恩を仇で返す

恩を仇で返す人の特徴・心理・対処法

恩を仇で返す

恩を仇で返す人とは金輪際付き合わない。

良識ある人だったら人に親切にされり可愛がってもらったりすると感謝の気持ちを伝えますよね。

次は自分も困った人がいたら助けてやろうという気持ちになります。

それを恩返しと言います。

中にはお世話になった覚えはないから感謝も気持ちがない、助けてもらったことも親切にされたこともないから自分も特別なにもしないという人もいますがね。

そういう人職場にもいます。

まぁ人に危害を加えていないだけまだマシな方ですがね。

残念なことに感謝の気持ちすら持たずに、お世話になった恩人に危害を加える人もいるのです。

『恩を仇で返す』と言います。

似たような言葉に『飼い犬に手を噛まれる』ということわざがあります。

どちらも裏切り行為です。

◆使用例

①あんなに可愛がってやったのに恩を仇で返す奴とはもう絶交だ!

②雇ってやったのに横領するとは!恩を仇で返しやがって!

③恩を忘れて仇で返されるとは甚だしい

このようにとてもご立腹な様子が窺えます。

お世話してやった側は助けてやったり目を掛けて可愛がってたのに裏切られたら誰だって怒ります。

とても腹立たしい気持ちでいっぱいと驚きや悲しい気持ちも多少あります。

絶交してもいいレベルです。

それがトラウマになり人が信じられなくなる人も中にはいるでしょう。

お世話になった人を裏切って心が痛まないのでしょうかね。

そんな目に遭わないためにも人を見る目を養う実践テクをレクチャーしますので、最後までご覧ください。

恩を仇で返す人に共通する特徴

お世話になった人には感謝の気持ちを伝えるのが人としても礼儀です。

それができないとなると人としての評価が下がります。

恩を仇で返す人に共通して見られるのは何と言っても裏切り行為です。

絶対に見抜きたいところですね。

特徴を紹介しますので、身近にそんな人がいないか注意深く観察しておくべき点を挙げていきます。

物や人に左右される

金で左右されたり条件によってあっち転がりこっち転がる恩を仇で返す人は信用できません。

・アイディアを盗んで自分のものとして発表する

・社外秘扱いを持ち出し転売する

・機密情報を漏らす

・権力のある人にしか慕わない

礼儀がない

恩を仇で返す人は、「ありがとう」「ごめんね」といった感謝・謝罪の言葉がありません。

必ず幼稚園・学校で教わったはずなのに、家庭環境?性格?どこの過程でそうなったのかは定かではありません。
しかし、この場合基本的な挨拶もできないのに、一般常識があるとは到底思えません。

礼儀がなっていないと人に嫌われます。

自分勝手な人である

恩を仇で返す人は、いつも自分の事しか考えていません。

自分さえ良ければあとは知らない、他人はどうなっても構わないという冷酷で随分身勝手な人です。

自分は何もしてやらないけど自分が困った時は助けを求める調子がいい人です。

恩知らずである

恩を仇で返す人は、感謝の気持ちがまったくありません。

「誰も頼んでない」

「そっちが勝手にはじめたことじゃないか、俺は知らない」

と、自分に都合の良いように解釈をして平然としています。

薄情である

恩を仇で返す人でも、可愛がってもらったからにはそれなりに愛嬌もあり相手を慕っていたと考えられます。

でないと人から人から可愛がってもらえませんからね。

大変お世話になった人を簡単に裏切ることは普通ならできません。

今以上に良い人や良いものに出会って目移りしたのか、薄情な人ですね。

本性を知ったら二度とかかわりたくない要注意人物です。

恩恵を無視する

自分が有名になったり、成功して地位や名声を得た時、これまで仲良くしていた人、サポートしてくれた人、地元の友達とキッパリ縁を切る人は恩を仇で返すと言えます。

人は忘れたい過去や秘密にしておきたい過去を隠したい気持ちは誰にでもありますが、連絡をブロックしたり、会っても知らん顔するくらい疎遠になることを願います。

恩を仇で返す人の心理

なぜお世話になった恩人にそんなひどい仕打ちができるのか常識を疑います。

普通の感情を持つ人からしてみれば理解できません。

気になる心理をシーン別に紹介していきます。

当たり前だと思っている

感謝の気持ちがない人は、してもらって当たり前だと思っているので、そもそも恩を感じていないのです。

だいたいこういう人は自分が誰かにしてやったことは何年経っても覚えているけど、他人にしてもらったことは

「え、そうだっけ?」

と記憶にありません。

利用価値がなくなった/必要なくなった

・『金の切れ目が縁の切れ目』

恩を仇で返す人は、影響力のある人に意図的に近づいてその人に利用価値がなくなった、興味がなくなったなどの理由で次のターゲットに移ります。

・自分がお世話になった人や師匠を追い抜いた時

恩を仇で返す人は「自分の才能だ」「実力社会だ」と豪語して手のひら返したように急に偉そうにして見下します。

余計なお世話だと感じている

相手は良かれと思って手助けしているが、恩を仇で返す人はそれをお節介、余計なお世話だ、見下しているなどと感じ取っているため当然、感謝の気持ちがありません。

これはプライドがある人に見られる傾向が強く、むしろいい迷惑だと感じます。

恩を仇で返す人への対処法

恩を仇で返す人には金輪際かかわらないのがベストですが、仕事上の付き合わなければいけない時もありますね。

トラブルを避けるためにも覚えておきたい対処法は3つ。

証拠を残す

恩を仇で返す人の言動は、メールやライン、音声など証拠を残しておく必要があります。

万が一、トラブルに巻き込まれても物的証拠があれば有利に働きます。

文面が残せなかった時は、自分で日付・事細かく内容を記しておきましょう。

周りの証言も得るといいでしょう。

信用しない

初対面出会う人や付き合いが浅い人を初めからすべてを信用しないでください。

自分に近づいてきたのは

・もしかしたらなにか魂胆があるのかもしれない

・うっかり同僚に話してしまうとアイディアを盗まれるかもしれない

・人にバラされるかもしれない

と警戒してください。

状況を聞かれても「なんとか頑張っています」と曖昧に交わしましょう。

まとめ

以上、恩を仇で返す人についてまとめました。

お世話になった人を裏切るとは許される行為ではありませんよね。

そんな人はいつか自分にも返ってくるものです。

そこで初めて相手の痛みがわかることでしょう。

恩を仇で返す人にならないようにするには感謝の気持ちを忘れないことです。

お礼に「ありがとう」と言われて不快に思う人なんかいません。

『ありがとう』という言葉は人を和やかにしてくれる言葉です。

日ごろの感謝は伝えることで良好な人間関係が築けます。