学歴にこだわる

学歴にこだわる人の特徴・心理・対処法
学歴は必要?
なぜ学歴にこだわる?
一流大学を卒業して一流企業に就職するというエリートコースに乗るには、やはり学歴は重要ですよね。
日本の大学進学率は令和2年度の調査では都道府県別に見て最下位でも40%、50%を下回っているのは18の都道府県です。
全体の進学率は54.%で男女比の割合は男性は51%、女性は57%(短期大学含む)となっております。
「学歴社会だ」という人もいれば、「実力社会だ」と考えが分かれます。
高収入を得たいと思っている人や人生の選択肢を広げるためにも高学歴卒という肩書きを持ちたい人。
専門分野を極めるために進学する人。
中学や高校を卒業したら職に就く人。
大手企業に就職するには高学歴が有利であることには間違いないし、早く働きたい、家庭の事情や学力の問題もあり大学には進学しない人はより早くから多くの現場経験を積むことになります。
中卒で議員になった一般人や芸能人もいますし、大卒だからって必ず大企業に勤められるとは限らない。
結局、その人の努力次第なんですよね~。
中卒でも稼げている人はいるし、大卒でも稼げてない人が身近に居ますので一概にどちらがいいとは言えません。
身近に居る人で言えば、将来はネイルサロンの職業に就きたいから専門学校で学ぶ方が近道だ。
高校で簿記の資格を取って卒業したら経理の仕事に就く。
教師になりたいから大学に進学する。
ただなんとなくエスカレーター式で大学に進学する
などなど、家庭環境含め考え方は人それぞれです。
個人的には必ずしも大学進学が賢明だとは思わなくて、将来、なりたい職業が明確に決まっていればそれに必要な資格を取るなり、専門の学校や大学に進学すればいいと思っています。
どうしても学歴にこだわる人は高学歴でないと大手企業に就職できないとか思ってませんかね。
その気持ちがエスカレートすると、社会人になって自分以上の学歴の人を嫉妬したり、逆に低学歴の人を軽視したりする傾向も見られます。
Contents
学歴にこだわる人の特徴
新入社員の出身大学が気になったり、高学歴出身の就職先が気になったりするものですが、就職してから事あるごとに「○○大卒なのに」と学歴が人柄を示すような偏った考えを持つのは人としてマイナスでしかありません。
学歴にこだわる人には良い悪いがハッキリわかれますので、特徴を挙げていきたいと思います。
視野を広げたい
職業によっては最終学歴が大学卒以上が応募条件となっている企業が多々あります。
いくら優秀でも高卒では応募条件を満たさず諦めることになりますが、大学卒業以上であればさまざまな分野の企業に応募することは可能ですよね。
可能性や視野は広がります。
中には将来○○になるために学びたいという人ばかりではありません。
「取りあえず視野を広げるために大学行っとこ」みたいな軽い考えの人もいます。
自分に学歴がなくて苦労した
親や自分に学歴がなかったために苦労したり、悔しい思いをした、夢を断念したという悲しい思いをさせたくないために幼少期から「大学進学は当たり前」が口癖でそのような環境で育つと大学に進学するのは必然的だと言えます。
しかし、自分の強い意志でないため、授業がつまらない、ついていけない、成績がふるわないなどの
理由から親に咎められたら
「自分は本当は就職したかった」
「本当は行きたくなかった」
「親が行けって言うから」など言い分はありがちです。
学歴自慢をする人
学歴にこだわる人にとっては、学歴は頑張ってきた証のひとつ。
高学歴を自慢したい気持ちは理解できなくもないですが、別に自慢しなくても自然と耳に入るものです。
なので自分から学歴を自慢する人はよほど自分に自信があって誇りを持っている人でしょう。
プライドが高くて自分に自信があるものだから何かにつけてマウント取る人です。
学歴は高くても人としての評価は当然、低くなります。
学歴しか取り柄がない
いくら勉強はできても授業で習わない事も学ばなければいけないのが仕事です。
コミュニケーション力や愛嬌やトーク術がもっとも大事な場面もありますから。
学校を卒業して同じ職場に入ったらみな同じスタートラインに立ちます。
学歴がない・低い人でも頑張れば実力が発揮される場です。
そうなってくると学歴が社会で通用しなくなったときに自分の高学歴をアピールします。
学歴にこだわる人は、人の学歴にケチをつけるのは劣等感を感じている証拠です。
見下す
大学・大学院まで進んで立派な肩書がある人だけがすごいわけではありません。
「ふ~ん○○大学か・・」
「○○大学?知らないな」
と見下したり「学歴がある割には仕事できないね」
と学歴と才能は比例しているものだと決めつける人がいます。
学歴がものをいう
良くも悪くも学歴と実力を結びつけようとします。
なにか間違えたり、ミスすると
「学歴がない奴はミスが多い」
「これだから○〇卒はダメなんだよな」
と悪意のある言い方で責めます。
できる人には
「さすが!○○卒は出来が違うわ」
「○○卒は頭も良いけど仕事も早い」
と褒めます。
承認欲求が強い
頑張った努力を認めたもらいたいと思うのは人間の自然な感情です。
第三者から評価されることで承認欲求は満たされます。
頑張っても誰も見向きもしないのと頑張った成果を褒めてもらうのではモチベーションが違います。
この承認欲求が強い人はこれまでの成績や実績をどこに行っても自慢したがりますが、自分を高く評価しなかった会社や人には不平不満や愚痴を漏らすこともあります。
学歴にこだわる人の心理
学歴にこだわる理由は大学ブランドを自慢したい、優良企業や大企業に努めたいなどの理由から学歴にこだわり始めます。
その心理とは?
プライドがある
学歴で待遇が変わる。
出世の早さを競うなどプライドがあります。
学歴がある人は
「自分は学歴があるのだから誰でも簡単に就職できるところは嫌だ」
「凡人や庶民と一緒にされたくない」
と変なプライドが邪魔して高望みをします。
「自分は学歴があるのだから上を目指せるはずだ」と豪語します。
将来のため
将来、安定した会社に努めたいと思うのは誰でも同じ。
学歴にこだわる人は、誰もが知る有名企業大手企業に就職するのは高学歴が必要だと思っています。
企業側も応募してきた多くの学生の中から優秀かつ人間性まで見るのは不可能です。
ですが、優秀かどうかだけは学歴でしか判断できないのが現実です。
それをふまえた上で一番大事なのは学歴だと思うのは必然的なことです。
見下す
学歴マウントをしてくる人は優越感を味わいたい。
「こんなの簡単です」
相手より勝っている要素を持ち出して、自分が優位に立ちたい。
「高卒なんか採用してうちの会社も何考えてんだか」
「高卒と一緒にしないでくれる」
「高卒の○○さんに任せて本当に大丈夫ですか?」
「高卒と一緒にされたんじゃたまったもんなじゃい」
と不満たっぷりです。
学歴がものを言う
学歴にこだわる人は、
「学歴があれば出世も早い」
「学歴があれば転職しても大丈夫」
「学歴があればバカにされない」
「学歴があれば何言っても許される」
『学歴がものをいう社会』
だと思っています。
学歴にこだわる人への対処法
学歴自慢やなにかに付けて「学歴学歴」という人は耳障りですが、褒められればそれなりに満足して話を終えていきます。
逆に言えば褒めてくれるまで自慢します。
そのため、適当な愛想笑いをしながら1回褒めてあげれば相手は気分良く去っていきます。
人間関係をうまくやっていくためには、このようなコミュニケーションも必要だと割り切ることも必要です。
一緒に仕事をする以上、無視することはできませんが、「はいはい」と言う気持ちで受け流しておくのが最も簡単な対処法です。
まとめ
以上、学歴にこだわる人についてまとめました。
学歴は一生ついてくるもの。
コンプレックスがある人も過去の栄光にすがりついている人も学歴に縛られたら自由に人生を楽しめません。
学生の頃は大学名を出せば自然と注目を浴びていたでしょうが、社会人になってからは最初だけです。
一流大学名を聞いてざわざわするのはせいぜい自己紹介の時くらいでしょう。
仕事をする場では学歴を言うこともめっきり減ってしまいます。
そうすると、以前まで頻繁に浴びていた脚光も少なくなるため、残念に思うのでしょう。
社会人になってから評価されるのは、一流学歴よりも実績・実力・実務経験が重視されています。
学歴と才能が伴っていなければ、評価が下がる一方なので、学歴にこだわるのもいい加減やめて現実を見ましょう。
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