がさつな人が集団の中にいると周囲をイライラさせたり不快にしたりします。
がさつだと思われないためにはどうしたらいいのか、がさつな人の対処法も含めて解説!




 

がさつな人とは


「がさつ」はガサガサ(擬音)⇒がさつく(動詞)⇒がさつ(形容動詞)と変化してきた言葉です。
ちなみに擬音から発展した言葉なので、当てはまる漢字がないという特徴もあります。
ガサガサという擬音は粗くて耳障りな音を表現していますが、同じように大雑把で無神経な人のことを「がさつな人」と呼んでいます
「がさつな人」は繊細さにかけていて、無神経に人の気持ちを逆なでしたり、落ち着きのない言動をしたりするため周囲には迷惑がられることも多いのです。
特に職場にがさつな人がいると仕事にも差し支えるでしょう。
この「がさつな人」にはどんな特徴や心理状態があるのでしょうか?

がさつな人の心理・特徴


がさつな人に対処するために、まずはその特徴や心理を覚えておきましょう。
 

面倒くさがり屋


がさつな人は基本的に面倒くさがり屋です。
何かをやること事態が面倒くさいと思うので、どうしてもやらなければいけないことも途中で面倒くさいと思ってやめてしまうこともしばしばです。
つまり物事に取り組む姿勢が中途半端なので周囲から見るとやることが雑だという印象を受けます。
 

目的意識が低い


がさつな人でなくても目標を設定していないと、結果としてがさつになってしまう場合があります。
しかし、がさつな人は目標を設定して計画的に物事を進めていくという意識がないので、常にがさつな結果になるのです。
計画を立てることで目標がはっきりし、終りが見えてきます。
いつ終わるかわからない状態だと、途中で投げ出してしまう可能性が高くなります。
そういう意味で計画を立てて、目標やどこまで進んでいるかを目に見えるようにしておくことは重要です。
 

何事にも興味がわかない


がさつな人はそもそもほとんどのことに興味がないという人が多いようです。
特に一般常識やマナー、身だしなみといった基本的なことにも興味がないため、見た目や言動ですぐにがさつな人だということがわかります。
また、他人の気持ちにも興味がなく、理解を示さないので他人の気持ちになって考えるということもできません。
そのため、普通の人であれば人の迷惑になるだろうとわかるような行為も平気でしてしまいます。
 

空気が読めない


がさつな人は空気が読めません。
人の気持ちがわからないので思ったことをすぐに口に出してしまいトラブルメーカーになります。
本人はそのことを自覚していないので、周囲が固まってしまうようなことを言っても一人平気でいます。
注意しても聞き入れるタイプではないので、改善されることもありません。
 

人の話を聞かない


人のアドバイスというものはだれにとっても耳が痛いものですが、後で思い返してみると自分のために言ってくれたとわかることがほとんどです。
しかし、がさつな人はそもそも人の云うことを聞かないので、それが自分のためだということも理解できません。
特に仕事に関することは人の言うことを聞かないことが原因で失敗をすることも多くなります。
がさつな人はミスを注意されても聞かないので、後始末は周囲の人がやることになり職場では孤立してしまいます。
 

声が大きい


声が大きい人にがさつな人が多くいます。
耳がよく聞こえない人も声が大きくなりますが、がさつな人は本人の自覚がなく声が大きいという特徴があります。
時と場所を選ばず、さらには内容にも関係なく声が大きいのが、がさつな人です。
声が大きいことで態度も大きく見えてしまいます。
 

開き直る


がさつな人は周囲に迷惑をかけることが多いので、ひどく注意されて落ち込みこともありますが、ほとんどの場合は開き直って反論します。
しかしその反論は「だって」や「でも」で始まる子供の言い訳がほとんどです。
こうした反論をする人は自分でがさつであることを自覚していますが、がさつであるからしょうがないと開き直っているのです。
自覚しているがさつな人は改善する気もない分、無自覚よりも厄介です。
 

がさつな人は不器用


不器用が原因で月な人だと思われている人もいます。
注意不足で物を壊したり、不注意で職場のデスクにぶつかったりする人もがさつな人と思われてしまいます。
このタイプは同時に2つのことができなかったり、ひとつのことに集中すると他が見えなくなったりするので、がさつと思われがちですが悪気のないタイプです。
がさつな人というよりも不器用な人と言ったほうがいいでしょう。
 

仕事はこなすだけ


がさつな人は細かいことに気がつくタイプではないので、職場では与えられた仕事をこなすだけという人と認識されています。
仕事ができる人は周りにも気を配ることができますが、がさつな人にはそれができません。
自分のことしか考えていないので事務的に仕事をこなすだけの仕事しかできません。
 

周囲の信頼がない


がさつな人は職場でもただ仕事をこなすだけで、面倒くさがり屋の面があるので周囲からの信頼を得られません。
任された仕事も単にこなすだけで個毎回配慮がないので、失敗も多く周囲に尻拭いをしてもらう状態です。
そのため職場では信頼を得られず、重要な仕事を任されることはありません。
根本的なところがわかっていないので、重要な仕事を任されないことに文句を言いますが、それがさらに信頼を失うことになります。
 

後回しにすることが多い


がさつな人は優先順位もわからないので、すぐにやらなければいけないことを後回しにする傾向があります。
やるべきことがわかっていないことも多いので、周囲に注意されて慌てて仕事をすることになるので、ますます雑な仕事になります。
その結果周囲から助けてもらってなんとか仕事をこなしていますが、自分では結果オーライのつもりでいるので周囲を苛立たせることになります。
 

人への対応がいい加減


がさつな人は行動のすべてが雑なので、人に対する対応もテキトーと思われてしまいます。
基本的に人の気持ちを気遣うことができないので、もともといい加減な自分が大丈夫なら他人も大丈夫だろうと考えて対応します。
職場で接客の仕事を任せたら最悪の喧嘩になるのは間違いありません。
 

物がよくなくなる


がさつな人は物をよくなくします。
いつも同じところに置いている道具なども、使い終わったらそのへんにテキトーに置いておくことが多いからです。
そのためどこに何があるかがわからなくなり、必要なときに時間をかけて探すという無駄なことをします。
結果的に整理整頓もできないので、職場ではデスク周りに物が散乱した状態になっています。
 

がさつな人への対処方法


がさつな人の特徴がわかったところで、次に対処方法を考えてみましょう。
 

仕事は細かく指示する


がさつな人が部下だった場合には、仕事は普通よりも細かく指示する必要があります。
仕事の流れや作業工程を細かく支持することで、がさつな人でも仕事の漏れや、やり忘れなどを防止できるので完璧な仕事が期待できます。
できれば口頭ではなくマニュアルのように文書で指示するとより確実です。
また、やるべき最低限度のポイントを決めておくことも必要です。
なんのために、いつまで、何をするのかという3つのポイントを明確にすることで作業も確実に遂行できるでしょう。
 

指摘すべきことはその場で行う


がさつな部下に仕事をさせたときには不備なところや不足なところ、勘違いしている点などが発生することがあるでしょう。
それをそのままにせず気がついたらすぐに指摘してその場で倒すことが必要です。
特にがさつな人は終わった仕事のことはすぐに忘れてしまうので、面倒でもその場で指摘することが大切です。
また、自分や会社にとって不利益になると思ったことも、必ず指摘しましょう。
あなたが我慢すれば済むことだとは考えずに、指摘することで今後のミスを少しでも減らすことができます。
職場のように長く一緒にいる可能性が高いほど、細かいことでもその場で指摘することが大切ですよ。
 

あまり期待をしない


がさつな人を嫌ったり苦手にしたりする人は基本的には真面目で几帳面な人です。
そのため自分ができることをがさつな人にも求めてしまい、イライラする原因となります。
がさつな人は自分とは違う人だということを理解すれば、自分と同じ行動ができなくても許容できるようになるでしょう。
さらに仕事であれば別ですが、それ以外ではなるべく頼み事をせず、頼んだとしても簡単なことにとどめておくことがうまく付き合うコツです。
 

褒めることも大切


がさつな人もまったくの無神経ではないので、がさつな行動が他人に迷惑をかけたということは理解しています。
しかしそれを深く考えずに流してしまうためがさつな行動を繰り返すことになるのです。
がさつな行動を注意することも必要ですが、がさつな行動をしなかったときには褒めてやることも同じく大切です。
褒められることで、がさつな人もどのような行動がいいのかをわかるようになり、次も褒められるように努力するようになります。
特に職場でのがさつな部下に対しては効果的です。
 

なるべく関わらない


職場の部下のようにどうしても関わる必要がある場合以外は、なるべくがさつな人とは関わらないのが基本です。
がさつな人とは物理的に距離を置くことで、不快な思いをする回数を減らすことができます。
会社の飲み会やイベントなどで一緒になるときも、できるだけ遠くの位置をキープしておきましょう。
がさつな人への対処法は時間がかかることが多いので、無理にがさつな人に対処するために自分が努力したり時間を使ったりすることはありません。
物理的に距離を開けておくだけで対処する必要もなくなります。
 

がさつな人にならないためには


自分ががさつな性格だと思っている人や、がさつな人になりたくない人はどのような点に気をつけたらいいのでしょうか? がさつな人にならないためのポイントを考えてみましょう。
 

To Do リストを作る


がさつな人は物事に優先順位をつけるのが苦手です。
そのため最初に何をやっていいのかわからずに混乱してがさつな行動をする原因となります。
1日のスケジュールを「To Doリスト」にして、やるべきことをしっかりと把握するようにしましょう。
自分がやるべきことを目に見えるようにすることで、慌てずに行動することができます。
また、これを繰り返すことで優先順位も次第にわかるようになり、結果としてがさつな行動もなくなります。
 

メモをつける


がさつな行動を防ぐためにはがさつに見えない行動をするのが一番です。
がさつな人は細かいことを気にしないので細かいことをメモして覚えておくということはしません。
反対にがさつな行動を防ぐにはメモをつけることも有効です。
がさつな人は細かいことをすぐに忘れるので、メモをつける習慣を身につければがさつな行動の防止に役立ちます。
 

人の話を最後まで聞く


がさつな人の特徴として人の話を最後まで聞かずに、自分なりに解釈してわかったつもりになるという点があります。
そのため話の趣旨や目的を理解しないまま行動することになるので、結果ががさつになるのです。
特に仕事に関する話は必ず最後まで聞いて、場合によってはここでもメモを活用して趣旨を理解してから行動するようにすれば、がさつな結果にはなりません。
 

やることを減らす


行動ががさつになる原因のひとつには、やることが多すぎるということもあります。
自分の行動の限界を超えてやることがあると、普段はがさつな性格ではない人でも軽いパニック状態になって結果的にがさつな行動をしてしまいます。
行動をする前にやらなくてはいけないことをチェックして、それほど必要でないことは思い切ってカットしましょう。
今までやってきたことでも本当に必要なことかを、改めて見直してみるのもいいでしょう。
意外にやらなくてもいいことや同じようなことを二重に行っているケースは多いものです。
日常の習慣や仕事のルーティンを見直してみると、無駄がなくなりスッキリするかもしれません。
行動がシンプルになるほど、がさつな結果にはならないので一度行動を見直してみましょう。
 

論理的思考を身につける


がさつな行動の裏側には行き当たりばったりの考え方があります。
つまりこうすればこうなるから、こうしようという論理的思考がまったくないのです。
がさつな人はよく物をなくしますが、物をなくさない人は一度物をなくして探したあとには、次はなくさないようなことをします。
たとえば物を置く場所を決めて必ずそこに保管する、忘れてはいけない書類は専用のファイルを作って保管するというようなことをするのです。
物をなくすのであれば、どのようにしたらなくならないかを論理的に考えましょう。
もちろんそれがすぐにできるようならがさつな性格にはなっていないので、最初は几帳面な人の行動を見習ってみましょう。
できればどのような考え方をするのかを聞いてみて、実行してみると効果があるでしょう。
 

まとめ


がさつな人の特徴や対処法はおわかりいただけたでしょうか? がさつな人は基本的には悪い人ではありませんが、結果的に周囲に迷惑をかけてしまう困った人です。
できればあまり一緒に行動したくない人ですが、同じ職場にいる場合はそうはいきません。
がさつな部下がいる場合にはうまくコントロールしないと、自分の責任問題にもなりかねませんね。
がさつな人の特徴をよく理解して適切な対処をしましょう。
この記事ががさつな人への対処に役立つと幸いです。