人間不信な
人間不信な人の特徴・心理・対処法
人間不信になる理由
ひと言で人間不信と言ってもその程度はさまざまですが、最初から人間不信になったわけではありません。
なにかきっかけや理由があるはずです。
家族や親しい人でも信じられない状態が長く続くと社会生活が困難になってしまうほど重度な人間不信に陥ってまった場合、早めの対処が必要です。
Contents
人間不信な人に共通する特徴
人間不信な人に共通して言えるのは人を信じないことです。
信じない理由は相手にも理由がある場合と自分の性格のせいもあります。
その特徴を挙げていきますので、自分はいくつ当てはまるかチェックしてみてください。
警戒心が強い
心から信頼していた人からの裏切りほど傷つくことはありません。
相手への信頼度が高ければ高いほど、人間不信になる可能性が高まります。
裏切られた、騙された経験がある人は警戒心が非常に高くなるのも必然的な事です。
何事にもまず疑いから入ります。
あまりにも自分にとって都合の良い話を持ちかけられた場合でも絶対に乗りません。
人間不信な人は、
「うまい話には裏があるはずだ」
「こんなの出来すぎている」
何か話を持ち掛けられたらすぐに調べます。
相手が信じられない
相手が信じられない理由として挙げられるのは
・嘘をつく
よく平気で嘘をつく人を多くの人は好きになれるはずがありません。
・ミスが多い
頻繁にミスをする人に大事なことは任されません。
・口が軽い
秘密を打ち明けた内容が他人に広まった場合、ペラペラしゃべる人は信じられないのは当然のことです。
他人のプライベートやシビアな話をネタにして来る人はよそでも秘密を話します。
・時間にルーズな人
約束を守らない人や時間にルーズな人は人に信用されないばかりかビジネスに影響が出ます。
人付き合いがない
人間不信な人は他人との関わりを避ける傾向にあります。
職場ではコミュニケーションを取って円滑な人間関係を築いていきます。
ギスギスした人間関係では居づらいですよね。
ですが、人間不信な人は近所でも付き合いがなければ職場でも付き合いがない。
いつでもどこでも単独行動です。
友達がいない
明るくて社交的な人は休み時間や休日は友達や仕事仲間とワイワイ楽しく過ごします。
ですが、人間不信な人は人とのつながりや深い関係を持ちたいと思わないのです。
会話するくらいの同僚はいたとしても上辺だけの付き合いで心の底から笑う事はありません。
もちろん人を信じることもありません。
イジメられた
人の人生を変えるくらいイジメは陰湿です。
友達だと思っていた人に無視されたり壮絶なイジメに遭うのは本当につらいものです。
怒りを通り越して悲しみで人間不信になるのは当然でしょう。
過去にひどい目に遭った
濡れ衣を着せられた。
責任を押し付けられた。
友達にお金を貸したまま逃げられた。
理不尽な攻撃を受けたなど腹立たしいことがあると一生、許さないレベルで恨みます。
家庭環境が劣悪である
残念なことに親の愛情をまったく受けないで育った子どもがいます。
劣悪な環境で育つとは主に
・親から虐待を受けた
一番頼りになるはずの、一番愛情を持って育ててくれるはずの親から虐待を受けるということは誰を頼りに生きろというのでしょう。
トラウマを持って育つか人間不信に育つかのどちらかでしょう。
・育児放棄
食事を与えられない、必要な物を買ってもらえない、不衛生な状況など劣悪な環境で育つといじめの対象になりやすいです。
疑う
人間不信な人は、人に褒められても素直に言葉を受け取れません。
人を疑いたくはないのですが、やっぱり疑ってしまいます。
「何かわけがあるに違いない」
「近づいてくるにはなにか魂胆があるに違いない」
「嘘かもしれない」
と疑うあまり、感情表現が乏しくなります。
他人に期待しない
これまで裏切りや騙された経験がある人は二度と同じ想いはしたくありません。
「また裏切られるかもしれない」といった不安が常に付きまといます。
人間不信な人は、「嘘かもしれない」と警戒します。
何回お願いしても聞き入れてくれない人がいたため、他人に期待するのをやめてしまいます。
相手を試す
人間不信に陥ると、親しくなった相手に
「もし、私が死にたいと言ったらどうする?」
「もし、私に何かあったら助けてくれる?」
と問いかけます。
中には第三者に頼んで自分の悪口に便乗しないか試そうとする人もいます。
いざとなったら裏切らないか心配なのです。
大失恋の経験がある
長く付き合って結婚の約束までしていた恋人から
「他に好きな人ができた」
「やっぱり結婚はできない」
と突然別れを切り出され、ショックから立ち直れず無気力になります。
失恋から長い時間が経っても恋愛する気にはなれません。
人間不信を克服する方法
人間不信を克服するためには、自分自身が努力するしかありません。
人を疑ってばかりでは人生、楽しく生きられません。
もっと楽に生きたいはずです。
ではどうすれば、人間不信から抜け出せるか?
素直になる
気持を伝えることが大事です。
褒める・親切にされたなど人の好意を素直に「ありがとう」と受け取ってみましょう。
「どういたしまして」と返事が返ってきたら魂胆などありません。
「ありがとう」と口にするだけでお互い気持ちがいいはずです。
環境を変える
環境を変えるのも、人間不信を克服するひとつの手です。
人間は嫌になったものや人が視界に入ることでその時の記憶が蘇って精神的な苦痛が与えられます。
人に裏切られたり騙されたりして傷ついたのであれば、ずっとそこにいればつらい経験を思い出すだけです。
いっそ環境を変えてみませんか。
環境が変われば人間関係も変わります。
誰もあなたの事を知らない。
つらい過去は忘れて心機一転、気持ちもすっきり!新しい土地で頑張る気力が湧いてくるでしょう。
断る
過去に金銭トラブルの経験がある人はお金にシビアになってきます。
トラブルの元を回避するには断るしかありません。
母の入院費が必要・・闇金に追われていて引っ越し費用が足りない・・と言われてもお金は工面しないほうがいいでしょう。
断り方として「経済的余裕がない」と言えば相手は引き下がるしかありません。
人と触れあう機会を増やす
人への不信感は人との関わりの中で癒されることがあります。
他愛もないおしゃべりをして、笑って、おいしい物を食べるだけでもリラックス状態でいられます。
地域で行われるイベントに積極的に参加することで刺激を受けますし、まずは外に出て出会いを求めてみませんか。
過度な期待をしない
「こうしてくれるはずだ」「恩を返してくれるのでは」という大きな期待感を相手に抱いていませんでしたか。
期待しても価値観の違いから必ずしも相手はありがたく受け取っているとも限りません。
どんなに付き合いが長い友達や恋人でも育ってきた環境が違えば価値観が違ってくるのは当然です。
相手に期待をすればするほど意見の食い違いがあった時に裏切られた気分や損した気分になってイライラするだけです。
過度な期待はしない方がいいです。
まとめ
以上、人間不信についてまとめました。
人間不信になた人は、簡単に人を信用しません。
そのため、短期間で信頼関係を築くことは難しいです。
過去にひどい目に遭ったからみんなが敵や悪者に見えるのも無理はありません。
しかし、みんながみんな裏切ったり騙したりするような人ばかりではないということを伝えて安心感を与えることが大事です。
こちらが自分から心を開き、焦らず言葉と行動で示し続ければ、いつかきっと伝わります。
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