悪口を言う

悪口を言う人の特徴・心理・対処法

悪口を言う

世の中には人の噂話、陰口、悪口ばかり言って楽しんでいる人がたくさんいますね。

人は好きな事でつながるよりも嫌いな事で共感し合える人の方がなぜか親近感がわくからです。

直接本人に言えないから、本人が居ない所で悪口を言ってストレスを発散させている人、あなたの周りにもいませんか?

筆者の前の会社にもいました。

同期入社でそこそこ美人なS子。

作業が遅い子には「あの子って頭悪いよね」既婚者には「ブスなのによく結婚出来たね」残業を命じられた時には「ウチの上司ケチだよね、だからいつまで経っても結婚できないんだよ笑」

飲み会を断る子には「付き合い悪いわね、だから友達がいないのよ」なんて言うのは序の口。

時には知ってか知らずか筆者の知り合いの悪口も言うもんですから、聞いていて不快感しかなかったです。

後輩が寿退社する噂を聞き付けて自分が結婚式に呼ばれなかった事に腹を立てたS子はますます悪口が醜くなりました。

筆者は招待状をもらっていましたので、旦那の職業は何のか、年収はどれくらいなのか根掘り葉掘り聞いてきて(もちろん知らないと答えました)

「私ならもっと豪華な式を挙げるわ」「新婚旅行ナシなんて可哀そう、私は海外するわ」

後日、二人の写真を見せてとせがまれたものですから、見せましたけど、案の定、「何でお色直ししないの?もっと良いのあったでしょうに」
「旦那、どうってことないわね」とか言う始末です。

筆者はこう思っています。

結婚式に呼ばれなかった悔しさはわかりますが、晴れ舞台の悪口を言うのはさすがに醜すぎます。

S子は悪口さえ言わなければ話も合うし趣味も合うので付き合っていますが、周りに不快な思いをさせているのは事実です。

悪口ばかり言う人の特徴や共通点

まずは悪口ばかり言う人の特徴や共通点から考えてみましょう。

悪口ばかり言う人の特徴や共通点: 友達が少ない

悪口ばかり言う人には誰も寄り付きたくありません。

ですからプライベートまで付き合う人なんかいません。

いたとしても上辺だけの付き合いか無理やりに付き合わされている人でしょう。

悪口ばかり言う人の特徴や共通点: 嫉妬心が強い

悪口ばかり言う人は、たくさん人がいる所は話題も豊富で色んな話が持ち上がるたびに難癖付けたがります。

他人の幸せが妬ましく何かとデメリットばかり指摘します。

悪口ばかり言う人の特徴や共通点: 怒りやすい性格

悪口ばかり言う人は、上司に怒られても反論はできませんからそのうっぷん晴らしに陰で悪口を言います。

「上司ってこうよね、あなたもそう思わない?」など仲間に引き込もうとします。

悪口ばかり言う人の特徴や共通点: 常にターゲットがいる

悪口ばかり言う人は他人の悪い所しか見えてませんので、口を開けば悪口ばかりです。

時には悪口を言った本人にバレる事もあるでしょう。

そういう時は開き直り、誰が悪口をバラしたのか裏切者を見つけ出して攻撃します。

悪口ばかり言う人の心理

次に悪口ばかり言う人の心理も考えてみます。

悪口ばかり言う人の心理: 責任転嫁する

悪口ばかり言う人は「聞いた話なんだけど」「みんな言ってるんだけど」と必ず最初に言います。

万が一のことを考えて「私が言い出しっぺではない」「私は悪くない聞いただけ」という印象を与えようとしています。

悪口ばかり言う人の心理: 仲良いフリをしている

悪口や陰口は面と向かって言うものじゃありませんから、悪口ばかり言う人はグループ内では仲が良いフリをしている事があります。

本当に仲が良い友達同士でも一度くらいは不快になる事ってありますよね?
悪口ばかり言う人は一度不快感を覚えると憎しみだけが残り許せない気持ちでいっぱいになるのです。

だからと言って面と向かって言う勇気もないし、自分が一人になるのも嫌だし、だから陰で悪口ばかり言うのです。

悪口ばかり言う人の心理: 仲間を作る

悪口ばかり言う人は自分に自信がなく一人では攻撃できません。

悪口を言う時は必ず一緒に言う相手を見つけ、自分と同じ価値観の人だと思っています。

一緒に居る事で仲間との結束力を強めたいと思っています。

自分に共感してくれる人を見つけては自分は間違った事は言っていないと安心感を得たいのです。

悪口ばかり言う人の心理: とことん嫌う

『坊主にくけりゃ袈裟まで憎い』と言いますが、悪口ばかり言う人は容姿端麗で才能ある人が羨ましくもあり妬ましくもあり、何をするにも気にくわない。

どうにか攻撃してやりたい強い気持ちが悪口や陰口となるのです。

悪口ばかり言う人の心理: 悪口だと思っていない

悪口ばかり言う人は、人の容姿がどうだ、仕事の出来がどうだとそもそも悪口だとは思っていません。

事実を言ったまでだと思っています。

悪口は本人にはあまり届かないもので、言われた人の気持ちなんか考えたこともないからポンポン悪口が出るのです。

悪口ばかり言う人の心理: 自分の評価を上げたい

悪口ばかり言う人は、他人を蹴落とす事で自分の地位を守ろうとしています。

こっちのグループではいいように振る舞って別のグループには情報を流して頼りになる人という存在を作り上げようとしています。

その際、自分が情報を漏らした事は絶対に口外しないでと強く念を押しときます。

悪口ばかり言う人の心理: 自分が優位に立ちたい

悪口ばかり言う人は自分の方が優れていると知らしめたくて、相手の悪口や欠点を吹き込もうとしているのは、自分は評価されないのに他人が評価されるのが気にくわないからです。

悪口のボーダーラインはあるのか?

あなたは以下の例が本当に悪口だと言い切れますか?

例1)
A:先輩を見かけ会釈をした

B:視力が悪く後輩に気づかなかった

Bは無視した覚えはないのに「挨拶してくれなかった」「目が合ったのに無視された」と勘違いされて、
「あの人は挨拶もしない」など身に覚えのないことに悪口を言われるでしょう。

この場合、AはBが「挨拶してくれなかった、無視された」と思ったのは事実で

Bもまた、気づかず挨拶をしなかったのも事実です。

B本人に確かめれば解決した話でしたが、本人に言う事はせずに周囲に悪口を言いふらすようになります。

例2)
社員食堂でご飯を食べる時にくちゃくちゃ音を立てて食べる人のことを他人に

「あの人は食べる時にくちゃくちゃ音を立てるので不快だ」と言ったら悪口になりますか?

微妙なラインだと思いますが、悪意があっての発言は悪口になります。

ただ単に「食べる時にくちゃくちゃ音を立てるので不快だった」とだけ言えば「そうなんだ」とどうってことなかったかもしれません。

しかしこの事を社内のみんなに「あの人は食べ方が汚い」と言いふらしてマナーが悪いという印象を植え付けるのは悪口になります。

悪口ばかり言う人の対処法

最後に悪口ばかり言う人の対処法を考えてみます。

悪口ばかり言う人の対処法: 同調しない

悪口ばかり言う人と一緒にいるだけで、周りからあなたも同調しているとみなされても仕方がありません。

距離を置くのが一番いいのですが、仕事上の付き合いがあるかもしれません。

せめて一緒になって悪口を言わないようにするのが鉄則です。

悪口ばかり言う人の対処法: 真に受けない

悪口ばかり言う人はあちらこちらで悪口を言ってはストレス解消しているだけなので、いちいち真に受けないことが重要です。

また始まったくらいの聞き流す程度で構いません。

悪口ばかり言う人の対処法: 軽く注意する

悪口ばかり言う人に

「友達失くすから悪口は言わない方がいい」
「いつも誰かの噂話をしているんだから私たちもどこかで何か言われているんでしょうね」

と軽く嫌味を言うと、自分がしている事に気づくかもしれません。

悪口ばかり言う人の対処法: 相手の良い所を教える

悪口を言っている人は本人は気づかなかったり、平常心じゃなかったりすることがあります。

「周りに聞かれたらマズイよ」とか「こんな事をしてくれる良い人だよ」と教えてあげると少しは見かたが変わるかもしれません。

悪口ばかり言う人の対処法:乗っからない

自分を守るために悪口ばかり言う人と一緒になって悪口を言ってしまったらおしまいです。

悪口が本人にバレた時は言い出しっぺにされ兼ねません。

言ってしまったのは事実ですから、「私じゃない」と弁解しても信じてもらえるはずがありません。

悪口ばかり言う人の対処法: 知らなかった

もし悪口をふられたら「知らなかった」で通しましょう。

相手は乗っからないことに面白さを感じず不機嫌になるでしょう。

悪口ばかり言う人ははどこに行っても何を言っても、自分に共感してくれない人にはよそであなたの態度について悪口を言うことは間違いないです。

どの道悪口を言われるのであれば、信用をなくすような発言をしてなければ問題ないです。

言わないとわからない人にはハッキリ「人の悪口ばかり言ってるけどあなたも周りから言われているからね」と言えればスッキリするんですがね…

まとめ

悪口を言う人は相手に非がなくても何かしら難癖をつけて悪口を言いたがるものです。

あなたに問題があるわけではありませんから気にしないでください。

悪口ばかり言う人は友達も信用も失います。

あなたがそうならないためにも先ずは自分も一緒になって悪口を言わないことが大切です。