ざす人は、そもそも相談できる友達がいないから悩みや心配事があっても、誰にも相談せずに一人でなんとか解決しようとします。

「そんな悩み事で?」とか笑われたくない。

私事で親身になってくれる人などいないと思い込んでいる節もあります。

もっと周りを頼ってほしいですね。

心を閉ざす人への対処法

心を閉ざすのにはそれなりの過去や理由があるので、そう簡単には打ち解けてはくれません。

「仲良くなりたいのに」

「仕事上、親交を深めた方がなにかとスムーズにいくのに」

「力になってあげたいのに」と思っている人への対処法は2つ。

難しい事ではありません。

聞き役になる

心を閉ざす人に限らず、誰だって根掘り葉掘り聞かれたた嫌なはずです。

自分がされて嫌な事はしないのが大人の対応ってもんです。

無理やり聞き出さない、相手が話してくれるまで待つのが信頼関係を結んでいく上での第一段階です。

時間は掛かりますが、焦って行動を起こしてしまうと、逆効果になってしまいますので、焦りは禁物です。

味方になる

心を閉ざす人の中には、素が出せず本当はうまく表現ができない人もいます。

安心して心を開いてもらうには味方でいることを伝えましょう。

先に自分の過去をさらけ出すことで共感を得る事ができます。

あとはたわいもない会話や興味のある話を聞いて話題にしていくうちに口が自然と開いてきます。

話題を共有するのが一番効果的なコミュニケーションだと言えます。

まとめ

以上、心を閉ざす人についてまとめました。

人は一人で生きてはいけない。

誰かと携わって生きているものです。

心を閉ざしている人も本当は心のどこかで助けを求めているのかもしれない。

それに気づいてあげられる素敵な人になりたいものです。