「えーっと」が口癖

「えーっと」が口癖の人の特徴・心理・対処法

「えーっと」が口癖

つい、「えーっと」が出てしまう原因とは

「えーっと」「えー」が口癖の人いますよね。

この無意味なつなぎ言葉を「フィラー」といいます。

みなさん無意識に言っている人がたくさんいますよね。

相手にマイナスな印象を与えやすいと言われています。

「えーただいまご紹介に与りました○○と申します。

えーっと…本日はこのようなおめでたい席にお招きいただき、えーとても光栄です。」

ただでさえ長いスピーチなのに一語話すたびに「えーっと」「えー」で区切るのはメリハリがなく話も長くなり、聞く側が集中できません。

プレゼンでも同じことが言えます。

肝心の内容が頭に入ってこなくなりますから、結局、受け入れてもらえず話す側も損してしまってます。

話を振った時、「えーっと」「えー」が多いと

「内容に集中することができない」

「この人はきっと、何を話すのか決まっていないんだな」

「応答に困ってる?さては話聞いてなかったな?」

「適当なことを言うつもりだろう」

と思われても仕方ありません。

そう思われた瞬間、話し相手の興味は半減することでしょう。

「えーっと」「えー」は自覚がない人がほとんどです。

冒頭でも言いましたように、マイナスなイメージをもたらしてしまう人の特徴・心理や改善法を紹介しますので、最後までご覧ください。

「えーっと」が口癖の人の特徴と心理

「えーっと」が口癖の人は、自分では自覚がないのかもしれませんが、聞いてる方は

「早く言ってくれ」

「なんか隠し事でもある?」

「自信ないの?」

というふうに感じ取れます。

実際、本人の心理状態とはどのようなものでしょうか。

緊張している

大勢の前に立つことは大なり小なり誰しも緊張します。

緊張すると頭の中が真っ白になり言葉が出てこないのも緊張状態によく見られるひとつです。

「えーっと」が口癖の人は「早く何か話さないと」と焦ってしまい、つい「えーっと」を付けてしまうのです。

自信がない

自分に自信がある人は堂々としていてうらやましいですね。

説得力がある感じがします。

自分の発言に自信がない人は発言するたびに相手の反応を見ながら、これは言ってよかった、これはマズかった早く切り上げようと恐る恐る

「えーっと、、、」

「あのー、、、その、、」

を繰り返し、一語ずつ区切って話します。

そして声も小さいので、どうしても頼りなく見られる傾向があります。

嘘をついている

人間ウソをつくときはどこかに怪しい動きが見られるもの。

仕草でわかる人もいれば、顔に出る人もいます。

口から出るのは結構わかりやすいものです。

嘘が平然とつける人は早口になったり、聞かれてもいないのに関係ない話をペラペラしゃべりだします。

顔に出るタイプは嘘も苦手で言葉に詰まります。

「知りませんよ」

「何も聞いてないですよ」

「何かの間違いじゃないですか」

ととぼければいいものを

「えーっと…その…なんていうか…」もう言葉が出てきませんね。

嘘が付けないんです。

「えーっと」が口癖の人は、気が弱い性格だと言えますね。

曖昧にする

答えたくない質問や言いたくないことってたまにありますよね。

かと言って無視はできないし、どうしたらいいか悩みます。

「えーっと、うーーーん、そうだなーー」と考えるフリをして結局、答えず、相手も待てないはずなので、逆に質問返ししちゃいましょう。

そして話を向こうのペースにすり替えればうまく切り抜けることができます。

ある意味、コミュニケーション力高くて賢いですね。

間をつなげている

話と話の間が空いてしまうと、やはり少々気まずいですよね。

沈黙の時間を何かで埋めたくなってしまいます。

その時に「えー」とか「あのー」といった言葉が出てきてしまいます。

まとまった言葉もないのに気ばかりが焦ります。

でも答えがどうしても浮かばないというとき間をつなげようと「えーっと」「えーそれではですね」とちょっとでも時間稼ぎをします。

忘れた

さっきまで覚えていたのにド忘れしちゃったというときありませんか?

「えーっと」が口癖の人は、ちょっとずつ「えーっと」を挟み考えながら思い出そうとしています。

とっさに答えがでてこないのは、判断力が鈍くなったともとれます。

慎重になる

「えーっと」が口癖の人は、

「今のはまずかったのかもしれない」

「これ言ったら笑われやしないだろうか」

「間違った事を言ってないだろうか」

「こんなこと言ったら嫌われるかもしれない」

といつも不安になります。

だから「えーっと」と言葉を選びながら相手の反応を見ています。

自分の発言に注意深い人です。

「えーっと」が口癖を直す方法

絶対に使わない方がいいとは言いませんが、ただ上司や取引先との会話や会議や面接といった大事な場で頻繁に使うと自信がないと捉えられてしまうので、一回でも減らすように意識してみる必要はあります。

ただそう簡単に口癖はすぐには直せるものではありません。

それは自覚していないから。

人に指摘されても「え?そんなに何回も言ってる?」と思うでしょう。

緊張状態になるとあまり覚えていないということがありますよね。

まずは何気なく発している自分の言葉に意識してみてください。

どれくらいの頻度で口癖を言っているのか自覚することです。

周りの人に協力してもらってその都度教えてもらうのもいいでしょう。

面接やプレゼンといった大事な場面で緊張した場合

どれだけ事前に完璧に準備していても、当日忘れ物をしたり、想定外の質問を受けたり、電子機器のトラブルや体調不良に見舞われるといった何かしらのトラブルはつきものです。

トラブルが起きてしまったり緊張してしまったら、いくら頭の中をフル回転させて思い出そうとしても頭の中は真っ白!!

「えーっと」が口癖の人は、

「どうしよう…!」

「早く何か言わなくては」

と焦るからつなぎの言葉として「えーっと、そのー」が出てしまうのです。

人間緊張するのは自然な現象です。

そういう場合は

「少々、考える時間をください」と落ち着いて言いましょう。

考えがまとまりやすくなります。

全然恥ずかしくはない事ですよ。

沈黙になるとつい「えーっと、」が出てしまうので「少々、考える時間をください」の言葉を頭に入れておいてください。

忘れてほしくない言葉なので二回言いました。

まとめ

以上、「えーっと」が口癖の人についてまとめてみました。

口癖とは無意識のでるものが多いです。

これを機に自分の発言に意識してみて相手を不快にさせていないか改めて振り返ってみるのもいいですね。