話がわかりにくい

話がわかりにくい人

話がわかりにくい人の特徴・心理・対処法

話がわかりにくい人には何が足りないのか?

話がわかりづらいと言われたことがありませんか。

ビジネスにおいて巧みな話術というのは必要です。

話がわかりやすく説得力がある人は商品の品質・機能・性能・魅力をわかりやすく伝えてお客様の購買意欲を高めます。

人とのコミュニケーション能力が高ければ高いほど仕事の幅も広がるものです。

逆に専門用語が多くてわかりづらいと購買意欲もなくなります。

普段の会話でもありがちです。

相手の話が難しいのか。

自分に読解力がないのか。

話が噛み合わない。

結局、何が言いたかったのか・・。

何度も聞き返していいものか悩みます。

「そんな事も知らないのか」と思われるのが嫌で質問をスルーすることもあります。

話がわかりにくい人と付き合うのは案外疲れます。

どんな人が話が分かりにくいと認定されるのか。

併せてわかりやすく伝える方法をレクチャーしますので、最後までご覧ください。

話がわかりにくい人の特徴

自分では一生懸命説明しているはずなのに「話がわかりにくい」と言われてしまったことはありませんか?

自分では気づかなかった点や話し方の特徴を挙げていきますので、改めて振り返ってみてください。

数字や比較対象がない

聞き手がよりイメージしやすくするためには数字や比較対象があればおおよその見当がついてわかりやすいです。

しかし、それらがないとイメージがしにくくなります。

「資料がたくさんあってファイリングが大変だ」

「今朝は渋滞だった」

と言われても多いのか少ないのかいまいちピンときません。

「資料が100枚あってファイリングが大変だ」

「今朝は道路が渋滞していて10分遅刻した」

と言えばどれくらいなのか想像できてわかりやすいですね。

何回も同じ事を言う

話がわかりにくい人は、同じワードを繰り返す傾向があります。

聞き手も頭の中が混乱してきます。

結局、何を伝えたかったのか自分でもわからなくなります。

「適当でいいよ」が口癖である

話がわかりにくい人は日常生活で「適当」という言葉をよく使います。

「しょうゆは適当にひと回しくらいでいいよ」

→料理しない人から言わせてもらえば「ひと回しってどれくらいの円?」

「ボトルとか醤油差しとかによって出る量も違ってくるよね?」

「そもそもひと回しってなに?」

とわかりづらいです。

他にも
A:これどこに置きましょうか?」

B:「適当でいいんじゃない?」

「じゃあお母さん、仕事に行って来るからお昼は冷蔵庫の中のもの適当に済ませて」

「適当に片づけて終わらせよ」

というように職場でも家庭でもこの「適当」をよく使います。

これほんとわかりづらいです。

主語や修飾語がない

小学校で主語・述語・修飾語を習いましね。

主語=誰が・述語=どうする(どうした)・修飾語=どんなふうに、どれくらい
私は  会社で  10時間 仕事していた

(主語)(修飾語)(修飾語)(述語)

この誰が・どれくらいが抜けてしまうと、「会社で仕事をしていた」となります。

よく主語や修飾語がないまま話す人は双方にとって誤ったイメージが頭に浮かんだまま噛み合わないことがあります。

指示代名詞が多い

日常でよく使う言葉のひとつとして「あれ・これ・それ」思い当たる人もいるのではないでしょうか。

A:「それ取って」

B:「どれ?」

A:「そこにあるでしょ」と指差すだけ。

指示代名詞は、家族間や親しい人との間では共通認識されている「省略化」されたコミュニケーションです。

「あの資料なんだけど、あの部分だけは訂正した方がいいよ」

「あれどうなった?」

指示代名詞を頻繁に使う人は自分だけわかっていて自分中心とした思考を前提として相手に理解を求めます。

話し方に問題がある

わかりにくい話し方の特徴として挙げられるのは

滑舌が悪い

声が非常に小さい

早口である

どれかが当てはまると相手は聞き取りにくい・わかりにくいでしょう。

先天性の問題で本人に悪気はないので、何回も聞き返すのは躊躇します。

せっかちである

せっかちな人は自分にとって一番大事なポイントだけを先に言う癖があります。

「いいから!早く来て!!急いでる!!」と言われたらこっちまで焦ります。

なにがあったのかわからないけど、急いでいる事には間違いありません。

「自分に関する事なのか」「どうしたんだろ」と気になって不安で仕方がありません。

業界用語が多い

芸能界、外食業界、美容界、建築業界、医療業界、IT業界、アパレル業界、観光業界などそれぞれの職種には専門用語というのがあります。

長く従事している人は日常生活でもついつい使う事があります。

それらに携わったことのない人には聞きなれない難しい言葉です。

抽象的な言葉が多い

話がわかりにくい人は

「エメラルドグリーンの絨毯が幻想的でうっとりした」

「神秘的な世界に引き込まれた」

「『家族』という長年の呪縛から解放され羽ばたくときがきた」

「暗くて長いトンネルを抜けた先には光輝く未来が待っている」

と、言った氷原をします。

なんとなく言いたいことはわかりますが、人によっては解釈がバラバラですので、必ずしも考えが一致するとは限りません。

話を伝えやすくするために

人との会話は円滑に行いたいものです。

話が伝わらないのはもどかしさを感じます。

「あの人何言ってるのかわからない」と言われるよりは自分の話は理解してもらいたいものですよね。

「話がわかりにくい」と言われたことがある人は自分の話が伝わらないのを理解力がないと相手のせいにしていませんでしたか?

改めて自分の言動を振り返ってみましょう。

相手の反応を確認する

話がわかりにくい人は相手もわかっているものだと思い込んで話しています。

「一から十まで話さなくてもわかるだろう」

「相手もきっと同じように考えているに違いない」

「この前も言ったことだから」

「当たり前のことだから」

育った環境や価値観の違いによって自分に取って当たり前のことでも相手にとっては当たり前じゃない場合もあります。

少々面倒くさいかもしれませんが、勝手な思い込みやすれ違いを避けるには一方的にしゃべらないで
相手の反応をその都度確認することです。

省略しない

主語や修飾語を省略してしまうと

「誰の事言ってんの?」

「何の事言ってんの?」

と話がまったく見えません。

話を省略してしまうと思わぬ勘違いや誤解が生じますので最低でも主語と修飾語はひとつは入れて
話しましょう。

結論から述べる

ダラダラ無意味な話を聞いているほど無駄な時間はありません。

長々と話を続けていても相手は途中から飽きるだけです。

一番重要な話だけを聞きたいのです。

例えば「お客様の反応どうだった?」と聞かれたことに対して話のわかりやすい人は「好評でした」「イマイチでした」と結論から述べます。

話のわかりにくい人は、

「あそこの店舗の年齢層には幅があります。長年通い続けている人もいれば新規のお客様もいらっしゃいます。この商品のウリは○○だからこちらの△△が・・」

とひとつひとつ過程から述べていてはもどかしいです。

「そうかそうか・・・で?お客様の反応は?」聞き手は結果を先に知りたがっています。

結論から報告して詳しい状況はあとから述べると無駄な会話が省けてスムーズです。

業界用語を控える

専門用語を使う人は賢いイメージやバリバリ仕事しているイメージがありますね。

業界同士で使う分には問題ないですが、その仕事に携わっていない人と話すときは一般的な言葉に置き換えて話すのが一番伝わりやすいです。

専門用語を頻繁に口にして相手から「なにそれ?」と言われ、いちいち説明するのも面倒くさいし、見下した感を出す人もいますので、お互い、ストレスなく会話するには専門用語は使うなとは言いませんが、なるべく控えましょう。

まとめ

以上、話がわかりにくい人についてまとめました。

話が伝わらないのを

「理解力がないせいだ」

「こんな事もわからないの?」

と相手のせいにしている人もいたことでしょう。

実際は自分にも問題があったことに気づいてもらえればこれからは相手のことも考えて
コミュニケーションが取れるはずです。