自分のことを棚に上げる

自分のことを棚に上げる人の特徴・心理・対処法

自分のことを棚に上げる

自分のことを棚に上げて偉そうにしている人がウザイ!!

めんどくさい人ってどこに行っても存在しますよね。

そんなめんどくさい人との付き合い方を紹介するために、今回のテーマは『自分のことを棚に上げる人』を挙げてみます。

自分のことを棚に上げるというのは、自分も同じような言動を取っている癖に他人の言動には偉そうに注意するという意味です。

使用例:①お前だってこないだ、遅刻したじゃねーかよ!人のことそんなに責められるのか?自分のことを棚に上げてよー

②自分のことを棚に上げて説教しても説得力ありませんよ?

③よくそんな偉そうなことが言えるな!自分のことを棚に上げて!

確かに自分にも非があったのかもしれない、それは認めます。

「でもお前もそうだっただろ?」

「お前だけに言われたくない」

「そんなに責められる覚えはない」と言った感じで怒りがこみ上げてきます。

自分のことを棚に上げる人の共通点と特徴

自分を棚に上げる人には、共通して心が狭いことが多いです。

人に注意するのは自然な行為ですが、自分も同じようにやらかしているのに他人にはひどく非難するような人にだけは言われたくないですよね。

棚に上げる人とはどんな特徴を持つのでしょう。

詳しく説明していきます。

他人に厳しく自分に甘い

胃自分のことを棚に上げる人の典型的な特徴が、他人には厳しいが自分には甘々な人です。

自己管理ができなくて太っている人がそうです。

ダイエットするする詐欺とも言われています。

まさに有限不実行、結局キツイ事や嫌な事はしたくない。

でもテレビで見る芸能人などには自分のことは棚に上げて、辛口で評価します。

自分大好き!自分さえ満足できれば他人のことはどうだっていい。

自分のミスは仕方がないけど、他人のミスはバカにする、責めるなど自分のこともきちんとできていないのに他人にあれこれ指図するってなんなん?て感じで評判がとにかく悪いです。

偉そうにしている

自分のことを棚に上げる人に「○○さんもしてましたよね?」と言い返すと「俺とお前じゃ立場が違う」と偉そうに振る舞います。

自分に都合が悪くなると切り札として使う口癖です。

先輩・後輩の仲で見られがちな光景ですが、たとえ後輩の出来が良くとも一生こう言い続けるんでしょうね。

恐るべし!先輩という名の立場。

上から目線な人

こちらから求めたわけではないのに、「教えてあげる」という態度でアドバイスをしてきます。

自分のことを棚に上げる人は、結構自信家な人が多いです。

「こっちの方が似合うと思うよ」

「私がいて助かったでしょ?」

「私がいないとどうなっていたかわからない」と上から目線的です。

親切心からくるのでしょうが、無意識に自分の方が優れてると思っています。

「大丈夫!あなたにもいつか良い人が表れるよ!」と根拠もなく励まして優越感に浸る人なのです。

マウンティングしてくる

自分のことを棚に上げてマウンティングをして来る人は、確かに自慢する要素がたくさんあります。

そこそこ仕事もできて私生活も充実している傾向があります。

負けず嫌いでなんでも張り合おうとする人。

自慢さえしなければ普通に接する分には問題ないのにね。

まあ自慢するからマウンティングする人はウザイと思われてしまうのですが…

自分のことしか考えていない

人は相手の立場になって考えることができる人と、自分のことしか考えない人がいます。

自分のことを棚に上げる人はもちろん後者です。

例えば出された料理が自分の口に合わなかったとします。

たとえ口に合わなかったとしても残すのは作ってくれた相手に悪いと頭をよぎります。

残したとしても罪悪感が残ります。

相手の立場になって考えることができない人は
「まずい」と手を付けないで残すことも平気でできます。

が!自分が同じことをされたら「せっかく作ったのに!」と文句を言います。

このように相手の立場になって考えることができない人は、何事に対しても自分さえ良ければ他人のことはどうだっていいというような自分の利益だけしか見えない利己的な人です。

他人を非難する

例えば急に仕事を休まなければならなくなった時は、申し訳ない気持ちでいっぱいになりますよね。

自分のことを棚に上げる人は

「体調管理ができていない」

「仕事量・残業が増える」

「カバーする人のことを考えてない」

など責めますが、逆に自分が休むとなると

「病院に行くのだから休んで当たり前」と言って

あなたとじゃ休む理由の度合いが違う

私が休んでも誰にでも迷惑は掛けてない

と正当化します。

誰も休むのが悪いとは言っていない。

ただ誰にでもあり得ることだから責める必要がないってこと。

「お互い様だから」という寛大な心を持っていれば相手が急な休みを取っても

「自分も前フォローしてもらったから」

「気にしないで」

「お大事にね」

と優しい気持ちになれるはずです。

自分のことを棚に上げる人の心理

自分のことはさて置き、人のことになるといちいち口を挟んでくる人の心理が理解できませんよね。

いったいどういう心理なのかを紹介していきます。

自分は特別

自分のことを棚に上げる人は

「お前はダメだが俺は特別いいの!」

「俺は社長に気に入られているから許される」

「俺の営業成績とお前とじゃ違いすぎる」

といった根拠のない自分は特別感で人を見下します。

格下の相手が自分と同じことをやっているのが許せないといったわがままで自己中心的な考えです。

自分はよくて相手の非が許せないとはなんとも矛盾していますね。

優越性を抱いている

自分のことを棚に上げる人は、

自分は常に正しい事を言っている

自分は間違っていない

自分の方が優秀だ

と思い込むことで、劣等感がなくなります。

他人を見下すことで自分の優越性を示そうとした結果

私はできるからいいけどできもしないあの子がするのはダメだおかしい

という歪んだ思考を持ってしまうのです。

人に親切にされたら自分も親切で返そうと思いませんか?

そう思った人は良好な人間関係が今後も続けられそうです。

親切にしてもらって当たり前。

自分は人には親切にしないけど、自分が困ったときには絶対に助けを求めるタイプは自分勝手すぎます。

もしも助けてもらえなかったとすると腹が立って猛烈に批判します。

周りにも言いふらして悲劇のヒロインぶります。

自分のことを棚に上げる人への対処法

「新人がナメた口聞くんじゃない!」

「新人は黙ってろ!」

と理不尽な扱いを受けることがあるかと思います。

「俺のことはいいんだ!」

大人の社会にはこういった理不尽なことが多いのです。

理不尽なことを言う人に何言っても通用するわけがありません。

悔しいですが、相手を変えることはできません。

ここは大人の対応で「そうですね」「わかりました」と言いながら心の中で「あっかんべー」とすればいい。

話をさっさと終わらせる方に意味があるのです。

その方がストレスが軽減できます。

どうせこちらの言い分が通用するわけがありませんからね。

反論するだけあなたの大切な時間を奪われるほうがよっぽど無駄だと言う気持ちに切り替えましょう。

ただ、ずっといつまでも黙ってスルーしているわけではない。

対処する時は別の上司に相談するか総務課に人事異動届を出してみましょう。

一番恐れていることは自分のしたことが会社にバレて左遷や出世の道が閉ざされることなので、会社に相談するのはとても効果的です。

その際は、日付、一言一句逃さずに相手の言葉を記録しておきましょう。

今はスマホで簡単に録音できますから確かな証拠を得るには有効です。

まとめ

長い時間過ごしていれば不快な出来事もあるでしょう。

特に新人のうちや仕事を転職したばかりの頃は慣れるまでは周りに気を使い疲れる事もあるでしょう。

付き合いの幅が広がれば広がるほど人間関係にも悩み事が出てきます。

頑張る時は頑張りますけど、時にはスルーする力も身に着けてバランスを取った方がいいですよ。