ないものねだりをする

ないものねだりをする人の特徴・心理・対処法

ないものねだりをする

ないものをねだりをする原因とは。

ないものねだりとは、自分にはないものや、憧れ、現実的に手に入れることが難しいものを欲しがることです。

「イケメンに生まれたかったな~」

「もっと身長が高ければな~」

「御曹司に生まれたかったな~」

「大金持ちになりたいな~」

「きれいになりたいな~」

など、誰でも一度はないものねだりをしたことがあるのではないでしょうか。

手に入らないものほど憧れは強くなり、ないものねだりになってしまいます。

あれも欲しい、これも欲しい。

次はあれもやってみたい、これもやってみたい。

欲しかったものが手に入るとまた違うものが欲しくなるというのが人間の本能です。

例えば小さい目がずっとコンプレックスだった目だけを整形したとします。

その時は非常に満足したが、今度は鼻が気になるようになった。

「今のままでも十分だよ」「整形する必要ある?」といくら周りが言ったところで気になるものは気になる。

そもそも鼻の整形までは全然考えていなかったのに次はここがおかしい・・と感じるようになる話は耳にします。

本来の価値を見失いがちで、これではキリがありません。

人は誰しも自分にないものに対して憧れを抱きます。

その憧れが手に入るものであれば良いのですが、手に入らないものもたくさんあります。

ないものねだりと自分でコントロールしてうまく付き合っていくことが必要です。

ないものねだりをする人

人間ですから欲というのは無限にあります。

欲が満たされないとイライラして攻撃的になったり、他人と比較して自分の惨めさに気づいたりとストレスがたまってきます。

また自信をなくす人もいるでしょう。

ないものねだりをする人の特徴を挙げていきます。

流行りに敏感である

ないものねだりをする人は、SNSをよくチェックします。

今や情報源は幅広い年代で使われているSNSは非常に便利で知り合いや他人のプライベートが簡単に見れます。

情報も豊富で見ていて楽しいですけど、良い事ばかりではありません。

他人の良いものばかりが目に付くと、どうしても今の自分と比較してしまいます。

自分も持っていないわけではないのでしょうが、どうしても自分のものと比べてしまうのが人間の本能です。

嫉妬心が強い

ないものねだりをする人は、嫉妬心が強くいつまでも根に持つ性格です。

嫉妬心が原動力に変わるときもあります。

隣の芝は青く見えるとはよく言ったもので、まさにその通り。

他人のものは自分のものよりもなぜかよく見えるものです。

後からよく見ると大して差はないはずですがね・・・

他人のキラキラした生活を見ていると初めはうらやましいな~と思って見ていたものがだんだん目障りになってきて疎ましく感じることがあります。

他の人にあって自分にはないものがあるのが受け入れられないのです。

一番許せないのは自分よりもブスに恋人がいること。

格下だと思っている相手が一つでも幸せそうにしているのが許せません。

欲が深い

最近の物はスマホにしても家電にしてもファッションにしてもすぐに新しいものが出ます。

新商品や流行りの物など周囲にある色々なものに興味津々で目移りしてしまうので、次から次へと手を出します。

苦労して手に入れたいものであっても、すぐに飽きます。

というか新しいものを手に入れた人より自分が遅れている・劣っている気がするのが嫌です。

物を大事にするタイプではありませんから、過ぎたものに執着心はないです。

負けず嫌いである

常に自分が1番でないと気が済まないタイプは他人に負けるのが嫌なのはもちろん、他人が自慢しているのも嫌。

自分も負けじと対抗します。

ないものねだりをする人は、ライバルが慕われていたりチヤホヤされているのが悔しいのです。

ないものねだりをする人の心理

「あれが欲しい」「これも欲しい」「あの人がうらやましい」と思うのは人間の自然な感情です。

でも改めて考えると自分は本当に劣っていますか?

なんだかんだ自信があるところもありませんか?

今一度他人をうらやましがる心理を考えてみましょう。

うらやましい

富や名誉があれば誇らしい。

才能や容姿に恵まれている。

SNSには豪華な料理が並んでいる。

旅行の写真が楽しそう。

それはそれは単純にうらやましい。

うらやましいほかになにもありません。

でもちょっと待って、あなたも本当に同じようなことをしたいのかしら?

自分だって人並みに人生、友達や家族と謳歌しているのに、お金持ちの方が幸せ。

豪華な料理を食べるのが幸せ。

才能がある人の方が幸せだと勝手に思い込んでいませんか。

もしかしたら見栄を張って豪華な豪華な料理をアップしているだけかもしれない。

一人旅だったのかもしれない。

才能の裏にはものすごい金と苦労と努力を積み重ねていたのかもしれない。

そういうところ考えたことありますか?

人は一部しか見ていないのです。

友達とワイワイランチするだけでも楽しいじゃありませんか。

平凡な生活が劣っているわけではありませんよ。

褒め合う

A:「Bちゃんみたいな才能が欲しかったな~」

B:「私だってAちゃんみたいな可愛い顔に生まれたかったよ~」

AB:「お互い、ないものねだりだね」

Aは純粋に相手に褒めるのではなくて自分を褒めてもらいたいために相手を褒める。

「自分も負けていないところがある」と自負しているからです。

だから相手を先に褒めれば自分も褒めてもらえると期待しています。

C:「結婚おめでとう!きれいな嫁さんにマイホームに人生バラ色だな」

D:「ありがとう、そういうお前こそ同期の中で一番早く出世したじゃないか」

人は褒められたら謙遜しながらもうれしいものです。

そして相手も褒めて喜びを分かち合います。

ないものねだりへの対処法

ある程度、欲求が満たされると次はあれをしてみたいこれもしてみたいと人の欲求はずっと続きます。

ないものねだりをするのは誰にでもある事ですが、どうしてそうなるのでしょう。

それは人と比べるからです。

なんでも優劣で考えてしまうからです。

それも他人の良い所だけを見て。

確かに輝いている人はバリバリ仕事をしてバリバリ稼いでいるかもしれない。

恋人がいて家族がいて幸せなのかもしれない。

毎日おいしいものを食べているかもしれない。

でもあなただってなにかあるはず。

ただ少々質や量が違うだけ。

気づいてないだけ。

ちょっとしたうれしいことがあるはず。

小さな幸せでもいい。

クーポンを使って安く手に入った。

今日はぐっすりよく眠れた。

明日の飲み会が楽しみ。

今日のランチが美味しかった。

想いを寄せている人と会話ができたなどなど

自分だけが幸せと感じられたらそれでいいじゃないですか。

憧れの人がいる。

あの人がうらやましいと思うなら自分と比べて悲観しないで、自分もそれに近づけるよう自分磨きに時間を使った方が自分が変わっていく過程を楽しめます。

その努力が評価され、そして自分がうらやましいと思われる存在になればこれ以上、いうことはありません。

まとめ

人と比べてこれは幸せでこれは幸せじゃないというボーダーラインはありません。

またそれを他人が決めることでもありません。

ムリして人に合わせようとせずに人と比べずに自分らしく好きなように過ごせばもっと生きやすくなるはずですよ。